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組織(ユニオン)

ゆにおん

戸塚慶文の漫画「アンデッドアンラック」に登場する《対未確認現象統制組織》のこと。通称“ユニオン”。
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ようこそ 組織(ユニオン)へ


概要編集

対未確認現象統制組織》通称“UNION(ユニオン)”。


戸塚慶文の漫画アンデッドアンラックに登場する秘密結社。

主人公・アンディはかつて10年間もこの組織に幽閉され実験台となっていた。


構成員にみられる共通の目印として赤ネクタイかその代用物を装着している事。さらにその中でも組織の核「円卓メンバー」には、大文字のアルファベット『U』と『N』を重ねたような紋章(エンブレム)の装備が義務付けられている。


前述の通り男主人公・アンディにとっては因縁浅からぬ組織だった。物語初期から何度も迎撃戦を繰り広げた末に、意外な発想「逆に組織へ入る」という不可逆の手段で、ひとまず味方のポジションへと落ち着いた経緯を持つ。


活動内容編集

UMA古代遺物といった特異な存在の監視•調査を行う他、

『アンデッドアンラック』世界の理(ルール)から否定された超能力者・否定者に10段階の優先順位を設けて処分•捕縛の対象としている。

例として、物語序盤で不運の否定者捕獲任務は発見時5だったが、その任務中に危険度が審議(ジャッジ)し直され災害級にもなる8まで引き上げられた。




これら様々な活動は一つの目的に集約される。

それは―


「世界の滅びを食い止め、その元凶である世界の創造主を殺す事」


という大義を成すため、秘密裏に多くの事が進められている。



前述したUMA否定者古代遺物の確保には、円卓メンバーがクリアした課題(クエスト)の報酬として含まれているものもあり、いずれ来る最終決戦(ラグナロク)に備え戦力増強を図っている側面がある。


また一部の否定者に処分判定が下されるも、これは「罪なき人々を守る」という正義に基づいてであり、組織力の増強は望めないかつ否定能力で被害を増やしかねない場合に限られる。

とはいえ円卓に欠員が出ない限りは処分or人体実験になると考えると、正義ではあってもやはり人道的な組織と呼ぶ事は出来ないと思われる。



技術力編集

戦闘機といった軍事兵器や、古代遺物(アーティファクト)によるUFOなどの超兵器を有している。

また、円卓メンバーのニコをはじめとして多くの科学者・技術者が組織に所属しており、独自の武装や捕獲器などを開発する高い技術力を保持している。


組織の本拠地(アジト)は正確な場所こそ不明だが、(なんか見覚えのある巨石が立ち並ぶ遺跡の下にある)地下深くへ存在し、施設毎に分けられたブロックが何層もの円環を構成している。緊急時には一部のブロックのみエレベーターで上へ移動させるなど組織の職員や保管物を守るための多彩な機能が常備されている。


また風子の「最近ご飯が美味しい」という発言や寿司・ケーキなどの食べ物が有る、稀に描写される個性溢れた個室・室内を鑑みるに、調理専門の職員や娯楽施設的な配慮も在ると窺える。


UNIONの構成員編集

否定者以外の職員や、組織に協力するUMAなど多くの関係者が所属している。以下は物語へ関連度が高い者を羅列する。


円卓の否定者編集

否定者11人(物語開始時は10人)で構成された組織の要となる特殊チーム。

任務へ尽力することを条件に組織の監視対象からは外され、ある程度自由に動く事が出来る。またⅠ席にあたる者は組織の指揮権を持つ。

円卓の否定者は死亡して欠員が出ない限り追加も変更もないが、逆に一人でも欠員が出た際には一転。そのままでは世界へ対処する課題(クエスト)を受注出来なくなる為、至急で戦力になる否定者の捜索・勧誘(スカウト)が最優先事項となる。

第8話にてシェン以外の生存メンバーが全員登場。アンディの挨拶代わりで放った部位弾8発をものともせずに迎撃し、それぞれの格を見せつける胸熱な展開(アクション)が描かれた。


