経歴
父はロッテオリオンズなどでプレーした、元プロ野球選手の横田真之。
ポジションは外野手、左投左打。
抜群の身体能力で鹿児島実業高校時代は主に4番打者としてレギュラー入りし、パワーヒッターとしてだけでなく左投げの投手としても福岡ソフトバンクホークスら5球団のスカウトから注目を集めた。2013年オフのドラフト会議にて、阪神タイガースから2位指名を受けプロ入り。
プロ3年目の2016年、当時就任1年目だった金本知憲監督の目に留まり、1番・高山俊(メイン画像左)、2番・横田慎太郎の打順で開幕1軍入り・スタメンを勝ち取った。1軍公式戦では38試合の出場・20安打・4盗塁を記録し、2軍では(同じ左打者であった)掛布雅之二軍監督の指導を受けた。
2017年、春のキャンプ離脱後の精密検査で脳腫瘍と診断され、手術の後リハビリ生活を余儀なくされた。2018年には支配下契約から育成契約に切り替わったが、「ボールが二重に見える」と選手生命に関わる後遺症のため、2019年シーズン終了をもって自ら現役引退を決断。球団職員として残る話もあったが、本人は固辞した。
2019年9月26日の福岡ソフトバンクホークスとの2軍戦が引退試合となり、途中出場での守備から(視力に違和感のある中)本能で投げた「奇跡のバックホーム」による補殺が反響を呼んだ。
現役引退後は講演やコラム執筆などの活動を行っていた。幻冬舎から自伝的エッセイ「奇跡のバックホーム」が2021年に発売、翌2022年3月には間宮祥太朗主演でテレビ朝日系列で実写ドラマが放送された。
2020年には脊髄に腫瘍が転移し放射線治療で除去するも、2022年には以前「寛解」状態だった脳腫瘍が再発。事実上治療不能となった2023年春からは療養生活を送り、同年7月18日に逝去した(28歳没)。
晩年は同じ阪神OBの「代打の神様」川藤幸三とタッグを組んで、YouTubeチャンネル「川藤部屋」に度々出演。チャンネル内では「プロデューサー」としての立ち位置で自身の近況も報告していた。
関連項目
引退したプロ野球選手一覧 外野手 プロ野球選手 阪神タイガース