曖昧さ回避
- 勇者ライディーン⇒1975~76年に放送されたロボットアニメ、及び主役のスーパーロボットの名称。
- 超者ライディーン⇒1.を原案とした1996年に放送されたヒーローアニメ。
- REIDEEN⇒1.を原案とした2007年に放送されたロボットアニメ、及び主役のスーパーロボットの名称。
- YMOの楽曲、RYDEEN
- ファイナルファンタジーシリーズに登場する召喚獣。オーディンの強化版。
1のライディーン
パイロットはひびき洸。身長52メートル、重量350トン
1万2千年前ムー大陸で、ムー帝国の王ラ・ムーの命により妖魔帝国の侵略に対抗するために開発された巨大ロボット。
普段は人面岩内部に金色の素体状態で格納されているが、ラ・ムーの血筋を引いている洸が「フェード・イン」と叫んで額部分に一体化することで、彼の念動力に反応して起動する。
ムートロン金属で構成されており、動力源となる神秘の力ムートロンの作用により、戦闘でダメージを受けても素体状態の時に自動的に再生する。中盤で強化改造を試みた際には搭載しようとしたガトリングミサイル砲を拒絶し溶接機の熱で溶けるなど素体状態の防御力は高いうえ、妖魔帝国が使用する触れるものをみな石化させる黒い稲妻や術攻撃に対する耐性も備わっているなど、妖魔帝国に対抗できる唯一の存在である。
コックピットは人間の心臓にあたる場所にあり、フェード・インした後、内部のシャフトを降下して座席に収まる。洸の腕に操縦用のサブアームを連結させることで腕部を操作する。
洸とは一心同体であり、巨烈獣コーカツと戦った際にはライディーンの激しい損傷の影響で洸も命を落としてしまったがのちにムートロンの力で蘇生した。
人為的な強化が試みられて失敗した後、自ら封印を解き、より強力な武器を使用可能とした。中にはゴッドボイスのように諸刃の剣のような武器も存在している。
武装
主な武装は右腕のゴッドブレイカーに集中しており、封印の解放前は右腕が使えなくなるとほとんどの武器が使えなくなるため大幅に弱体化してしまう弱点があったが、先述のゴウガンソードを獲得したことでその度合いも小さくなった。
- ゴッドソード:かつてライディーンが持っていたとされる手持ちの剣。
- ゴッドゴーガン:左腕に装備した弓が開き、矢(ゴッドアロー)を背中から取り出し放つ。矢自体は単体でも使用可能でそのまま投げて使用したこともあった。
- ゴッドブレイカー:右腕に装備された短剣状の武器。攻防一体の戦法を使う。
- ゴッドブロック:ブレイカーが変形し防御用のシールドになる。
- ゴッドブーメラン:ブレイカーをブーメラン状に変形させ投擲する。
- ゴッドミサイル:腹部から発射される鳥型のミサイル。ミサイルとして使用しただけでなく囮としても使用した。連射可能。
- ゴッドアルファ:念動力を増幅し、エネルギーを放出する。使用する時は全身が黄金に光り輝く。念動力を多く消費する関係上、多用できない武器である。
封印解除後の武装
巨烈獣との戦闘によりライディーン自身のパワーアップが必要と判断した結果、強力な武装の封印を解除することとなった。あくまで封印であるため最初からライディーンに備えていた能力ではあるが、強力すぎるため使いこなせないと判断したのか洸の戦闘経験の浅い初期では存在そのものを隠蔽していた。
どの武器も強力であるため多大な念動力を必要とするものが多く、中でもゴッドボイスは命を削るレベルの危険な武器であった。
- ゴッドブレイカー・エネルギーカッター:ブレイカーの刀身をエネルギーで覆い、切り裂く。刀身を伸ばして巨大な敵を両断する戦法も見せた。
- ゴッドブロック・ビッグスピン:ブロックを横に広げ高速回転して防御を行う。
- ゴウガンソード:ゴッドゴーガンの弓で敵を切り裂く。
- ジェットブーメラン:ゴッドブーメランが変形したもの。高速射出し敵を貫く戦法を取ることができる。ブレイカーの刀身を出したまま射出することも可能。
- ゴッドボイス:胸部からコーン状の発射口が出現し、超音波により敵を粉砕する。
ゴッドバード
鳥型戦闘機形態。遠距離を移動する際やスピードの早い敵の追跡に多用し、この形態での体当たりゴッドバードアタックが必殺技となる。
余談
顔のモチーフはスフィンクス。また、全体的に侍の甲冑のような形状をしているのは、当時大ブームだったマジンガーシリーズが洋風の外見をしていたからその逆で和風にしたらしい。
長浜ロマンロボという繋がりの為か東映製作の作品ではないのにロボットガールズZオンラインにライディとして参戦している。
アニメ終了後から35年後を描くゴッドバード(漫画作品)では、もう一体準備されていたことが判明。「月のライディーン」という金飾り以外は全身黒になった機体が登場している。(超合金魂のブラックライディーンが元ネタ)
また、妖魔帝国の侵略時には生産が間に合っていなかった「真のライディーンの剣と盾」という専用装備があることも判明。月のライディーンとともにムー帝国滅亡後に長い時間を掛けて製造、異次元に秘匿されていた。
この月のライディーンに対して従来のライディーンは「太陽のライディーン」と呼称されている。2機のパイロットの意識が完全同調すると分子レベルで融合を起こし、「日蝕のライディーン(エクリプスライディーン)」という所謂パワーアップ形態となる。この形態では真のライディーンの剣と盾が合体することで真のゴッドバード(エクリプスゴッドバード)に変形することが可能となり、通常をはるかに上回る破壊力を持つゴッドバードアタックを放つことが出来るようになる。
3のREIDEEN
パイロットは才賀淳貴。身長70m、重量8万t
"おおいなるもの"と呼ばれる黄金の巨人で、遥か太古の昔に滅び去った種族が作り出した戦闘兵器。だが永遠の時間を過ごした末に神にも等しい力を持つに至ったことで自らの力を封印し、長い眠りについていた。
現代になって銀河連盟の襲来に伴い、黒神山遺跡を訪れた淳貴にパイロットの証である神代文字が描かれた腕輪を授けた。
腕輪をつけた淳貴が「ライディーン」と叫ぶと天空から召喚され、原点同様「フェード・イン」の掛け声を上げるとライディーンが淳貴をコックピットへ転送する。その際淳貴は全裸になってしまうが後になって乗り込んだ後にはバトルスーツを着込んだ状態になり、降りた後は乗り込む前の服装に戻るようになった。ライディーンが乗り込む前の服や眼鏡、乗っていたバイク等を預かっていて、降りる時にそれを返してくれるとの事。なお、その時の効果として汚れたものが綺麗になって返ってくる。基本的に腕輪の所持者に従うが、無暗に召喚することはできない。
武装は原点同様ゴッドソードやゴッドアローのほか、聖なる錫杖ゴッドワンドや超巨大な実体剣ゴッドブレイドを使用する。神なる鳥ゴッドバードへの変形も健在で、その際はコックピットが水平になりパイロットはうつぶせ状態になる。また海底遺跡にある補助パーツゴッドマリンと合体することで武装の強化も可能。
関連タグ
超者ライディーン ゴッドライディーン ブラックゴッドライディーン
ラーゼフォン:モチーフとなったのが初代ライディーン。
龍神丸:搭乗者のレベルが上がるたびに武装が増えることや進化形態では鳥型に変形できるなどの共通点がある。
ゴッドライジンオー:エクリプスライディーン同様のグレート合体だがこちらの方が先。いくつかの武器が類似している。