スターレット
すたーれっと
概要
もともとはパブリカの派生車種として誕生したが、パブリカが事実上廃止されたために、トヨタのエントリーカーの地位をパブリカから譲り受けた。
そしてそのトヨタのエントリーカーとしての流れはヴィッツに引き継がれたものの、2020年3月のヴィッツ廃止と共に事実上途絶えた(代替車種としてパッソやルーミーがあるがいずれもよそ様から融通してもらっている)。
しかしその一方で2代目以降はホットハッチの要素も兼ね備えており、こちらはやや形を変えてではあるがヤリス(特に1500ccノンハイブリッド)に引き継がれている。
一度は廃止された名称ではあったがその後海外向け車種の名称として復活している。
変遷
初代
1973年4月にパブリカ・スターレットとして登場。
先述の通りパブリカの派生車種で、クーペのみの設定だった。
誕生から半年後には4ドアセダンを追加。それを機にパブリカの文字を外した。
ダイハツ工業でもコンソルテクーペ・コンソルテ4ドアとして販売していたが、4ドアに関しては半自主開発車であった初代シャルマン登場に伴い1974年11月に廃止された。
3代目
1984年10月に登場。フロントエンジンのままで後輪駆動(FR)から前輪駆動(FF)に転換した。
エンジンも2代目パブリカから引き継がれ続けていたOHVエンジンから5代目カローラに採用されていたOHCエンジンに載せ替えられた。
ライトバンも設定されているが、3ドアのリアシートを荷室拡張のために簡易にしたものであった。
1986年1月にターボチャージャー搭載車が、1987年1月にはディーゼルエンジン搭載車が、それぞれ追加された。
1988年4月にはキャンバストップ仕様車が追加されている。
4代目
(メインイラスト参照)
1989年12月に登場。
ライトバンの設定をやめた(1988年8月に同じトヨタオート店扱いだったスプリンターにライトバンが設定されたため)。
ガソリンエンジンがOHCからDOHCに切り替わった。つまりターボチャージャー搭載車はDOHCターボに・・・・・えらい仰々しいコンパクトカーである。ただライバルにはOHCではあるがターボチャージャーとスーパーチャージャーを両方乗せてしまったものがあったが。
さらに1992年1月にはノーマルエンジン車も全て電子制御式燃料噴射装置(EFI)搭載に切り替えている。なお、EFI搭載車は2代目の途中から設定されてはいた。
先代末期に引き続きキャンバストップ仕様車が設定されていたが、1994年3月に販売を終了した。