組織の否定者が着席する円卓の卓上にはⅠ~Ⅹの数字が刻印されている(後に数字はⅪまで増えた)。中央には組織のエンブレムがあり、その上には【機密事項】が浮遊している。席の序列はポイント制で決定され、組織への貢献度によって変動する。


Ⅰの席/ジュイス(CV:伊瀬茉莉也)編集

軍服風の出で立ちに目元まで覆うヘルメットを被った女性。不正義の否定能力者。

腰辺りまである長髪で、白い騎士型のロボットに搭乗してそうな高潔感を思わせる雰囲気がある。

自らの正義に基づいて行動する傑物だが、それが甘さだと指摘される事も。

ジュイスが初登場して間もなく、一騒動が起きそうな状況で「やめなさい」の一言によりタチアナとアンディの動きを縛り、それぞれ自分の相方を殺すよう仕向ける否定能力の片鱗をみせた。


アンディの不意討ちには、抜刀して剣を目の前に構える不問の直立姿勢で応えた。



Ⅱの席/シェン(CV:花江夏樹)編集

柔和な笑顔を湛える中華服を着た青年。不真実の否定能力者。

アンディと風子を組織(ユニオン)に推薦した人物であり、その際『メンバーの入れ替え=メンバーの死亡』の不都合はないとお喋りしていた模様。

「夢は天下無双」と言い放つバトルマニアで、本来は厳しい否定能力の制約を持ち前の性格でほぼ意味が成さなくなっている。


アンディの不意討ちには、座っていたイスから卓に飛び上がってからの回し蹴りで応えた。



Ⅲの席/ビリー(CV:小山力也)編集

スーツ姿で上着を羽織りサングラスをかけた男。不可信の否定能力者。

ハードボイルドな見た目とは裏腹にボクっ子であり、タチアナのビーム砲で死にそうな状況でも「え ボク死ぬの?」と言い放つなど周囲がよく見えてないのか天然な印象を受ける。

初登場時、アンディの銃撃をイスごと後ろ向きに回した体勢で、リボルバーから隣のタチアナの外装へ弾を放ち、そこから跳弾で迎撃するというアクロバティックな技を披露している。



Ⅳの席/フィル編集

中性的な整った顔立ちの少年。不感の否定能力者。

両手両足が古代遺物(アーティファクト)の義肢になっており、サスペンダー付きの半袖シャツを着ている。主に無表情で親指をしゃぶっている仕草が多い。

能力は詳細不明だが、とある人物の見立てでは古代遺物の使用リスクを回避できる否定能力と推測されている。

アンディの不意討ちには、隣席の一心に守ってもらっていた。一見可愛らしい子どものようだが、銃撃を受けてる最中でも表情・態度を変えない様は不気味さも感じられる。



Ⅴの席/タチアナ(CV:釘宮理恵)編集

丸いレンズ付きの巨大なメカメカしい球体。不可触の否定能力者。

見た目だけでは年齢性別不明だが、ぬいぐるみなどの可愛いものやケーキを好むなど、年相応の趣味をもつ少女である。

組織の少女・ジーナを慕っていたが、彼女を手に掛けたアンディに対し初めは息荒く激昂して攻撃を仕掛けた。この騒動後は、風子の説得などもあって彼と和解している。


球体型スーツの両側面からは鉄拳・盾・ビーム砲など何でも飛び出てくる上、刀で斬られてもすぐに修復するといった超高性能な機能を有している。一方でタチアナ自身の否定能力を積極的に使う様子は見られないが…。

相方の中年男性を「ビリー様」と呼ぶなど篤く親っており、食事はビリー様の手を借りて外装の中に運んでもらっている。その光景は必見。

円卓で対面したアンディの不意討ちの銃撃は、恐らくそのまま装甲で受けたと思われる。



Ⅵの席/一心編集

日本の戦国甲冑と兜を身につけた、かなり大柄な人物。不壊の否定能力者。

白い仮面を付けているため人相・表情が読み取れず年齢性別は不明。Ⅳ席の少年・フィルと同様に全く喋らない。

アンディの銃撃には、イスに座った不動の姿勢のまま兜で応えており、とある人物からは硬化系能力者と予想されていた。


アンディが成り行きで手に入れた不壊刀(ふえとう)『倶利伽羅(クリカラ)』を製作した人物。武器・防具製作などの職人技に秀でているが、一心自身の戦闘経験はあまり無いらしく、ニコと共に組織のバックアップが主な役割と予想される。



