cv:市来光弘
概要
総北高校に所属する新1年生。
大柄で声が大きく、力も強く、元気が良く、ご飯が大好き。
全く似ていないが、杉元照文の弟。
兄・照文のことを「てるにいちゃん」と呼び慕っている(原作では「照文兄ちゃん」にルビがついている)。
兄のクラスメイトであり、インターハイで活躍した小野田坂道に強く憧れている。
「はい」の代わりに「おん」と返事をする。
初めて総北高校に来たときに青八木一はあだ名を「オムスビくん」と推測していた。
入学以後は部員からは名前の「定時」と呼ばれている(照文は苗字のまま)
自転車の才能はまだ不明。
兄から教わったらしいが、兄の性格と彼の素直すぎる性格が相まって、照文のスタイルそっくりそのままに留まっている。
今泉俊輔はそこに何かを見出したらしい……?
ここぞという時のプレッシャーに弱く、当日に熱を出すことがある。高校受験当日にも38度の熱を出している。更には坂道が主将となって初めてのレースとなる峰ケ山ヒルクライムレースでも当初は段竹竜包とともにメンバーに選ばれていたがここでも熱を出してしまい、予めリザーバー登録しておいた鏑木一差が代わりに出場することとなる。
経歴
自転車部との出会い
彼の登場は中学三年生時であり、兄の照文が自転車部に連れてきたことがきっかけ。
当初は今泉から参加することに反対されていたが、今泉が課した条件(1回で3本ローラーに乗ること)をクリアし1日練習に参加させてもらった。路上での練習も最初こそは照文のフォームを真似てたせいか今泉の評価は全てダメという烙印を押されていた。しかし定時の才能を見出した手嶋純太が今泉に声をかけ、今泉が先にいる坂道にフォームを真似て追いつくよう課題を出したところ、一瞬ではあるが坂道のフォームを見事に真似て追いつき今泉を驚かせた。
1日練習からしばらく時が経ち、なんとか受験を合格して総北に入学。そして自転車部に入部する。
ウェルカムレース
入部時の一年生レースでは、途中で鏑木・段竹のコンビに追い詰められた照文をサポートする。余談だが、この時の定時は照文との会話で鏑木のことを「アブラギくん」と呼び照文にツッコミを入れられていた。
2年の同レースでは、ゴリ蔵と共に自転車を持ってない体の大きい新入部員に自転車を貸したため、回収係を沢田一人に任せることとなった。
合宿
1年の合宿では特に大きな描写がなく820キロでタイムアウト。
2年の合宿では2人一組の「相棒(バディ)」を組むルールに代わったことで、当初は照文と組もうとするが、最後の年に賭けていたことから断られており、コンビを願い出た上級生の川田拓也と組むこととなった。この時の川田との会話で、自分がこの合宿での勝負では蚊帳の外にいることを悟っていた。
最終日の照文と段竹のラストバトルに照文が敗れてリタイアしたことに伴い、力尽きた照文の介助を川田と共に行っており、その段階でリタイアした模様(以後の電光掲示板からは照文のスコアは坂道の考えから残されていたが、二人の名前は消えていた)。
この辺りから川田と共に行動することが多くなる。
ちなみに、川田が再入部したばかりの頃に照文との勝負で勝った直後、「お前の兄貴は弱かった」と悪態をつかれたことがあったが、合宿で相棒を組んだ際は「悪いな、オレなんかとコンビ組ませて」と謝罪を受け、その川田に穏やかな顔で「構わないおん」と返しているので、描写はないが少なくとも険悪な仲にはなっていない模様。
インターハイ
IH栃木大会ではサポートとして回り、1日目は諸々の事情で選手のゴールまで間に合わないと判断した古賀公貴の指示で一人でゴール前での応援をする。そして最終日の坂道の姿を見て来年のIHで優勝すると照文に宣言する。(ゴール直前に橘綾に勢いで抱きつかれて顔を赤らめており、坂道のゴール後にも抱きついている姿を見て「アヤさん・・・」と漏らしていた。)
2年になった熊本大会でもサポートとして同行し、準備がひと段落ついた際の照文と寒咲幹の会話を川田と共に聞き、この直後に突如欠員の出た選抜チームから出場する照文のロードを組むよう寒咲通司から指示を受ける。
峰ヶ山ヒルクライムレース
坂道が主将となって初めてのレースとなる峰ヶ山ヒルクライムレースで段竹と共にメンバーに選ばれるが、レース前日にプレッシャーから熱を出し、当日も回復の見込みがなかったためリザーバー登録されていた鏑木と交代する。
使用車両
使用している車両は兄と同じコルナゴ。車体色も同じ。
その他
愛用しているTシャツには、自身の返事の「おん」からか、「ON」と書かれている。