概要
護廷十三隊十一番隊十代目隊長にして十代目剣八の名を持つ身長221cm、体重316kgの髭面の巨漢。
作中では既に故人。
人物像
110年前の十一番隊隊長。
流魂街出身、本名は「鬼厳城五助」。
八代目剣八である痣城剣八が反逆の末に投獄され、正式な襲名ではなく特例で繰り上げ昇進された九代目剣八をその手で殺して成りあがった荒くれ者。
粗暴な上に、隊首会の出席すら平気でサボる等の素行不良。当時五番隊隊長だった平子真子をして「豚みたいな奴」「難儀な奴」と言わしめる等、悪評に塗れた人物だった。
隊長となって有頂天となっていた所、更木剣八に挑まれ決闘、そのまま殺害された。
余談
そんな感じのキャラであるが、まだ設定が出来ていなかった時期に放送されたアニメオリジナル『バウント篇』では元・十一番隊隊士の死神一之瀬真樹から慕われており、彼からは「正義の為にすべてをささげた人格者」と称されていた。プロフィールを見るに突っ込みどころ満載の設定であり、どう考えてもまったくの別人である。
ファンの間では人格者であった七代目隊長「刳屋敷剣八」、もしくは八代目隊長「痣城剣八」が投獄された際に繰り上げで剣八を襲名した「九代目の剣八」を指すとされ、七代目~十一代目の代替わりが急速に行われた為に生じた誤解であると解釈されている。
経歴で分かる通り、歴代の剣八と比べれば明確に実力が劣るが、後輩の更木剣八が『歴代初の卍解未収得の隊長』と呼ばれていることから、意外にも卍解自体は習得している可能性が高い。ついでに言うと、鬼厳城が殺害した九代目剣八にも同様のことが言える。