Ⅶの席/トップ(CV:岡本信彦)編集

髪を逆立てた褐色肌の少年。不停止の否定能力者。

両頬と鼻に絆創膏のようなものを付け、長袖ジャージみたいな動きやすい恰好をしている。靴裏には自分の名前「TOP」があしらわれている。

せっかちな性格のようでUMA捕獲で出遅れた際には、相方の一心に遅いと不満を漏らしていた。また、下記の高速移動に特化した能力で仲間の運搬役を請け負うなど、10代半ばながら協調性が高い一面もみられるしっかり者。


圧倒的な速さで非常に長い時間を息も切らさず走り続けれる否定能力をもつ。これの応用で、少年の体躯ながら攻撃力の高い蹴り技も有するなど、優秀な能力に思えるが…。

アンディの不意討ちには、意に介していない風に応えた。その後は、なにやら不満げな表情をしていた。



Ⅷの席/ニコ(CV:遊佐浩二)編集

不吉な笑み・雰囲気が漂う壮年男性。不忘の否定能力者。

素肌から直接上着を着用し、ヘアバンドを付けて妖怪の御大将みたいな風貌。手の甲と胸の部分にエンブレムが埋め込まれている。

50年前捕獲されたアンディの調査(拷問)を担当した技術者で10年間不死のデータを取り続けていた。現在も組織内では技術者や参謀としての役割がメインの様子。組織で支給される備品(アイテム)の一つ「赤いネクタイ(高性能な翻訳機能がある道具)」は彼の発明品である。


ボール型の浮遊する球体を常に3つ引き連れており、2つはビームなどを放って攻撃に、残り一つは自分が乗って移動に用いている。他にも球体からケーブルを出して自分の額に作った差込口(プラグ)へ差すことで、組織のデータベース閲覧ができるといった超高性能の代物である。

アンディの不意討ちに対しても3つの球体から放つビームで迎撃し応えた。



Ⅸの席/アンディ(CV:中村悠一)編集

ジーナとボイドの席を開け、不死の否定能力者•アンディが着席した。

当該記事参照。

円卓へ加入後に「服のUMA」再捕獲を達成した事で、アンディはⅨ席に昇格。そのため風子と初めの席位置を入れ替わっている。



Ⅹの席/風子(CV:佳原萌枝)編集

8話にて不運の否定能力者・風子が着席した。

当該記事参照。



Ⅺの席/チカラ(CV:村瀬歩)編集

UMAバーン捕獲の報酬として追加された新たな席。

偶々拉致された先で遭遇した集団・否定者狩りとの戦闘を仲間たちと制し、戦友たちの勧めで一般社会との折り合いをつけた不動の否定能力者・チカラが着席した。

非常に臆病な性格だが、相手を封殺できる強力な否定能力を持ち決める時は決める男

当該記事参照。



元円卓の否定者編集

ボイド(CV:乃村健次)

ロボットスーツを着た元プロボクサー。不可避の否定能力者。


ジーナ(CV:悠木碧)

永遠の16(66)才を自称する日本のJK服を着た少女。不変の否定能力者。


イチコ=ネムリ

かつて円卓兼ラボメンバーであった女性。不眠の否定能力者ニコの妻



その他編集

ムイ(CV:石川由依)

シェンをサポートする直属の部下。否定者ではない為に課題へ参加出来ないが、戦闘員として上司・シェンを支えている。


ミコ(CV:根本京里)

ニコ主席の科学者集団「ニコラボメンバーズ」のNo.2であり彼の娘。一人称が「あてぃし」の個性が強い女性。


UMAムーブ(CV:山本祥太)

移動のUMA。

「面白いもの(イベント)を見せてもらう」という理由で組織に協力しており、ムーブのワープ能力で円卓メンバーが長距離移動する事へ力を発揮している。

組織の否定者の主な移動手段だが、移動の代価「面白いもの(イベント)」に見合わない場合は協力を否定されるらしく、いつでも使えるというわけでは無いらしい。


UMAクローゼス(CV:福島潤)

