概要
ニュージーランドにかつて生息していた大型鳥類のダチョウ目モア科に属する構成種の総称。「恐鳥」という別名を持つが、鳥が恐竜の子孫であることとは特に関係がない。
陸棲の哺乳類がほとんど生息していなかったニュージーランドの本土において、6属10種以上に進化し独自の繁栄を遂げていた。
草食性で、天敵はハルパゴルニスワシ(ハーストイーグル)以外には存在しなかったが、マオリ族が島へと上陸後、生息地の森林の減少や乱獲によって急速に生息数が減少して行き、現代では全て絶滅してしまった。
19世紀からこのモアと思われる生物がニュージーランドなどで何度か目撃されていると言われているが、初戦はUMA(EMA)の類に近いレベルの話である。
最大種のジャイアントモアは4m近い体高にまで成長する最大の鳥類の一種で、ダチョウやヒクイドリと同じく脚力が発達し、空を飛ぶことはできない。
ただし、飛べないながらも翼を持つダチョウたちと違い、モアは翼が完全に無くなっていた。