概要
CV:寺島進
『龍が如く2』に登場した、警視庁公安部外事二課の刑事。階級は警部補である。通称として「鬼瓦」と呼ばれており、また韓国語に精通している。
26年前(1980年)に神室町で起きた真拳(ジングォン)派と堂島組との抗争事件を担当した際に風間新太郎に殺された真拳派のボスの妻である鄭秀淵(ジョン・スヨン)とその子供(郷田龍司)を助けて避難させる。その半年後に龍司を郷田仁の元へ預け、スヨンと同居し薫を授かるが、香港へ単身赴任中に彼女が真拳派の構成員に殺害されてしまい、その復讐のためや薫の過去を消し去るために、不法入国者達(真拳派の構成員)を手当たり次第に射殺(相手も発砲していたことから、正当防衛で処理される)していく。これが伊達が刑事になったばかりの頃に起きたため、伊達にとってかなりのトラウマとなっている。結果として「殺人刑事」と陰口を叩かれるようになった挙句に一課から外された。
劇中でも、スターダストのオーナーの一輝に康珍羽(ガン・ジンウ)という真拳派の構成員が整形で成りすまし一輝本人を監禁していたという事件が発生し、一輝と康珍羽が二人並んで見分けがつかなくなった際に、康珍羽に不意打ちされ負傷してしまったとはいえ、声と(血生臭い)匂いだけで偽者と見抜くなど、過去の経験を遺憾なく発揮する。(伊達には「勘で人を撃つのか」と批判されたが)
物語終盤、伊達達が真拳派の倉橋こと池頻敏(ジ・ヨンミン)に人質に取られてしまった時に、薫の義理の母親である民代と共に駆けつけ、倉橋に薫との関係をばらされたことで抵抗し、その際に倉橋の銃撃から薫を庇い致命傷を負うが、二人で倉橋を射殺した後は龍司と異父兄妹であること以外の全てを話して薫に看取られながら息を引き取った。
余談
『2』では寺島氏は声だけの出演だったが、リメイク版の『龍が如く極2』では、寺島氏本人の容姿に変更されている。
『極2』の発表会にて、ゲストとして寺島氏が出席した際、「ステージに上がっている何人かは朝鮮人」という不適切な発言をしてしまったため、韓国国内で物議を醸し、セガが謝罪するという事態にまで発展するという騒動が起きた。