服のUMA。組織の保管部屋から脱走したところをアンディに再捕獲される。

取り憑いた者の最も望む服に変化し魅了する力を持つが、アンディが不服な態度を貫いた為魅了に失敗。そのままアンディの「再生する服」として協力させられる羽目に。



余談編集

第2話のカラー扉画は主人公2人がスーツ姿に赤いネクタイを付けて歩く構図になっている。この二人が後に組織(ユニオン)へ入るのでは?とも取れる示唆であり、実際に第8話にて実現する流れとなった。


関連タグ編集

アンデッドアンラック アンデラ

世界(アンデラ) UMA 否定者 古代遺物

必要悪


ユニオン•••ピクシブ百科事典では機動戦士ガンダム00に登場する三大国家群の一つとして解説されている。

Union•••英語で連盟、団結、連合を意味する単語。

SCP財団•••おそらく元ネタ。


UNDER(否定者狩り)





























































ネタバレ編集

組織創設の歴史編集


現行の目的「世界の創造主(神)を殺す」は、組織創設時から不変であるが、現在の女ボス・ジュイスの告白では他にも隠された真実があると明かされた。



それは「世界の隠された真実・ループの理(ルール)」によって幾つもの敗北があった歴史、それは彼女の力不足が招いてしまった事だという…


最善手を打てばいつかは勝てるという信念で、何度も創造主(神)へ敗北しては再び立ち向かう為に《対未確認現象統制組織 -UNION(ユニオン)-》は、秘密裏に世界の破壊と再生(ループ)を越えてきたジュイスによって何度も創設された事。しかし「世界の真実(ループ)」を他人に明かせない事情もあって、今までの組織職員や共に世界の脅威へ挑む戦友たちを騙していた事実を否定できない事。



不正義

それは幾つもの屍が積み重ねられた歴史なのだと・・・


普段の殊勝な様子から一転して神妙な面持ちで、まるでこれが初めての事で慎重に歩を進めるよう丁寧に、現在の戦友である否定者たちへ不公平な真実を語るジュイス

この不幸な真実から、嘗ての仲間は「不正義(無駄)な行いだ」という風に不快を抱いてしまったのだろうと、深い反省も述べた。


また別の話だが、苦難の闘いに耐えていたのは彼女一人だけではなく、組織最古の否定者ヴィクトル(不死)からは、この不条理な闘いから降りるべきだという理由で長年に渡り不理解と対立があったようだ。しかし、それは相手を真に想い合う不器用な大人の関係でもあった…。



アンデライラストまとめ

そして現在(いま)。ジュイスにとっても初めてな事態に不利益ばかりではないと確信を抱いていた。それは永年待った希望の欠片(ピース)たち。




「 だからこそ! だからこそ集めた! 」


「 数多の死を経て出会えた… より強い武器と…戦士を…!! 」


『神を殺せる… 否定者達を!!』
































更なるネタバレ編集

101回目のループ編集


新たなループに踏み出した風子。

ジュイスに代わってアークで次の世界へ渡った彼女は神を殺す為の「攻略書(ロードマップ)」を手に、新たなる創設者(ボス)として前ループでUNDERだった人物や神の信望者を含めた否定者を集める旅に出るのだった。

現在のところ組織(ユニオン)を正式に名乗ってはいないものの、アンディのメッセージには「組織(ユニオン)」の表記があった事から彼女が率いるメンバーこそが新生ユニオンと言っても良いだろう。

またラボを有した拠点は備えており一つの組織としての構造は着実に組み上がっている。


構成員編集

前ループと違い現在は否定能力に目覚めていないメンバーもいる。またループした風子の元に集おうとするがごとく、各人の出生時期や能力発現のタイミングが前ループと比べズレている


創設期組編集

  • Ⅰの席/出雲風子

新ユニオンの創設者(ボス)。前ループの記憶と知識を元に組み上げた「攻略書(ロードマップ」を使って仲間集めに動いている。

101回目のループでしか出現しないと目される心器「ジハート」の情報が超高難易度課題の報酬と読み、仲間割れのない強力なメンバーを目指して前述の通り彼女の知る否定者全てを仲間にするつもりのようだ。更にこの際に否定能力により齎された悲劇をも防ぐつもりであり、実際に九能明やジーナの悲劇は防ぐ事に成功した。

