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チョウさんの編集履歴

2022-12-20 17:01:36 バージョン

チョウさん

ちょうさん

チョウさんは、大友克洋の漫画「童夢」に登場する人物。

概要

大友克洋が1980年から1981年に発表したSFホラー漫画童夢」の主要人物。

主人公エッちゃんこと悦子を超能力で追い詰めていく、本作の悪役

人物

本名内田長二郎。通称チョウさん

毛の薄い頭に小さな背丈でをついている、どこにでも居るような65歳の男性。舞台である堤団地の第3棟608号に住んでいる。かつては娘一家と共に暮らしていたが、現在は彼1人を残して転勤しており、管理人からは厄介払いだと判断されたことから家族関係は冷えきっている様子。表札には同居していた娘達の名前に斜線が引かれており、部屋の中には家具はおろか、生活必需品が何ひとつ置かれていない。

普段は団地内にある広場のべンチに腰掛けながら日向ぼっこをしている。常に笑顔でぼんやりしているため、周囲からはボケ老人扱いされている。


一見人畜無害の老人だが、実は恐ろしい素顔を隠し持っている。






その正体は、長年堤団地で起きている変死事件の黒幕であり、人知を超えた力を有する超能力者である。

チョウさんは人の見ていない所では、大量のバッジストラップオモチャを身に纏った姿で団地を徘徊し、奇妙な力を用いて夜な夜な窃盗殺人に手を染める。物静かな普段の姿とは異なり、言動はやんちゃイタズラッ子そのものである。欲しい品を手に入れるために住人を操り、飛び降り自殺にみせかけて殺害し続けてきたが、本人に罪の意識は全くなく、これまでの行為を「遊び」と称していた。

幼くして正義感が強く、しっかり者の少女である悦子に対し、老齢でありながら、子どもじみた狂気と歪んだ遊び心を併せ持つチョウさんは、見事に主人公と対極に位置する悪役であるといえよう。

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