概要
『重甲!!』
異次元軍団ジャマールの襲来を老師グルより伝えられたアースアカデミア日本支部が開発した戦闘強化服であり、派生機種も含めて素体となる「プロトタイプアーマー」(レスキューポリス三部作におけるクラステクターやソリッドスーツに相当)に昆虫の精を付与する事により完成する。
プロトタイプアーマーはともかく、昆虫の精は一つ創るのにも億単位の昆虫がその生命を捧げる必要性がある為に大量生産は不可能。
普段は小型化してビーコマンダーというアイテムに格納されているが、『重甲』する事により瞬時に装着される。装着時はまるで皮膚が置き換わったように感じるほど、違和感が無いらしい。機械と生物の両方の特徴を持っている「生きた鎧」の為、大きな損傷を追ってもビーコマンダー内で自己修復が可能であり、機械を狂わす電波等を無効化する事もできる。その反面、純粋な機械ならば効かない生物的な攻撃が効いてしまうという弱点も持つ(特に昆虫に有効な、寄生虫、低温、食虫植物の液等は顕著)
続編でメルザード怪人ダーグリフォンとの決戦にて、限界を超えて使用されたインセクトアーマーは全機消滅した。
派生機種
ブラックビート
「邪甲!」
ジャマールがインセクトアーマーをパクって完成させたジャマール製インセクトアーマー。
こちらは地球より遥かに進んだテクノロジーを持つジャマール製プロトタイプアーマーが素体の為、基本性能は地球製アーマーより高く、ネオインセクトアーマーに相当する。
ネオインセクトアーマー
『超重甲!!』
続編『ビーファイターカブト』に登場。ジャマールとの戦いが終結後、次元の穴からのインセクトメダルの飛来や、別次元からの新たな侵略者との遭遇等に備え、アースアカデミアが発展したコスモアカデミアで5年掛けて開発された新型インセクトアーマー。
初代インセクトアーマーのデーターを踏まえた最新技術を注ぎ込んだプロトタイプアーマーに
初代同様に昆虫の精を付与している。ビーコマンダーに代わる「コマンドボイサー」が採用され、アーマーのデータ入力されたインプットカードを差し込み『超重甲』することで装着される。基本性能は初代インセクトアーマーを完全に凌駕しているが、カード装填が必要な為、片手が塞がっていると超重甲が大変という欠点もある(劇中では高所から落下しかけた際、カードを口に咥えてコマンドボイサーに装填しているシーンもある)。
メルザード一族との最終決戦終了時に、アストラルセイバー、ガイストアックスと共に『光の意思』に回収されて地上から姿を消した。
ネオインセクトアーマーTYPE-Ⅱ
ネオインセクトアーマーの実戦データを元に、各国コスモアカデミア支部で開発された最新型のプロトタイプアーマーに、大甲神カブテリオスの制御装置である甲神封印剣アストラルセイバーのパーツ「インセクトメダル」の力を付与して完成した最新型インセクトアーマー。
インセクトメダルは一つ一つが「昆虫の精が何倍も凝縮された結晶体」と同然の代物であり。機械的にも昆虫パワー的にも凄まじい力を誇る。
メルザードス内部での戦闘にて、昆虫パワーを使い切り機能停止するが、最終決戦時に魔性斧ガイストアックスと合体し、邪甲神クワガタイタンを浄化し、元の大甲神へと戻している。
インセクトシェル
メルザード一族のビークラッシャー四鎧将の使用しているアーマー。理論的にはインセクトメダルの昆虫パワーを付与した*ネオインセクトアーマーTYPE-Ⅱと同じだが、インセクトアーマーが「機械的なパワードスーツ」にパワーを付与しているのに対し、こちらはメルザード製の「生物的なパワードスーツ」にパワーを付与して完成し、内部のイモムシの様な本体が「操縦」するような感じである。ネオインセクトアーマーを凌ぐ圧倒的な性能を誇るが、全体が純粋な生物である為、半機械であるインセクトアーマーなら防げる生物的な攻撃も通ってしまうという欠点があり、終盤で初代ビーファイターとダーグリフォンの戦いの余波で発生した雨(生物が浴びると体内に生体爆弾が生成されてしまう)をカブトのネオインセクトアーマーは防げたのに対し、ムカデリンガーのインセクトシェルは素通りし、中の本体まで染み込んで爆弾化されている。