ループによる記憶と不老不死の体を活かし資源が出る土地を買い叩くなどして資金とラボを用意し、更に本人も愛着を持った物体に能力を付与する「不運弾」やシェンから教わった武術を身に着け否定能力者としても確実に成長している。


  • アンディ

ループ開始時よりのもう一人の構成員。

しかし当初より組織のために別行動しており、世界を旅して戦いながらアーティファクトを集めている。


70年代組編集

加入順。前ループでは以降の年代と開きがあり、死亡したイチコ以外は老齢の姿で登場していた。

風子が「ビリー達00年代組とおよそ30年の開きがある」「それまで逐一クエストに挑戦していてはどこかで必ず脱落者が出る」事へ対処するために、「クエストのリセマラ」で強引に外の世界の時を26年分進めたことで、現ループでは00年代組と年の差が小さいまま(またイチコも死亡せずに)合流する事になる。


  • ニコ=フォーゲイル

風子が最初に接触したメンバー。当然ながら若い頃の姿で登場する。1972年のニューヨークで宗教勧誘じみた様子で押しかけられた。

当然ニコは一蹴したものの、ムーブの能力で侵入されると持ち前の好奇心が発動、風子の話にも耳を傾けた。神の身勝手で科学者達が発見した法則が書き換えられる事に怒りを覚えている。

察しの良さから多くを語れない風子を信頼し、ラボと資金、そして前ループの自分が残した設計図を与えられ今ループでもサイコポッドを開発。ジーナの否定能力の発現による悲劇を阻止する事に成功する。

なお現在のところは「不忘」の否定能力には目覚めていない。

クエストリセマラで26年の時が経過する件については常識的なツッコミを入れていたが周りが喜んでいたため押し切られる事に。

前周のイカレジジイっぷりがウソのようにツッコミを担う苦労人。一方で未知の技術を見るとイチコが抑え役に回るほどにはしゃぐ科学者らしい一面もある。


  • イチコ=ネムリ

ロンドンで次に接触した三人目のメンバー。「不眠」による疲労で線路に転落、救助を行った男性が逃げ遅れて死亡するという悲劇に見舞われるはずだったが風子によって阻止される。

その後は二人目のメンバーとして加入し、技術者として新たな力となる。なお否定能力が戦闘用でないため席には付かずサポートに徹している。

現時点では前ループで後に夫婦となったニコとは今のところあまりウマが合わない様子だが……?クエストリセマラで26年の時が経過する件については「不眠で先が短いと思っていたが未来の技術に触れられる」と喜んでいた。

後に「魂の口径」の使用をきっかけに「霊」の理追加による幽体離脱を使って身体を休ませる事が出来るようになった(否定能力は魂に宿るため)。


  • Ⅱの席/ジーナ=チェンバー

四人目のメンバー。同年、ソ連のイルクーツクで接触。

祖母の死、そしてUMAヒートの襲撃により変化の恐れから「不変」に目覚める。前ループではその際に周囲の空気に「不変」を発動させ4万人の民間人に死を齎してしまった。

風子とニコ、イチコが駆けつけた事でサイコポッドにより悲劇は無事阻止される。その後UMAヒート、そしてファンとの戦いを見守り「誰かを想う変わらない心」が最強だったという言葉に感銘を受け、風子と友達(仲間)になった。

その後、前ループで着ていた服を仕立てて貰っている。当然だが現在は若いためアンチエイジングをしておらず、顔にそばかすがある。

クエストリセマラで26年の時が経過する件については「若くて変わらないまま未来に行ける」と喜んでいた。この頃から若さ(美容?)については意識していた模様。

風子のことを友人としてとても慕っており、彼女を泣かせたり傷つけた人物には激しい敵愾心を見せる。


00年代組編集

  • Ⅲの席/ボイド

風子の上記70代との時間差を埋めるクエストリセマラの果てに彼の捕獲を条件としたクエストが発生。報酬のリメンバーを引き当てるのが目的だった風子はこのクエストを受ける事を選択した。

