概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する否定者(ひていしゃ:世界の理を否定する業の器になった者)の少女。
《対未確認現象統制組織》の否定者のみで構成された円卓メンバーだった人物。
50年以上も在籍し、組織へ大きく貢献していた。
プロフィール
フルネーム | ジーナ=チェンバー |
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誕生日 | 4月28日(📅) |
年齢 | 永遠の16歳 |
身長 | 155とかそん位 |
体重 | 言わない |
趣味 | 絵・JKファッション |
特技 | お化粧 |
好物 | デッドちん |
能力 | UNCHANGE- 不変- |
CV | 悠木碧 |
📅出典:2023年8月~9月 アンデラ記念月間【否定者たちの誕生日発表】&アイコン配布 - 公式Ⅹ(前代・Twitter)
容姿
日本のJKが着る制服が大好きで、組織構成員の共通装備であるスーツもそれを模した意匠で着用する(ネクタイも風子との初対面時にはリボンのように髪に括りつけていた)。
戦闘時には専用武器である仕掛け付きの大きなベレー帽-組織の証(エンブレム)もここに刻印されている-を被っている。否定能力を活用するためトレンカを履いている。
トレンカとは、土踏まずの部分へ引っ掛けて着用するレギンスの一種。
永遠の16才を自称し、八重歯がある整った顔立ちの女性。第5話で主人公・アンディと対面した際に「大分化粧が厚くなってんな…」と指摘されたが…。
人物
物語の始まりから50年前にアンディを捕獲した張本人。以来アンディを「デッドちん」と呼び恋い慕い、脱走した後もその所在を探していた。風子のことは「ラックちん」と呼び、好印象を持ちながらも不死を巡る恋敵として敵視している。
シェン同様に組織の仲間よりも己の目的を優先する気質で、アンディを円卓に加えるためならばメンバーの欠員も問題視しない。
変わらないものが好きで、絵を描くのも世界の景色を不変のものとして残しておくため。老いによる変化を非常に気にしており、アンディから「尻の肉が垂れ下がった」と指摘(アンディ的には「そこがいい」らしいが)された際にはムキになって否定した。
能力
「で?不死の力でどうにかなる?」
他対象 任意発動型
物の形の変化を否定する能力。
素手または素足で接触できる生物でない物体が対象となるが、他対象であるため自身は対象外(そのため体型が変化していた)。また、空気の形状変化を否定し、空中で足場を作る、球状のバリアを張って爆弾などの攻撃を防ぐ、ベレー帽から噴出する空気を巨大な刃にする等、多彩な応用力がある。
アンディが『見えない壁を作り出す』能力と形容した絡繰りであり、ビクともしない強度の壁で不死(アンディ)の首を包み、一度は捕獲に成功した。空気の他には水を半球状へ固定する汎用性を発揮した。更に顔は不鮮明な状態でジーナが初登場した場面では、組織の支援を併合して宇宙空間で活動も可能、地球の衛星軌道上から固定した空気の塊を投下して攻撃するという規格外すぎる能力活用をみせた。
これらは素手もしくは素足で対象に触れることが条件なので、能力発動時は靴を脱ぎトレンカを履いた両足を露にする。
断続的に発動と解除を繰り返して「対象を捕まえる」ことを強く意識することで、空気で手のような形を柔軟に作り出して敵を拘束することも可能。その様相は不可視の何かで対象を拘束する不可思議現象にみえる。
この拘束技については、本人もイマイチ理屈はわかっておらず「なんか出来るようになった」らしい。この応用技を習得したのは不死が逃亡してからすぐのことだった。元々アンディの捕獲に一役買うほどの実力者だったが、年を経て自身の肉体や世界の理が変わっていく程に不変の能力は更に強大になっていた。
ちなみに厚化粧も能力で固定しているらしく、感情が昂ると目元に皴のような罅割れが起こる。
攻防一体の無敵な能力に思えるが、血などで着色すれば固定された空気が見える、移動のために足元だけは空気バリアの穴を作る必要がある、バリアの材質はあくまで空気であるため光は透過する、など仕様上の問題点も存在する。一つ一つはいくらでも対処出来る小さな問題点だが、これらすべてを突かれると命取りとなる。
また50年前にアンディを捕獲している事実から分かる通り実年齢は66歳の女性。少女のような容姿は厚化粧と組織から受けたアンチエイジングであり、手足も含めて化粧することで外見年齢の維持(アンチエイジング)を強固にしていた。
この若年化(アンチエイジング)に固執しているのはアンディへ恋心を抱いてる乙女心に由来する。そのため回想(古代遺物に宿る記憶)で見られた、アンディの人格が発現していない時期は老婆の姿のままで活動していた。
関連イラスト
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※単行本16巻以降のネタバレを含みます。閲覧注意!!
ループ後
風子が101回目のループでたどり着いた世界で、幼い姿で再登場。
かつてはベレー帽にメガネをかけた、大人しい性格の少女だったらしい。
これまでのループでは、能力発現時に4万人の民間人を不変の暴走で窒息死させていた事が判明。風子たちの尽力によってその悲劇は回避され、UMAヒートの脅威から命を救われる。
祖母の死により一人取り残され、変化する世界を嫌っていたが、風子の「誰かを想う 変わらない心 それを持った人が最強だったよ」という言葉に心動かされ、仲間になることを願い出る。
その後は風子の新・ユニオンに加入。
不変の能力の扱い方を会得するため、UMAオータム戦で『魂の弾丸(ソウル・キャリバー)』の能力を使い、本となった風子の記憶の中へ入る。そこで前ループの自分自身と邂逅。
前ジーナは恋敵であった風子への尽力を渋るが、幼いジーナの着るジャケットが自分自身のものであること気付く。それは風子がループ後のジーナに渡した物であり、風子が自分のジャケットをずっと大事に持っていたことを知ったことで、失恋を受け入れる。
前ループの自分から『不変』のコツを伝授されたジーナは、UMAオータムを一撃で撃破。かつての自身と風子の想いを知ったジーナは、改めて風子の友達・右腕として風子を支えることを決意するのだった。
以降は風子の右腕を自認。前ジーナをリスペクトし、JKファッションにイメチェンする。
風子のことは大事な友人と思っており、風子が傷つけられると怒り狂う。挙句の果てにフィル救出のためのメンバーに選抜されなかった時はショーンを唆して無茶な方法でこっそりロケットに乗り込むなど、組織で修羅場をくぐるうちに図太く……要するに前ループのジーナに近い性格になりつつある。