ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

メタンの編集履歴

2023-05-06 15:27:39 バージョン

メタン

めたん

最も単純な構造の有機化合物で、1つの炭素原子に4つの水素原子が結合したもの(メイン画像)。

概要

分子式はCH4。日本語名は沼気(しょうき)。モル数は16.04。CAS登録番号は [74-82-8]。

分子は炭素原子が中心に位置する正四面体構造を取る。


常温で無色、無臭、無味の気体。融点は−183℃、沸点は−162℃。空気に対する比重は0.555。

天然ガスの主成分であるほか、などのゲップにも含まれていることで知られる。

また強い温室効果ガスでもあり、効果は同量の二酸化炭素の21〜72倍にも及ぶが、大気中の含有量が少ないため、あまり問題視されていない。しかし地球温暖化抑制のためにはやはり注視するべきであろう。

そのため、畜産業界では家畜飼料としてメタンの発生しにくい物を開発したり、畜舎でメタンガスを回収する方法を研究するなどの対処の動きが起こっている。


近年ではメタンの固形物であるメタンハイドレートが次世代の燃料として注目されている。

その他

天王星海王星は強い青みを帯びているが、これは大気中のメタンが波長の長い光を吸収してしまい、波長の短い光が多く反射されているためである。


生物の分解によって発生するガスでもあるため、一部では強い悪臭を持つガスであると勘違いされているが、実際は上記の通り無臭である。ある種の風評被害とも言える。

関連タグ

有機化合物 炭素 水素 炭化水素

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました