概要
森林鉄道とは、主に林業に用いることを目的として、機材や人員の搬入、製品(木材)の搬出のために山林に敷設された鉄道。
日本では、比較的小型軽量な軽便鉄道とされることが殆どである。
1970年代半ばまでにトラック輸送などに切り替えられて殆どが廃止された。
林業等を管轄する林野庁に拠れば、現在国有林内で現役で稼働している森林鉄道は屋久島の安房森林鉄道と、京都大学芦生演習林の森林軌道のみとしている。
その反面で1990年代からは、保存鉄道として復活させる地方自治体や団体が現れている。
国内の主な森林鉄道
関連項目
豊橋鉄道田口線 - 奥三河各地の森林軌道と国鉄を連絡するために建設された。宮内省帝室林野局出資。通称「1067mmの森林鉄道」
北恵那鉄道 - 付知森林鉄道と国鉄を連絡する為に建設された。通称「1067mmの森林鉄道」
士別軌道 - 士別森林鉄道と国鉄を連絡するために建設された軽便鉄道。宮内省帝室林野局が出資し、2001年まで農林省林野局が株式を保有。