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概要

仮面ライダーゼロワン』に登場する形態で、仮面ライダー1型の基本形態。

ゼツメライズキーを用いた変身の中では、唯一フォーム名が存在している上、キー側の命名法則もプログライズキーと同様であるなど、他の各キーの中でも突飛して異質である。

KAMENRIDER!

昆虫の絶滅種ロッキートビバッタのデータイメージ「ロストモデル」が保存されているゼツメライズキー。カラーはティールブルー

他のゼツメライズキーとは異なりプログライズキーのような名称となっていたり、ロストモデルが表示される「ライズモニター」の色が赤になり表示項目が増えている点が特徴。また、上述のようにライズスターターを押した場合の音声も異なる。

其雄が撃破された後は或人の手に渡ったが、アナザー新1号が倒されたことによる歴史復元に伴い、其雄と共に消滅した。

モデル

モデルの「ロッキートビバッタ」は、主にアメリカ合衆国の西部に生息していたバッタの一種。

ライジングホッパーのモチーフとされる「サバクトビバッタ」同様に大群を形成し蝗害を引き起こすバッタであり、1875年には51万平方キロメートル(日本の国土のおよそ1.3倍)を覆いつくす超大型の大群が発生している。この大群は一説によれば推定質量2750万トン(初代ウルトラマン786人分)、個体数推定12兆5千億匹(2017年の世界人口の1660倍)とも言われており、史上最大の動物の群集としてギネス世界記録に登録されている。

しかしこの記録的大発生からわずか四半世紀の間に急速に減少し、1902年の目撃例を最後に生存個体は発見されておらず、2014年に絶滅種と認定された。大繁栄を謳歌していながらこれほどまでに急速に絶滅に向かった生物は珍しく、絶滅の原因は今なお断定されていない。

嵐に飲まれて山の上へ巻き上げられた個体の死骸が堆積している氷河があり(その中にはグラスホッパー氷河というそのまんますぎるネーミングの氷河もある)、そこで発見される状態の良い標本を用いて現在も研究調査が進められている。

玩具版

「DXサイクロンライザー」に付属。飛電其雄の台詞を収録。

ゼロワンドライバーに使用すると「The sole hero of ju ju ju justice!ロッキングホッパー! "Kamen Rider will fight to protect humanity." Type One.」の音声が流れる。

英文意訳は「せ・せ・せ・正義のヒーローはただ一人!」「仮面ライダーは人類を守るために戦う」「1型」

他のドライバーで使用した場合でも、「ロッキングホッパー! Type One.」の音声となっている。

余談

ロッキートビバッタは「バッタの絶滅種」としては比較的知名度があり、また外見・生態も現生の近縁種と大きな差はないため、早い段階から「ゼロワンのネガライダー等、何らかの重要な役どころで登場するのでは?」と予想する人が多かった生物でもある。

ロッキートビバッタも相変異するのであれば、色や変身音からして、「孤独相」モチーフであると考えられる。もしそうなら群生相モチーフなライジングホッパーとは対になっていると言える。