「手に負えるか、そうでないか……ではない。
……やるしかないんだ。」
概要
『怪異症候群』シリーズの登場キャラクター。『怪異症候群2』では主人公を務める。
それは表向きの姿であり、正体は幾多の怪異を解決して来た敏腕警察官。しかし怪異に対する免疫はあまり高くない。
年齢は二十代後半。幼女から「おじさん」と言われた時は、「それほどでもないだろ……」と老けて見られたことを気にしていた(その幼女には「お兄さん」と名乗っていた)。
銀色がかった短髪が特徴で、勤務時か否かを問わず、黒いスーツを着用している。
明晰な頭脳を持ち、拳銃による射撃の腕前はかなりのもので、ナイフなどの刃物の扱いにも長けている。
『怪異症候群』の時には説明がなされていないが、普通の銃とは別に「霊光銃」という怪異撃退用の銃を携帯している。『怪異症候群2』ではこの銃を用いて霊と戦闘を行う。
素手での格闘戦においてもかなりのものであり、青峰一(怪異としか思えない打撃力を持っており、公式サイトによればフィジカル最強キャラとして作られていた)を普通に撃破した。
ゾンビに襲われた時はジャンプして飛び越えたり、素早い身のこなしでゴミ箱→自動販売機→塀の順番に飛び乗って逃げ去っている。
同じく主要人物であるオカルトジャーナリストの加賀剛や、民俗学者の霧崎翔太と、高校時代からの長い付き合いで、腐れ縁の友人である。
名前から連想できるように常にクールな性格。それでいて命令口調が多く、年下の女の子(幼女含む)には説教もする。
悪気はないのだが歯に衣着せぬ物言いが多く、年上の上司に対してもタメ口で話すなど気の利いた言い回しができない。気遣いは口よりも行動で示すタイプ。
任務を忠実にこなすイメージがありそうだが基本は人命優先。そのためなら事件解決は後回しにすることも。ただし任務は単独でも必ずやり遂げる。
一匹狼と言うわけではないが単独で怪異に立ち向かうことが多い。それは上司からの命令だったり、周囲を巻き込みたくないからというのが理由であり、必要があれば他者に頼ることも忘れない。
自分の力不足を受け入れられる一方で、一度決めたことは簡単に覆さない頑固さを持つ。
各作品での動向
怪異症候群
ひとりかくれんぼ(神代夫婦殺害)事件の後、主人公の姫野美琴の担当となる。
次々と怪異に巻き込まれる美琴を何かと気遣って勇気づけ、怪異と戦う彼女を補佐した。
能面事件の際には、能面の不意な襲撃から美琴を守っており、この時のセリフ「刺される方が好きか?」はプレイヤーの間で名言となっている。
怪異症候群2
主人公に昇格、コトリバコ事件を期に連鎖的に発生している怪異達に立ち向かう。
過去にさやかと名乗る着物の少女に遭遇しており、守護されてた事が判明。
公式サイトによれば、このために××××による支配から免れる事ができた。
怪異との連戦の中で怪異症候群に掛かる危険性に晒され命を落としかけたが、美琴のバックアップによって助かった。
怪異症候群3
所々でプレイヤーキャラクターとなり、特に最終章の大部分では主人公を務める。
ラストバトルにおいても美琴をサポートする。
ラストシーンでは美琴に……