CV:悠木碧
概要
原作23巻で初登場。
新ケロロのケロンスターの中にあったデータが意思を持ち実体化した。データを管理していた自立プログラムが性格と体の中心となっている。
「ケロン軍軍事機密アーカイヴ」にはケロン軍事史における全データが収録されており、宇宙戦闘紳士条約策定前の「破壊の時代」の力(※クルル曰く、「生命のことなんか考えねェでどんパチやってた危ねェ時代の力」)も使える。ただし、新ケロロ以前の時代であるはずのケロロ小隊については詳しいことを知らない様子であり、クルルのことも古い呼称であるクルル少佐と呼んでいた。
彼は新ケロロのケロンスターを奪い、彼を乗っ取るためにつけ狙っている。
彼の体はそのへんの物質をあつめて作られているらしく、基本的なシルエットは新ケロロに、目つきはキルルのデータに由来する。耳の部分・首・手首に青いリング状のデータハブを有し、データを引き出し顕現させる際に発光するが、ほとんどただの飾りらしい。基本がデータであるためかステルス能力はかなり高く、自在に姿を消去できるばかりかクルルのレーダーでも発見できないほど。
ケロンスターのデータそのものはロックがかけられこれ以上書き込めないらしく、黒化し反転した「ターン・ケロンスター」として腹部に表示されている。そのため、外部からデータを取り込んだ際は色違いのデータハブを増設している描写がある。
初登場の192話ではケロン星系小惑星帯の「ロック☆スター」なる施設に封印されていたが、自力で解錠し施設を破壊。見張り役として雇われていたシヴァヴァを軽くいなし、ロッドを粉砕し地球に向かう。
続く193話では一部分だけの時間と物質を固定する「戦術局地麻酔」を仕掛け、新ケロロを倒そうと武蔵市に急襲する。ギロロ伍長を一撃でボロボロにし、ケロロドラゴンの変身を「竜の書」のデータを用いて解除するなど圧倒的な破壊力を奮うが、何故か自由に動いていた金阿弥明により新ケロロの力が解放されると戦況が一転、ブラックスターの知らない「スタイル」やその切り替え戦法に翻弄され一時撤退する。
その後も地球にとどまっており、しばしば新ケロロやケロロ小隊の近くに現れる。28~29巻の「ケロロンボール編」では物語の引き金になった。
フラッシュアニメ版では
第14話から登場。原作とは異なり新ケロロとは直接の面識がなく、一方的に彼のことを知っているような様子だった。
古いタイプの変身能力を使ってクルル以外のケロロ小隊メンバーに擬態、原作とは逆に自ら新ケロロにスタイルバトルを仕掛け、彼の能力を確認して撤退する。その後は原作同様小隊周辺にちょっかいをかける役回り。ただし時系列が前後したことで、原作では登場しなかった話でも彼が黒幕になったエピソードが存在し、その過程でアリサ・サザンクロスにも付け狙われるようになる。
そして……
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以下ネタバレ注意
新ケロロと合体するとどうなるのか?
では、実際に合体するとどうなるのだろうか?その答えはフラッシュアニメ第22話にて明かされる。
ある日宇宙動物園を作ろうとしたケロロだったが、その際ケロロが誤って宇宙ケルベロスを持ってきてしまった。ケロロ小隊全員が倒されてしまったため、自身も戦うことを決意した新ケロロ。そこに「俺と合体すればアイツを倒せるぞ」と合体を望むブラックスターが登場する。
しかし背後に気付かなかったため食べられそうになる。その時とっさに新ケロロが助けようと手を差し伸べた。
そして…!
上の動画を見たら分かると思うが、とてつもない白いオーラを放った新ケロロとなる。
「この力さえあれば、地球は愚か…」とブラックスターが発言していることから、戦闘力もかなり高いことが窺え、ケロロでさえ歯が立たない宇宙ケルベロスをあっという間に吸い込んでいる。
ただしこの時は一瞬だけ合体し、すぐに元に戻ってしまった。なぜそうなったのかは明らかにされていない。
なお、このエピソードを元にした原作215話ではこの姿は登場せず、上記の該当シーンはケロロドラゴンに差し替えられており、以降のエピソードでもそういった描写は一切描かれていない。つまりこの設定は現段階ではフラッシュアニメのみであるともいえるため、後々原作にもフラッシュアニメ版とは違った合体方法で描かれる可能性があるのかもしれない。