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モンスター(バイオマン)

もんすたー

『超電子バイオマン』に登場する悪役で、新帝国ギアの幹部「ビッグスリー」の一員。 (メインイラスト右側の人物。)

「やはり真打は最後に登場だ、いよいよモンスター様の出番だゾ!」

(ドクターマンにスルーされ)「僕の出番は、どこ行っちゃったんでしょー?」

演:ストロング金剛

概要

新帝国ギアの幹部である「ビッグスリー」の一員で、メイスンやファラと比べると頭は働かないが、ビックスリー随一の怪力を誇り、その体当たりは壁をも突き破り、バイオマンが五人がかりでも軽々吹っ飛ばすほど。

巨大な斧モンスタートマホークを武器にする。

当時の児童書では人間を改造したサイボーグ(ただし生身の部分は殆どなく素体が何者だったかは不明)とあるが彼もメカ人間の一体である。

性格的にもメイスンやファラのような冷酷さもなく、ボケをかましては2人に突っ込まれている(第7話ではメイスンがコンパクトディスクを持ってきた時にはファラに「コンパクト?おい、おしろいを塗る奴か?」とボケをかまし、ファラに呆れられていた)またファラとの結婚を夢想して叱咤されたり、敵である桂木ひかる・ピンクファイブアクアイガー共々色目を使って袖にされたこともある。

そのため、ドクターマンにはあまり期待されておらず(冒頭のセリフのように、第3話で自分の出番とばかりに売り込んだがドクターマンに無視され、その後一人司令室でいじけていた)、メイスンやファラには小馬鹿にされており、プリンスには露骨に馬鹿にされていた。しかし、その頭の回転が働かないが故にドクターマンに対する忠誠心は凄まじいものがあり、メイスンとファラに謀反を誘われた時には一度は断っている(しかし、2人の脅迫の前に最終的には協力する事を約束した)。メイスンやファラ同様に人間の姿に化けることも出来るが、魁偉な姿である為かかえって怪しまれる事も多かった。

コミカルな反面、戦闘では持ち前のパワーを遺憾無く発揮した。レッドワンの身体をボールの様にして、ジュウオウとキャッチボールの様にレッドワンを投げ回して嬲ったり、バイオターボを運転するグリーンツーの首に鎖付きの鉤爪を食い込ませて釣り上げ、引き回した挙句ジュウオウに羽交い締めにされて抵抗出来ないグリーンツーの胸を突き上げたり、腹に何度も何度も思い切り鉄球を叩きつけたりとエゲツない攻撃でバイオマン達を痛め付けた。

ジュウオウとの関係(モンスター曰く、「無敵の怪力コンビ」)は機械同士とは思えないような「血の通った関係」を思わせ、メタルメガスの一件でジュウオウが大破してしまった時には破片を必死にかき集め、第34話にてドクターマンに修理を懇願した程である。部下思いな事を認められ、ジュウオウ共々改造・右腕が角ばったものに変わった以外はほとんど外見は変わっていないが、この右腕がビッグハンド等の様々なアタッチメントに換装されるようになる。

第48話でスーパーメガスに乗り込んでバルジオンを奪おうとしたバイオロボと戦闘になるが、必殺技である「スーパーメーザー・バイオ粒子斬り」を受けて致命傷を負ってしまう。

しかし、最後までバルジオンを本拠地ネオグラードに送る事を諦めてはおらず、最後はジュウオウの頭部をかかえながらバイオロボに突っ込んで爆死して果てた。しかし、結果的にはネオグラードにバルジオンを自らの命を犠牲にして送り届ける任務を達成したことから、ドクターマンも賞賛の声を送った。

演じたのはプロレスラーとして活躍したストロング金剛(現:ストロング小林)氏。

デザイン担当の出渕裕氏によると「デザイン段階でストロング金剛氏が演じることが決まっていたので、初めから彼を意識してデザインした」とのこと。

ちなみに当初は白塗りになる予定だったが、金剛氏が汗っかきだった為に取りやめとなった。