概要
本苑が世田谷区上用賀にある、日本中央競馬会(JRA)が運営する馬事普及の拠点。
各種専門馬術競技会が定期的に開催され、愛馬の日、馬に親しむ日などは各種イベントの会場となっている。
千葉県白井市に日本中央競馬会競馬学校が開設されるまでは中央競馬の騎手の養成も行われていた。
東京オリンピック(2020年)の競技会場に選定されて休苑となり、事業所は栃木県宇都宮市に移転している(2023年11月3日にリニューアルオープンの予定)。
略歴
1934年、東京オリンピック(1940年)の馬術競技の会場として、帝国競馬協会が東京市世田谷区用賀に土地を購入。
1938年、支那事変の影響で、日本は東京オリンピックの開催権を返上。
1940年9月29日、開苑。
1944年、「修練場」に改称。
1948年、「農林省畜産局競馬部東京競馬事務所」に改称。「騎手養成所」を復活。
1950年、第1回長期騎手講習を開始。
1954年、日本中央競馬会の管轄下に置かれ、再び「馬事公苑」となる。
1964年、東京オリンピック(1964年)の馬術競技の会場となる。
1982年、白井市に日本中央競馬会競馬学校が開校され、騎手養成業務はそちらに移管。
2016年、東京オリンピック(2020年)の会場となり、整備工事のため休苑。
2017年、栃木県宇都宮市の競走馬総合研究所本所に移転。「JRA馬事公苑宇都宮事業所」に改称。