段竹竜包
だんちくりゅうほう
「オレはおまえに2つの光をみている オレにはない2つだ」
「もっとはしゃげよ!! 天才 鏑木!!」
プロフィール
学年 | 千葉県立総北高校1年4組→2年 |
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出身中学 | 花目川中(※) |
タイプ | 不明(暫定としてクライマー) |
愛車 | 白と赤のSPECIALIZED S-WORKS |
身長 | 175cm(1年生時点) |
体重 | 64kg |
BMI | 20.9 |
誕生日 | 1993年?9月30日 |
星座 | 天秤座 |
血液型 | O型 |
※作中での言及はないが、鏑木一差と同じ中学であることが描かれている。
CV.羽多野渉
演.(舞台)植田慎一郎
概要
総北高校新1年生(のちに2年に進級)で、小野田坂道の1年下にあたる。
青みがかった短髪の角刈りにツリ目。
同じ新1年生の鏑木一差とは幼馴染で、彼を「一差」と下の名前で呼ぶ。
鏑木一差と共に社会人チーム「SS」に所属していた経験者で、入学初日に自転車競技部に入部。
普段は無口で落ち着いた雰囲気を持った少年で、明朗快活な鏑木とは対照的なコンビを形成している。鏑木とコンビを組んでいるときにはアシスト役を務めることから、レース中も常に数歩退いた立ち位置で彼をサポートする立ち位置に徹している。
ちなみに緊張に弱いらしく、入部の際は挙動不審なほどガチガチに固まっており、レースでも序盤では緊張しがちだが、その緊張の枷が外れると歯を剥き出しにし、「ガルァ」と特徴的な雄叫びを上げながら鬼気迫る走りを見せる。その速さは油断すると自分も千切れるほどと鏑木が評している。
自分の名前(苗字)に「竹」が付いていることから自室では竹製の椅子を愛用し、IHでも竹の絵柄(アニメではさらにタケノコも追加)がプリントされたTシャツを着ている。
本人は意識していないが、登りが速くなっていることを今泉俊輔が見抜き、自分の朝練ににも付き合わせるなどしてクライマーとしての才能を徐々に開花させつつある(現在はまだその途中)。それもあって秋の峰ヶ山ヒルクライムレースではメンバーに選ばれ、更にはエースを任されることとなった。
後述になるが、途中で体格に変化がみられる。
経歴
入学~ウェルカムレース
入部後の新入生ウェルカムレースでは鏑木が提案した「二人が1位2位でフィニッシュできれば、先輩を一人脱落させてでも両者出場確定」という条件の下、彼と共に他の新1年生を大きく凌駕する実力を見せるも、2年生ながら再度走ることとなった杉元照文と弟の定時兄弟の予想外の猛追に苦戦。最後は鏑木を勝たせるためサポートに徹し、結果IHへの切符を鏑木に手にさせるが、自身は3位に終わり出場を逃した。
インターハイ
インターハイの千葉県予選には参加せず学校で授業を受けながらも、鏑木が「緊張すると腹にくる」ことを心配していた。
そのあとの合宿では、鏑木に課されたハンデとして接近するとアラームの鳴るサイクルコンピュータを装着して1000km周回に挑み、序盤でプレッシャーに押されて潰れそうになる鏑木を励ます。1000㎞周回は杉元と共に残り45kmの所でタイムアウト。
全国大会の栃木大会では他の1年生共々サポートに回り、1日目は杉元に鏑木の応援を託した所、古賀公貴から「その純粋な願いは直接伝えたほうが力になる」と寒咲通司の運転するワゴン車に同乗(基本的に1年生は学連のバスでの移動となっていた)、第1ステージで銅橋正清に敗れた鏑木に激励をかけながら右手を出し労いのタッチを交わす。2日目の夜には宿泊先にて、膝を痛めた青八木一から極秘でマッサージとテーピングや痛み止めの確保を頼まれている。そして最終日は上位に食い込んでいるチームや1位でゴールした坂道の姿を見て、(ゴール前の苦しい中の一踏みは)自分には無理だと思いつつも改めて坂道の凄さを実感し、自分もIHに出たいと決意を新たにする。
