せめて、私と同じところまで堕ちてきてよ、お姉ちゃん。
概要
初出はアプリ版『ウマ娘プリティーダービー』で、アドマイヤベガの育成シナリオを進めるとアドマイヤベガ本人から妹のことが語られ、自分の身代わりに亡くなったと述べられている。さらに話を進めると菊花賞前の回想イベントでアドマイヤベガそっくりな妹の姿が登場。「私でもよかったよね?お姉ちゃん」と言うなど夢の中で都度現れては姉を苦しめる要因になっていたが、宝塚記念を前にしたイベントを最後に姉の足の痛みを無くす代わりに以降夢の中から消え去ってしまった。
Youtubeアニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』の第2話でもアドマイヤベガの夢の中で駆け巡る姿で登場、容姿はアプリ版同様姉そっくりに描かれている。その後も都度夢の中や回想で登場し、アドマイヤベガが罪悪感を感じる要因となっている。CVはアドマイヤベガ同様咲々木瞳が担当している。
この「アドマイヤベガの妹」は史実を基にしており、アドマイヤベガの母親であるベガはサンデーサイレンスの子を受胎していたが双子で、競走馬の世界では「競走馬の双子は大成しない」と忌避され、また母親の負担も大きいことから出産前に減胎処置をされることが通例となっている。
ちなみにルームメイトのカレンチャンも史実で母馬が一緒の兄(スプリングソング)がおり、共に短距離レースを主体にしていたが、カレンチャンとの直接対決を果たす前に疝痛の悪化で予後不良となっている。つまり「生まれる前の妹を失ったアドマイヤベガ」と「直接対決を前に兄を失ったカレンチャン」という家族を失っている点で共通している。