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生真面目の編集履歴2023/05/26 16:26:05 版
編集者:TAK
編集内容:生真面目同士相性が良いわけではない。

概要

度を超した真面目とでも言うべき性格

真面目という性格はポジティブなニュアンスで用いられる事が多いが、生真面目になるとネガティブな要素も含まれてくる。

傾向

大体の場合は真面目さが行きすぎた結果、極端堅物で融通が利かない等の理由で本人が損をすることが多く、この手の者は過度なお人好しの個人主義者か合理主義者かの二極化であり、どちらにも言える事だが、融通が利かない上にこだわりが行き過ぎるきらいがある。

合理主義型

自分は勿論他者にも真面目である事を強いるタイプで、正論を重視するあまり感情(人情)や相手の事情を斟酌せずに他者を追い詰めがちで、当事者との関係が著しく悪くなりやすいが、正論を重視する姿勢から全体主義等の多数派の支持を得ている者も少なくない(当事者においては少数派に分類される)。

個人主義型

自分においては真面目である事を徹底する一方で他者には真面目である事を求めない等、普段はお互いの個を大切にしようと努めるが、個人の感情を公の場に持ち込みがちにてそこから反発を招いたり、合理主義型とは逆に自らを追い詰めて周囲に(心配をかけて余計な手間をかけるなど)悪い影響を及ぼしたり、理に勝って利己主義にはしり自ら周囲との対立を決定的にしてしまいがち。

合理主義型との違いは少数派のみで、共感性や協調(仲間意識や集団性)を重視する者や社会・組織にとっては相性が良い性質・性格ではなく、その少数派故に孤立していくうちに最悪引きこもりになるケースも少なくない。

生真面目な人は何かと生真面目同士相性が良いかと言えばそうではなく、合理主義型と個人主義型の真面目さは真向から対立しやすい

何事においても個人の感情を切り捨てる真面目さの合理主義型には、心根は真面目であるが公の場でも個人の感情を持ち込む個人主義型のやり様を利己主義と捉えては徹底的に非難する者が多い。

フィクションでの描写

キャラクターの性格面では、秀才であったり努力家の人物ないしは(特に人間関係などで)不器用な人物として描かれることが多い。同年代との遊び方をはじめ周囲との適切な接し方が分からない、物事を深刻かつ大げさに受け止めすぎる、時間にうるさい、礼儀規則にうるさい、極論や精神的な視野狭窄に陥りやすい、善意の押し付け、空気が読めない等ということで、何かと人付き合いが苦手な者が多い

ディストピア世界においては体制の中心を担うか体制側から危険人物として目をつけられるかの二極化にて、前者は合理主義者、後者は個人主義者(お人好しなど)が多い。

創作物では、しばしば朗らかなキャラクター、小悪魔的なキャラクター、不良っぽいキャラクター、アホの子などとの対比(特にこれらのキャラクターを肯定的に描くための対象物)としてこの性格が付与されたキャラクターが登場する。

ただし、こうした描写表現が成される場合においては「生真面目どころか真面目それ自体が良くないこと(真面目である事そのものを否定する)」「アホである事や不良である事が称賛されるべき良いこと(アホである事や不良である事を率先して薦める)」という、これまた生真面目とは別の意味で極端な描写になり易い事にも注意を要する(もちろん、生真面目キャラとは別の真っ当な真面目キャラを出して、きちんとバランスをとった描写を用いている作品も多い)。

あるいは、これが行き過ぎる事で自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪へと至るケースも、まま見られる事がある。

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