概要
新入りの僧がお寺の厳しい修行に耐えられず、3日もせずに逃げ出す場合があることに由来する。
「3日」というのはあくまでも短期間の例えであり、主観的に見て非常に短い期間しか続かなかった場合には、たとえ3日でなくても使われる。
ちなみに仏教における修行とは、上述した厳しいものだけでなく、一般人でも普段の生活の中で実践出来るものでもあり、代表的なものとしては「姿勢を整えて呼吸をする(自分なりに姿勢を整えたら、静かに目を瞑り、息を「フーッ」と10秒かけて吐ききり、これを繰り返す)」「掃除をする(この時「次にどこを掃除するか」などは考えないようにして、今現在に掃除している箇所に集中するようにする)」という行がある。
それでいて、そうした簡単なことであれ、上述した過酷なことであれ、「毎日欠かさず続けること」が修行で最も大切なことであるとされ、このことわざはそうした修行が続かないことの例えから生まれたものでもある。
脳科学の視点では脳はカロリーを消耗しやすく、いつも通りの事をして抑えようとする本能が三日坊主を招いているとされている。目標が高すぎることや、退屈でつまらなくなることが主な原因とされる。
三日坊主になりやすいもの
関連タグ
1月4日 一年のうち三日坊主が一番多く生まれる、であろう日
三日天下:意味は違うが、短い間しか続かない点では同じ。
芝九蔵虎ノ助:三日坊主を「一度捕まえた客は、3日で丸ボーズにムシるべし」と曲解して、信条にしている。