クエスト発生時では彼ではなく「除津健二」という老人が不可避の否定者だったため、否定能力が移るのを待った(恐らく除津は年齢も考えると老衰か持病で天寿を全うするため介入しなかったと思われる)。

前ループでは不本意な不可避により死んでしまった本来の対戦者を必死に説得し試合を降りて貰った上で記者会見に乱入、ニコの記憶操作によるバックアップもあったが気迫と戦意で認めて貰う事に成功。尚且つただ試合に勝つのではなく、いずれにせよ能力の発言によりボクサー人生に終止符を打たれる事は不可避となる彼に最後の最高の試合を届けるべく真剣勝負に持ち込む。ジーナにキャッチして貰ったといえ見事「不可避」によるパンチを耐えきり試合を続行させた。

その後、能力の異常性を把握し二度とボクシングが出来ない事を理解したボイドは風子に「否定者ボクシング」で新たな居場所を教えられた事で、ボクシングへの未練を断ち切りながら次のリングへ登る事を受け入れ新たな仲間となった。

細かい事を気にしない一方でさっぱりとした人物であり、組織や否定者と言った不条理な世界観にも即座に順応して見せている。


  • Ⅸの席→Ⅷの席?(予定)/友才

イチコより接続していた。

周囲に身体が刺さったトゲトゲのUMAを「不抜」の力で飲まず食わずの状態で封じ込め、里の人間を逃がしていた。餓死寸前に陥る所を風子に助けられ、命を救われた恩義から組織への加入を快諾する。

若い頃の姿で登場しており、アンディに恋していた姿からは想像もつかない豪快な女傑で刀を抜けずとも不定形のUMAを一撃で仕留める圧倒的な実力を誇る。

十二代目一心の人となりを知っていたらしく一族とも交流があるようで、上空からは見つからない春日ノ村の場所への案内もしてくれた模様。


  • ⅩⅢの席(予定)/一心(十二代目一心/十三代目一心・山岡春歌)

UMAの襲撃から村を守っていた所を風子が連れてきた友才によって助けられる。しかし十三代目である春歌はまだ赤ん坊であり、不壊を所持しているのは祖父である十二代目。

柔軟な考え方の持ち主なのか、ループの事を伝えられてもきちんと理解し信用していた。

掟のために恩義ある組織の勧誘を一度は断った。しかし春歌が不壊を受け継ぐ運命にある事、その力で風子達を守り抜いた事を知らされると前ループの孫の意志を守り継ぐべくいずれ不壊が受け継がれる日まで加入を引き受ける事を決めた。

なお春歌はロードマップでは現在よりも育った少女の姿だった。


シェンから接続しているがシェンはまだ仲間になっていない。先の出生のズレの影響が特に大きく出ており、前回より20年ほど早く生まれている。

前ループよりも若く少年と言うべき姿で、既に不可視の能力を悪用していた。とはいえギャングチームのボスの財布から金を抜く程度の小悪党だったのでまだ前ループほど荒んではいない模様。

勧誘を拒否して逃げていたものの、不可視の弱点を見抜かれていたため囲い込まれて捕獲される(性格や状況のせいもあるが一人だけ恩を売るでもなく一方的に取っ捕まえられている)。風子は「このままギャングを続けているとろくな死に方しない」と評している。実際に前ループの無惨な死に際を見ている以前に、そうでなくともあの様子では遅かれ早かれといったところか。


ニコより接続。二人とも同じマスにいる。前ループとほぼ姿は変わらない。

本編ではビリーは髪が長くなっており、テラーは目に光があるといった違いがある。

以前から語られてた通り傭兵として紛争地帯で行動中であり、風子によるとトリガーとなる悲劇が連鎖的に発生する事になっているようだ。


リップ&ラトラより接続。前ループと変わらない姿。

ロードマップでは別の位置にいたが、ビリー達と同じ紛争地帯にいる。

この事から「本来は敵同士で、知らずの内に不減をコピーしたビリーと撃ち合っていたのでは」と推測されている。

髪が短かった前回と違い、どこぞのアメリカ空軍少佐を彷彿とさせる髪型。


二人とも同じマスにおり、彼らに悲劇に関わるラトラの姉の姿もある。

年代はビリー達に近いはずながら、なぜか席次が最後方になっている。

リップ達はアンディが救うと語られた事があったため、彼らはアンディが後に連れてくるのだろうか?


