平成不況後に生まれ育った世代。範囲は明確ではない。
彼らは長期停滞とデフレが定着した時代に育ち、就職氷河期世代の辛酸を目の当たりにしていたことから、「高望みはしない(出過ぎた夢は見ない)」「夢に向かうなら確実な事から着実に積み重ねていく」部分に価値を置く。 「ゆとり世代」の名は、こういった若者が前世代から見た時に、まるで行者のごとく禁欲的に見えた事から来るものである。
ただし、「さとり」の名はあくまでも「消費社会」の中で夢を実現する事に価値を置いた新人類やバブル世代の価値観に立脚したものであり、実際には彼らは夢に対するスタンスが前世代と違うだけであって、それほど悟っているわけではない。