概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する否定者(ひていしゃ:世界の理を否定する業の器になった者)の少女。
《対未確認現象統制組織》の否定者のみで構成された円卓メンバーだった人物。
50年以上も在籍し、組織へ大きく貢献していた。
プロフィール
年齢 | 永遠の16歳 |
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身長 | 155とかそん位 |
体重 | 言わない |
趣味 | 絵・JKファッション |
特技 | お化粧 |
好物 | デッドちん |
能力 | UNCHANGE- 不変- |
CV | 悠木碧 |
容姿
日本のJKが着る制服が大好きで、組織構成員の共通装備であるスーツもそれを模した意匠で着用する(ネクタイも風子との初対面時にはリボンのように髪に括りつけていた)。
戦闘時には専用武器である仕掛け付きの大きなベレー帽-組織の証(エンブレム)もここに刻印されている-を被っている。否定能力を活用するためトレンカを履いている。
トレンカとは作品内みたいに、土踏まずの部分へ引っ掛けて着用するレギンスの一種。
永遠の16才を自称し、八重歯がある整った顔立ちの女性。第5話で主人公・アンディと対面した際に「大分化粧が厚くなってんな…」と言われたが…。
人物
物語の始まりから50年前にアンディを捕獲した張本人。以来アンディを「デッドちん」と呼び恋い慕い、脱走した後もその所在を探していた。風子のことは「ラックちん」と呼び、好印象を持ちながらも不死を巡る恋敵として敵視している。
シェン同様に組織の仲間よりも己の目的を優先する気質で、アンディを円卓に加えるためならばメンバーの欠員も問題視しない。
変わらないものが好きで、絵を描くのも世界の景色を不変のものとして残しておくため。老いによる変化を非常に気にしており、アンディから「尻の肉が垂れ下がった」と指摘(アンディ的には「そこがいい」らしいが)された際にはムキになって否定した。
能力
「で?不死の力でどうにかなる?」
他対象 任意発動型
物の形の変化を否定する能力。
素手または素足で接触できる生物でない物体が対象となるが、他対象であるため自身は対象外(そのため体型が変化していた)。また、空気の形状変化を否定し、空中で足場を作る、球状のバリアを張って爆弾などの攻撃を防ぐ、ベレー帽から噴出する空気を巨大な刃にする等、多彩な応用力がある。
アンディが『見えない壁を作り出す』能力と形容した絡繰りであり、ビクともしない強度の壁で不死(アンディ)の首を包み、一度は捕獲に成功した。空気の他には水を半球状へ固定する汎用性を発揮した。更に顔は不鮮明な状態でジーナが初登場した場面では、組織の支援を併合して宇宙空間で活動も可能、地球の衛星軌道上から固定した空気の塊を投下して攻撃するという規格外すぎる能力活用をみせた。
これらは素手もしくは素足で対象に触れることが条件なので、能力発動時は靴を脱ぎトレンカを履いた両足を露にする。
断続的に発動と解除を繰り返して「対象を捕まえる」ことを強く意識することで、空気で手のような形を柔軟に作り出して敵を拘束することも可能。その様相は不可視の何かで対象を拘束する不可思議現象にみえる。
この拘束技については、本人もイマイチ理屈はわかっておらず「なんか出来るようになった」らしい。この応用技を習得したのは不死が逃亡してからすぐのことだった。元々アンディの捕獲に一役買うほどの実力者だったが、年を経て自身の肉体や世界の理が変わっていく程に不変の能力は更に強大になっていた。
ちなみに厚化粧も能力で固定しているらしく、感情が昂ると目元に皴のような罅割れが起こる。
攻防一体の無敵な能力に思えるが、血などで着色すれば固定された空気が見える、移動のために足元だけは空気バリアの穴を作る必要がある、バリアの材質はあくまで空気であるため光は透過する、など仕様上の問題点も存在する。一つ一つはいくらでも対処出来る小さな問題点だが、これらすべてを突かれると命取りとなる。
また50年前にアンディを捕獲している事実から分かる通り実年齢は66歳の女性。少女のような容姿は厚化粧と組織から受けたアンチエイジングであり、手足も含めて化粧することで外見年齢の維持(アンチエイジング)を強固にしていた。
この若年化(アンチエイジング)に固執しているのはアンディへ恋心を抱いてる乙女心に由来する。そのため回想-古代遺物に宿る記憶-で見られた、それ以前の時期ではアンディの人格が発現していない周回(ループ)ためジーナは老婆の姿なままで活動していた。