「……まずは試さねばなりません。教える価値があるかどうかを」
プロフィール
| 年齢 | 不明 |
|---|---|
| 身長 | 170cm |
| キャラクターデザイン | 小林美由紀 |
| CV | 新井里美 |
概要
筆頭対魔士アルトリウス・コールブランドのパートナーを務めていた、強力な炎を操る聖隷。自らの意思を持たず、アルトリウスの命ずるままに行動していたが、3年前の事件をきっかけに意思を取り戻したという。
以来、アルトリウスの行動に違和感と疑問を感じるようになり、ついに離反を決意。囚われたベルベット・クラウを脱獄させようと、単身で監獄島タイタニアに忍び込む。
ベルベットからは当初はアルトリウスに仕えていた聖隷として不審心を抱かれていたが、戦いを的確にサポートし、本気で脱獄に貢献してくれているためにとりあえず信用することに。しかし監獄島の出口に現れたドラゴンの攻撃からベルベットを庇い、致命傷を負ってしまう。もう助からないと悟った彼女は、ベルベットにかつて生贄にされた弟ライフィセット・クラウから贈られた櫛を渡し、ベルベットに自分を喰わせて彼女の力の一部となった。
その後も意識はベルベットの中に残っており、ときどき夢としてベルベットの前に現れている。
戦闘スタイル
武器は呪符。
容姿
髪型は赤い髪に白のメッシュが掛かっており、後ろでポニーテールにしている。顔には仮面をしている。
服は蝶をイメージした白基調の胸元の開いたドレスに、黒のハイソックスと白のハイヒール。
余談
中の人はヴェスペリアではクローム等を演じていた。
実は第3弾PVで情報公開前に先行登場している。
その設定から、ある人物を連想するシリーズファンは多い。果たして彼女との関係性はいかに。
関連イラスト
関連タグ
白井黒子：中の人つながりで、ベルベットの中の人は姉貴分を演じている。
以下に物語に関わるネタバレあり
その正体は「開門の日」に死んだベルベットの姉セリカ・クラウが転生した者。
アルトリウスもその事実は知っていたが、セリカを死なせる原因であった"業魔のいる世界"を憎み、「アーサー」としての自分(対魔士ではなく、セリカの夫として生きようと考えていた自分)と決別すべくシアリーズのことをあくまでも聖隷として扱っていた。
しばらくはアルトリウスの命ずるまま聖隷として行動していたが、「降臨の日」にラフィが生贄になり、カノヌシの体が復活したことで「セリカ・クラウ」としての記憶が蘇ってしまう。セリカとしてアーサーを愛する心を抱きながらも、だからこそ理想の世界を作るために家族を切り捨てた(ベルベットを騙して陥れ、ラフィを生贄にした)アルトリウスを許すことができず、彼を裏切りベルベットを脱獄させるに至った。
ベルベットはシアリーズを喰う直前に、破れた仮面からシアリーズの顔が見えたために、彼女の正体に気付いていた。ラフィの死の真相を知り絶望したベルベットが、ライフィセットの説得で自らの本心に気付いた時、姉がアルトリウスを殺して欲しいと言ったその想いをようやく理解し、自らの復讐を成し遂げる事をより深く決意する。
脱獄時に深い傷を負った事でベルベットに自分を喰わせたのだが、ベルベットに受け継がせるつもりであったソーサラー・リングの術式は、ジークフリートを参考にしているらしく命を絶つことで完成するものであったため、いずれはベルベットに自分を喰わせるつもりでいた事が、地脈の記憶から推察できる。使役聖隷の時のライフィセットとは一度会っていて、セリカ(母親)として生んであげられなかった事を謝罪している。また、このまま自分のように人間だった頃の意識が目覚めない方が幸せかもしれないと語り、最後の別れを告げていた事が明かされた。
ゼスティリアのライラと何か関係があると思われたが、炎を操ることが共通するくらいで、劇中では特にそれといった描写は全くなく、実質無関係のようだ。
…と思われていたが、原作設定を引用している外伝『テイルズオブザレイズ』で描写があり、ベルベットがライラと対面したが、その際にベルベットはライラを見て非常に驚いており、亡き姉に瓜二つだと断言していた。
ティル・ナ・ノーグにおけるベルベットとアルトリウスの決戦では、ベルベットは一度アルトリウスに敗れて倒れてしまい、生死の境目を彷徨っている時にもう二度と現れない筈のシアリーズの声を聞く。シアリーズにアルトリウスを倒せなかった事を謝るも、シアリーズはまだ終わっていない、仲間たちが待っていると後押しし、ベルベットはその声を頼りに目覚めた。そして目が覚めた時に傍にいたのはライフィセットと共に治癒術をかけ続けていたライラだった。
少なくとも何かしら関係はあると思われるが、その関係性は未だに謎のままである。
