分類
和名 | アカネピクミン |
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学名 | Pikminidae rubrus |
分類 | 歩根類・ピクミン科 |
概要・生態
どの作品でも主人公が最初に出会う赤色のピクミン。花の色は白。
色以外の特徴として、顔にピンと尖った鼻のような突起が付いている。
冒険の最初から最後まで活躍可能なシリーズの顔役でもあり、ピクミンと言えば真っ先に赤を思い浮かべるプレイヤーも多いだろう。
植物が進化した生物でありながら「炎熱に強い」という驚くべき特徴があるが、これは皮膚や筋繊維といった体組織の細胞が、極めて燃えにくい難燃性物質のセルロースで構成されているため。その筋繊維も、紫ほどではないが他のピクミンより太く強靭。
加えてピクミン科の中では最も動物的な闘争心や好奇心が強いようで、『3』においても隊員から「可愛い顔して好戦的」と評されている。
これらの点から、気温差による適応性や外敵への抵抗力が高く、ピクミンの中では最も生息域が広く見つけやすい繫栄した種であるとされ、熱帯(1,3)から寒冷地(2)まで多様な範囲に分布している。
性能
- 火に強い
一部の原生生物やトラップが放出する炎を浴びても平気であり、体中が燃えている原生生物やトラップの火元に攻撃して鎮火させることも可能。
また間欠炎やブタドックリが多い場所では、それらを無視してモノを運搬できるため非常に効率的。
後述の性質的にブタドックリに関しては倒して運搬した方が早い場合もあるのだが。
- 攻撃力が高い
他のピクミンよりも強い筋力と鋭く尖った鼻を使うことで、一撃の攻撃力が他のピクミンの約1.5倍と高く、主に原生生物との戦いで真価を発揮できる。
また原生生物との戦い以外でも、様々な仕事で攻撃力が影響し、『2』以降の作品では壁の破壊が早くなっている他、『2』では橋を掛ける速度が、『2』『3』ではモノを掘り起こす速度がそれぞれ早くなっている。
取り合えず力仕事があれば、赤ピクミンに任せれば間違いはないようだ。
運搬は他の色に任せて赤ピクミンで原生生物を倒していくという役割分担を行うのもあり。
『ピクミン2・3』での赤ピクミン
『2』『3』では戦闘の代替手段の多さと、火属性の重要度の低さから何かと不遇と言われることが多い。紫は足が遅く回避に向かない上に数を揃えるのが難しい、岩は数こそ揃えられるが敵に張り付けないという欠点があるため、総合的な「扱いやすさ」と「小回りの良さ」を重視して、赤ピクミンを愛用するプレイヤーも存在する
というより、総合的に言えば簡単に数を揃えられる上に癖も少なく大抵の敵ともオールマイティーに戦えるため、局所的な上位互換はいても赤ピクミンとセットで戦闘を行うプレイヤーも多い。
さらにどの作品でも最初に出会うため数が揃っていることが多く、何かあれば赤ピクミンに頼る人も多いだろう。
『Hey!』以降の赤ピクミン
『Hey!』ではピクミンが死にやすい上、赤ピクミン以外では全く手を出すことのできないヤキコチャッピーの登場や、燃え盛る道を鎮火させるギミックの登場で、相対的に個性が強くなった。
『4』では炎のトラップが赤ピクミンでないと破壊不能になっている上、赤ピクミンでないと扱えない種火というギミックも登場し、藁を燃やしたり釜戸を点火する役目から「巨人のかまど」と言ったステージではかなり重宝する。
また入り口が水没しているため青ピクミンしか連れていけない『2』の水中の城、同作の深海の城のように、入口が炎に包まれ赤ピクミンしか連れて行けない洞窟も存在する。
加えて、こまめな資材集めや橋などのギミックが多くこれまでの作品以上にダンドリを要求される『4』においては移動速度が遅く集めるのに時間のかかる紫ピクミンがやや使いにくくなったのも大きく、扱いやすさが向上している。
さらに、本作では隊列に3種類のピクミンしか連れることができないため、炎の対処もできる上にある程度戦闘が得意な赤ピクミンはお得な存在とも言える。
更には突撃指示も使えるので『2』の頃は容易く対処の出来なかったヤキチャッピーを含め、通常の相手ならあっという間に倒し切ることも可能。