IH前に行われた合宿では鏑木へのハンデとして、10m以内に接近すると警告音の鳴るサイクルコンピュータを鏑木の車両と共に装着される(同様のハンデを3年生コンビも自ら課している)。そのハンデに苦しめられ精神的に追い詰められた鏑木を励まし、モチベーションを回復させている。なお1000kmは杉元と共に残り45㎞でタイムアウトとなり走破はならなかった。
峰ヶ山ヒルクライム
IHが終了し、坂道が主将となった新体制での初レースとなる峰ヶ山ヒルクライムでは定時と共にメンバーに選ばれ(定時はスタート直前にダウンし、リザーバー登録していた鏑木と交代)、更にはエースを受け持つこととなった。当然ながら勝利のための「秘策」はなかったものの、今泉や鳴子のアドバイスを基に坂道とゴール前の走り込みを繰り返す「練習」をしてレースに備えた。
レースでは箱根学園から新開悠人と高田城の二人も参戦し、悠人の挑発や実力の差に自分のことを「普通のヤツ」と痛感させられるが、坂道や鏑木をはじめとした沢山の仲間に支えられていることを思い浮かべながら悠人とのゴール前での一騎打ちに挑み、ゴール300mの所で坂道の「オーダーだ 山頂を取れ 段竹竜包!!(…くん)」の合図の言葉(敬称以外は段竹からの要望でもあった)と共に飛び出し、悠人との接戦を物にした。ゴール時、総北の優勝を聞いて接戦中に坂道が横から抜いてゴールしたとばかり思っていたが、この時坂道はまだゴールしていなかったため、改めて自分が優勝したことを実感し改めて両腕を上げた。
その後~2年進級
2年に進級しての1年生レースでは鏑木と共にスターター役のを務め、坂道らと共に寒咲通司の運転するワゴン車に乗って戦況を観察する。途中大騒ぎする鏑木を黙らせるべく、鏑木の体にガムテープを巻いていた。
レース後に明らかになるが、上記の峰ヶ山のレース以降体の節々が軋む痛みに苦しむという不調を感じており、以前の走りができなくなっていた。しかしこのことを鏑木にも話せずにいた。更には2年目の県予選も同行していなかったこともあり鏑木から体の不調を指摘される。その鏑木からは病院に行くよう進言されるもすでに病院には行っており、診察の結果も異常なしと言われており原因不明の軋みに藻掻き苦しむ。
合宿(2年)
インターハイ全国大会に備えた合宿ではバスではなく通司のワゴン車に同乗して遅れて現地入りする。
当初、現地へ向かう車内の会話で通司から「やめたほうがいい」と言われるが、それは合宿の参加をやめる意味ではなく、今乗ってるロードで走るのをやめたほうがいいという意味だった。
これまでの不調の原因は自身の自信のなさによる混乱や体格に変化があってのことで、特に身長は通司が小さく感じるくらいに伸びており、今乗っているロードのサイズが合わなくなっていた。更に体の軋みは実は成長する際に生じる「成長痛」だったことであった。このため通司は体格に合わせたフレームのロードを用意しており、そのロードに乗りコース入りする。
実は通司も合宿の直前に坂道から相談を受けており、その進退を預かることを坂道に伝え、毎日店に通わせて出した答えが「進む」ということだった。
使用車両について
使用車両はスペシャライズドのハイエンドブランド、S-WORKS。アニメでは白地の車体にトップチューブからシートチューブ部分にかけて赤いラインが入っており、ロゴはグレーとなっている。モデルとなった車両は2015年モデルのTARMACがデザインとしては近い(参考までに)。箱根学園の銅橋正清も色違いの同型車に乗っている。
2年目の合宿ではこれまでの車両では完走もできないという通司の判断から、自身の成長した体格に合わせて通司が用意したスぺシャライズド(S-WORKSではない)に乗ることとなる。この車両は具体的なモデルは不明だが、それまで乗っていたS-WORKSよりも型落ちの中古で、旧モデルの変速機や中級クラスのホイールが装着されサドルもヤレてるという代物だが、自身としてはジャストフィットというほど体に合ったものである。
その他
3人兄弟の長男だが、下の二人が我儘なせいか譲ってしまうクセがあると言う。二人の性別は不明。
入学初日に坂道がママチャリで裏門坂から来たのを見たときは、裏門坂の激坂ぶりとその坂を坂道がママチャリで登ってきたことに驚いている。