重野力
しげのちから
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する否定者(ひていしゃ:世界の理を否定する業の器になった者)の一人。作中では主にチカラと呼ばれている。
普通の高校生に紛れて生活していたが、全世界言語統一で炙り出されたところをマフィアに捉えられて黒競売の商品とされていた。そして乱入した否定者狩りに生死を問わない選別へかけられていた際、主人公たち・アンディと風子によって救出された。
誕生日 | 11月30日(📅) |
---|---|
年齢 | 17 |
身長 | 162か3です |
体重 | 体重計 電池切れてて |
趣味 | バラエティ お笑い番組鑑賞 お笑い芸人がやってるラジオを聴く |
特技 | 超高速貧乏揺すり |
好物 | おもち 力水(ソーダの奴) |
苦手なもの | ホラー・グロ |
能力 | 不動 -UNMOVE- |
CV | 村瀬歩 |
📅出典:2023年8月~9月 アンデラ記念月間【否定者たちの誕生日発表】&アイコン配布 - 公式Ⅹ(前代・Twitter)
小心者でビビりがち。その性格が災いして後述の否定能力の発動にも影響が出る程身震いすることもしばしば。しかし他人の為ならば覚悟を決められる勇気と優しさの持ち主でもある。
好きなテレビ番組は「水ダウ(水面下のダウンタウン)」。
🎲涼ちゃん
チカラと特に親しい友人。バスケ推薦で合格できるほどのスポーツマンらしく、性格も朗らかで友達思いの好青年である。
拉致されたチカラを救助し、風子から《対未確認現象統制組織》への勧誘を受けた(また彼女にとってチカラは、初めて組織勧誘をした人物となる)。
🎲タチアナ
救助されたチカラは、組織の一員として活動していく内に、彼女へ好意を寄せているらしい。
なお、気になるお相手は否定能力のため全裸を強いられている金髪幼女である(お年頃な彼の動向を顧みれば、外面よりも内面に心を動かされたと窺える)。
年の近い同性の否定者。
サマー編の時点では組織の先輩ということでさん付け+敬語だったが、スプリング編でクリード対策としてコンビを組んだ際にはトップくんと呼び友達として接している。
「動くな!!」
他対象 強制発動型(審査中)
視界にあるものの全ての動きを否定する能力。
発動条件として、自身の四肢を固定する必要がある。人の動作はおろか、迫りくる弾丸や重力による落下などの運動も物理法則に逆らって停止させる強力な防御力・拘束力を持つ。
だが固定できる対象は視界内の物々に限ること(遮蔽物の後ろの物は対象外となり、例えば敵の体内の心臓などは止められない)、発動条件の為に単体身一つで状況の打開が難しいこと、前述のビビり癖で発動にムラがあることなど弱点はそれなりに多く、仲間との連携でこそより真価を発揮する。
チカラは自身の否定能力に有る潜在力(ポテンシャル)の強さを自覚しているが、組織(ユニオン)に貢献しようと思うものの中々上手くいかずに悩んでいる。
それでも頼もしい仲間たちと切磋琢磨、科学の助力(サポート)を受け、実戦から経験値を獲得し、徐々に活躍していく動きが視られる。
装備品
特性ゴーグル
ニコが開発したゴーグルで、任意に視界を制限して1対象のみ視認が可能。これにより裸眼で使うUNMOVE-不動-よりも効率的な能力活用ができ、味方が前線にいる戦況でも十全な補助が行えるようになった。
サイコポッド
ニコが使う発明品、脳波で操作する浮遊の黒球体。チカラは訓練を重ね、脳波を増幅する補助機械-額から頬の一部へ張り付けて使用する精密機器-を使い1機だけを動かせるまでに熟達した(ニコのように脳を弄らずできるのは凄い才覚であるとの事)。
サイコポッドに乗れば、能力制約「四肢の固定」を満たしながら浮遊移動ができ、UNMOVE-不動-を発動中の自身は動けない難点を克服できた。
「ボク…やらなきゃいけない事が…2つあるんです」
「生きることと 罪滅ぼし」
チカラが中学1年の頃、両親との買い物帰りで否定能力が発現(移行)し、振り返って視界に入れた両親の動きを無意識に停めてしまった(発動条件である「四肢の固定」は、中身いっぱいで重くなった買い物袋を両手に持っていたため達成されていた)。
一人息子は不審に思って父母へ駆け寄ろうとした途端に、視界の外から急接近していた居眠り運転のトラックが眼前の2人を轢く事態を招いた。父親は即死し、母親は重傷で、治療も虚しく1週間後に他界した。母親は遺言として以下の言葉をチカラに語り掛けた。
「これからちーくんは沢山の人と出会う もしその中に自分に優しくしてくれる人がいたら 大事にしなさい」
「その人が困っていたら 一旦立ち止まって その人達の為に もう一度動いてみて」
「そしたらきっとその人達は かけがえのない人になる」
チカラの所持品「サイコロのヘアゴム」は、別れ際に母親から譲り受けた形見の品である。
しばらくして否定能力を自覚したチカラは幾度も自殺を考えたものの、両親の心情を思って踏みとどまり、カッコつかなくても生き抜いて、少しでも親孝行すると自身に言い聞かせて生きてきた。
- 再始動
拉致されて運ばれた海外先でアンディ・出雲風子・タチアナとの共闘を経て、チカラは人を助けるために動く決意-否定能力を誰かのために使う決心-をした。救出後1週間の学園生活の後に、親友である涼ちゃんに感謝と別れを告げ、組織の11人目の否定者として仲間へ加わった。
その際にチカラ自身の要望で、関係者全員の記憶へニコによる情報統制が実行され、親友含め誰もチカラのことを覚えている者はいない(これは表の世界を生きる一般人に、不憫な思い、不要な危険が及ばないようにするための措置)。
全てが決着するまで、彼が尊んだ日常へ動く退路はない。
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