CV:間島淳司
概要
主人公RDの種族する「マッハストーム」のライバルチームで、対照的に財力に優れる「サベージハンマー」に所属するZiファイター。
クールな性格だが、同時にプライドも高く、特になぜか目の敵にしているRDに対しては熱くなることも少なくない。
第1話からバートンと二人がかりでRDに対して襲いかかっていたが、この世界は100年以上前に大戦が終了しており、決まった場所やルール以外でゾイド同士がバトルするのは御法度とされる。
それを治安局に制止されても、あろうことかその治安局を攻撃して黙らせるなど、行動はかなり滅茶苦茶である。本当なら即逮捕だろうが、描写はないものの上司のサンドラが揉み消していると思われる。
また、エナジーライガーが憎いあまりにゾイドにも乗らずにロケットランチャーを担いで探索に明け暮れて、見つけ次第攻撃を仕掛けるというぶっ飛んだ部分を持つ。
- 歴代のライバルは、皆どこかしら異常者だが、ブレードもその例外ではない。名は体を表すとでも言うべきか、「ブレード(刃)」の様に尖った人物である。
この様に荒唐無稽で戦闘狂の様な部分を持つ人物だが、自分を慕ってくれる後輩のリュックに対しては微笑むシーンがあり、後半では敵に捕らえられた彼を命がけで救おうとしていた。
また、サベージハンマーの解散を聞いて目を伏せたり、サンドラが自分を騙していたことを告げられても「小さなことだ」と許す等、仲間と認めた相手には献身的な面がある。
しかし、終盤では共闘したものの、ファイヤーフェニックスや野良のアイアンコングの群れなどを躊躇なく殺すなどの残虐性があり、戦闘狂であるなど、やはり歴代のライバルとどこか似ている。
後半のネタバレ
過去に彼はRDとのゾイドバトルで、乗機ジェノザウラーが機械トラブルを起こしたことで敗北した。敗北の理由がわからず途方に暮れていた彼に「RDが細工をした」と告げながら現れたのが、サベージハンマーのオーナー・サンドラであった。彼女の言葉を信じたブレードは、自分のプライドを卑劣な方法で貶めたRDを憎み、彼と戦う舞台を整えるためサンドラの軍門に降ることとなった。
言うまでもないが、この一件の犯人は優秀なブレードを引き込みたかったサンドラである。物語終盤に兄のアルファ・リヒターに使い捨てられ全てを失ったサンドラは自棄になって真相を告げるが、ブレードは前述の通り許している。
まぁRDと何度もやり合ってきた以上、彼が性格的にも頭脳的にも卑劣なことはしないなど誰でもわかることであり、とっくに真相には気づいていたものと思われる。それでも、それを理由付けに彼を仕事中も含めて何度も襲撃したり、ファイヤーフェニックスを殺害するなどの凶行をしでかしたのも事実ではある。
最終回では、誤解のとけたサンドラはマッハストームに戻ったが、彼は決戦後の足取りが描かれていない。サンドラ共々マッハストームにいるのか、旅に出たか、あるいは他のチームにいるのか…。
搭乗機
- ジェノザウラー
- バーサークフューラー→バスターフューラー
- 凱龍輝→凱龍輝・スピード、凱龍輝・デストロイ
余談
- 設定上では、企画倒れとなった凱龍輝のサポートブロックスの雷電が存在しており、雷電を含めた合体形態を「凱龍輝・真」と呼ぶ。リヒタースケールによって開発されていたが、必然と戦い方も重量型となるため、ブレードの戦闘スタイルに合わず、結局使用されなかったらしい。
- しかし、凱龍輝デストロイを初めて使用した際には、野良アイアンコングの群れ相手に大火力の重砲撃を繰り返して愉悦に浸っている場面もあったのも事実である。
- 作中では、凱龍輝以外の機体では一度も荷電粒子砲を発射したことがない。毎回、横槍が入るなど何らかの理由で発射が中断している。
- 最終決戦では、ファイヤーフェニックスと思われる霊体が現れて凱龍輝を含むレジスタンス側のゾイドたちに力を与えており、自らを殺害した凱龍輝の助力をしていることから、フェニックスを(聖人にちなんで)聖獣と呼ぶ視聴者もいたらしい。