この記事にはWeb版・書籍11巻のネタバレが含まれます。
「やらせる、ものかよおおおおおッ!!」
プロフィール
通り名 | 凌駕剣 |
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初登場 | 第五章外伝② |
本名 | フォルツァート・ドット |
身長 | 175~179cm |
メインジョブ | 【剣王】(剣士系統超級職) |
エンブリオ | 【??? ネイリング】 |
概要
アルター王国の元決闘ランキング第三位にしてクランランキング二位<バビロニア戦闘団>のオーナーだったマスター。
ティアンと結婚したマスターの一人であったが、グローリアの襲来によって全てを喪う事になる。
人物
どこか雪豹に似た雰囲気を持った男性。
メイデンのマスターらしくデンドロ世界をもう一つの現実と捉えており、初めてログインした時、後の妻となる【薬師】のエーリカ・ランスリーが【ティールウルフ】に襲われていたのが全ての始まり。
咄嗟に彼女を助けようとして剣を振るい、ボロボロになりながらティールウルフを追い払った。当初こそ相手はNPCだと考えかけたが、自身を心配そうに、懸命に薬を作ろうとしている彼女を見てゲームのキャラクターとはどうしても思えなくなり現在に至る。
やがてフィガロともよき好敵手となる等順風満帆であったが、グローリアから王国を守ろうと死力を尽くすも力及ばず、妻もろとも守りたかった場所は消滅してしまう。
エーリカの死を知る事への恐怖から事実上の引退となった。それをメールで知ったフィガロが喪失感から一瞬戦う理由を見失ってしまう程、二人は互いを認め合っていた。
リアル
20代。早めに独立してフリーで仕事するようになったWebデザイナー。独立する際に仕事を辞めて暇になったのがデンドロをやる契機となった。
戦闘能力
戦闘では剣を使用し、単独で古代伝説級UBMを討伐する程の実力者。UBMとの戦闘経験もそれなりにある為、どのようなコンセプトでデザインされているのかを冷静に分析して対応する。
エンブリオとは別に予備の武器として神話級金属の大剣を所持。グローリア相手に溶けてしまうが、これがフィガロの勝利に貢献する。
ジョブ
メインジョブ | 【剣王】(剣士系統超級職) |
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サブジョブ | 【剣士】(剣士系統下級職)、【剣聖】(剣士系統派生上級職)、【剛剣士】(剣士系統派生上級職) |
剣士系統で固めた構成。
【剣王】(キング・オブ・ソード)
剣士系統超級職。
剣士系統派生の上級職【剣聖】【剛剣士】のどちらからでも就ける珍しいジョブ。STRとAGIがよく伸び、剣技系アクティブスキルが多いのが特徴。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【??? ネイリング】 |
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TYPE | メイデンwithエルダーアームズ |
能力 | 凌駕 |
到達形態 | Ⅵ |
フォルテスラの持つエンブリオ。
メイデン体の外見は十代後半くらいの赤髪の少女だが、
立ち振舞いのせいで年齢よりも幼く見える。
アームズ体では片手で持てる長剣となる。
一口で食べられないものは一口サイズにカットしないと食べない食癖がある。
スキル
ジョブ
- 《ソード・アヴァランチ》:アクティブスキル
【剣王】の奥義。
自身の周囲全てを超々音速の刃によって斬断する連続剣。
使い手のAGIの10倍近い速度で剣を振るので剣と使い手への負担が大きく、剣が折れるリスクに加え、反動で使用後一分程度腕が動かなくなるという欠点がある。
エンブリオ
- 《オーヴァー・チェイサー》:アクティブスキル
ネイリングの固有スキル。
対象一体を指定し、指定した相手のステータスが自身より上回っている場合、相手より下回っているステータスの値を1.6倍にする。
単純なステータス増強はもちろん、増加したステータスから相手の能力やビルドを推測しやすくなる。
- 《オーヴァー・エッジ》:アクティブスキル
ネイリングの固有スキル。
刀身を光の刃で伸長する。
- 《超克を果たす者(ネイリング)》:アクティブスキル
ネイリングの必殺スキル。
『ネイリング自身の破壊』をトリガーに発動し、
破壊後の十分間刀身を光の刃で再構成し、自身を破壊した相手の物理防御力を自身の物理攻撃力に、物理攻撃力を自身の物理防御力に、そしてAGIを自身のAGIにそれぞれ加算する。
つまりこのスキルが発動している間、フォルテスラは相手の物理防御を必ず破れる物理攻撃力と、相手の物理攻撃を必ず防げる物理防御力、相手の速度を必ず上回る速度を手に入れることになる。
スキル発動後に相手のステータスが上昇した場合を除き、短期決戦での一対一ならば確実に相手を越えることができる。
余談
エンブリオのネイリングの能力は、当時まだ名前も決まっていなかった段階のネメシスの初期案の一つ。
フォルテスラのキャラデザ指定の際、参考イメージには「闇落ち前提」と書かれていたそうな……
関連タグ
この先、Web版最新話のネタバレ
トライ・フラッグスに向けてUBMへの挑戦が可能なトーナメントがアルター王国で開催された。
黄河帝国の封印珠の一つにカシミヤが挑戦した際、それは解放された。
現れたのは半分に分割されて右半身のみとなったイレギュラー、【蒼■■返 ヘイロン・■■■■■】。
全自動カウンターの雷撃で救命のブローチを着けたマスターを瞬殺。そしてグローリアの《終極》に匹敵する熱線を放ち闘技場の結界を破壊し、半身であるもう一つのイレギュラーを求めて逃走してしまう。
宛もなく逃走を選択した【ヘイロン】。しかし逃走先で待っていたのは恐怖だった。
そこに立っていたのはエーリカへの墓参りにログインし、同時に深い絶望から超級に至ったフォルテスラだった。
超常の存在である【ヘイロン】を前にしても警戒すらしない虚無。黄龍人外にすら抱いた事のないあまりにも異質な存在への恐怖から熱線を放つも、超級への進化で得たスキル〈エンド・ブレイカー〉で熱線ごと切り裂き圧倒。
それはグローリアから妻を救う事のできる力を、守るべき者を喪ってから得るという皮肉であった。
追い詰められた【ヘイロン】は半身の名を叫び、それに思うところがあったのかフォルテスラは眼前のUBMを見逃す。
全てを喪い絶望した男に『化身』の殲滅を目的に暗躍するとある勢力が声をかけ、遠くない未来敵として登場する事が示唆される。