概要
特定の分野や括りにおいて、極めて優秀な能力を持っていながら、それを全く自覚していない人物・キャラクターもしくはそういった人物が主人公の作品ジャンルを指す言葉。
異世界ものの現地主人公の場合、家族をはじめとする周囲による育ってきた環境、もしくは受けてきた教育が理由で『自分を普通以下、未熟者や落ちこぼれだと思い込んでいる』という要素もある。
本人にその気はなくとも、他の登場人物や読者(視聴者、プレイヤー)からは嫌味に感じられてしまうこともある。
関連タグ
またオレ何かやっちゃいました?:無自覚チートの代名詞とされるセリフ。
涼宮ハルヒシリーズ:主人公の強大すぎる能力を自覚させないようにするのが主軸の物語。
WEB小説:小説家になろう・カクヨムを始めとした投稿サイトに『主人公が無自覚チート』の作品が多数投稿され、作品ジャンルとして確立された。
該当するキャラ・人物
孫悟飯:『ドラゴンボール』の登場人物。一応は自分の力を自覚してオレンジスターハイスクールでは目立たないようにしていたつもりだが、野球では舞空術を駆使してホームランボールをキャッチする(その後空中からサードに超剛速球を投げる)、デッドボールを顔面に受けても痛がる素振りすら見せないと全く加減が足りておらず目立ちまくり、当人だけは目立ってないと思い込んでいる。
ロイド・ベラドンナ:『たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語』の主人公。生まれ育ったコンロン村が極めて規格外であったため、人間離れどころかこの世の理離れの領域に達する能力を持ちながら自分を未熟者だと思い込んでいる典型的な無自覚チート主人公である。