10年代組編集

  • Ⅻの席→ⅩⅩⅡの席?(予定)/チカラ

トップから接続。発現時期もあり前ループと変わらない姿。

作中で時系列が判明しているため2010年代組後期に位置している事は確定。


  • ムイ

シェンおよび友才から接続。弟の姿も見える。

彼女は年齢が判明しているので概ね春歌と近いタイミングだと思われる。

円卓の光景ではではシェンが死亡せず否定能力を受け継がないためか席次を持たず、喧嘩する師弟を前に困っていた。


  • Ⅶの席→ⅩⅥの席?(予定)/フィル

おそらく円陣から接続。なんと赤ん坊の姿。

年頃を考えると恐らく2010年代組。


  • Ⅷの席→ⅩⅠの席?(予定)/シェン

ニコから接続。妹の姿もある。

想定の席次ではわざわざ以前から仲間だったイチコをⅩの席に挟んでいる。

ファンから離れたかったのかもしれないが実際の席順では隣になってしまい結局喧嘩している。


  • ⅩⅢの席→ⅩⅨの席?(予定)/円陣

ショーンから接続しているように見える。前ループと変わらない姿。


その他編集

  • UMAムーブ

風子と行動を共にしている。スタンスなどは前ループと変わらない模様。


ジーナまでを仲間にした後に起動。相変わらずの様子で風子達を嘲っていた。今ループでクエストのパスが可能である事、パスした場合はUMAが追加される以外に「外の世界の時が1年進む」というペナルティが判明する。

しかしそれを承知していた風子のまさかの「クエストのパス」によるアーティファクト「リメンバー」を目的としたリセマラに虚を突かれる。不死の居場所を条件にしてもつっぱねられ、とうとうリメンバーが報酬のクエストを引き当てらるなど主導権を完全に握られていた。


  • ニコラボメンバー

数名のメンバーが加入済。イチコが加入する前に風子によって連れてこられた模様。

否定者(候補)ではないため円卓の外で26年の時が進む間もニコ抜きで研究を進めている。なおこの件は承知済みで、バウからは「ニコがいない方がのびのび研究できる」と言われてしまった。

組織の規模は彼らが主導で拡大し、リセマラが終わった時には職員は1万人規模に達していた。


  • 九能明

前ループでは影から協力していた人物。

今ループでは否定者の悲劇を止めるという風子の決意のため、予めGライナーを拾う事を止められる。彼の「不明」はGライナーによる情報流出を防ぐために与えられたものだったため、原則止められない否定能力の発現を阻止出来る唯一の例外となった。

このため正式な協力者にはならなかったが、漫画を描く事で風子たちを応援することを誓う。


ロードマップに記された未知なる仲間たち編集

ロードマップに記された順だが推測も含まれる。多くは否定者同士で繋がっているが数名独立している者もおり、他の否定者からのとっかかりが無いものと思われる。

またロードマップでは「明→ジーナ→ニコ→イチコ」と接続していたが実際の接触は「明→(ファン)→ニコ→イチコ→ジーナ」となっており必ずしも加入順や接触順に添ったものではない模様。

また風子が思い描くユニオンの光景では前回の11の席次を遥かに越えた25の席次を用意するつもりらしい。14席以降は円卓中央を囲むように更に外周が増える仕組みになっている模様。クエストによる追加でしか増えない円卓の席をどのように残り20以上確保するつもりなのかは不明。

以降の席次は145話で描写された光景で、実際の席次と一致するかも不明である。

17・20・21・25の席は持ち主も不明(ルーシー、ルイン、ジュイス、アンディが該当すると思われる)。



70年代組編集

なんと今ループでは風子との戦いを望む人物として登場した。

アーティファクトで若返った時と同じ若かりし頃の姿のため「不老」にも目覚めていない。

接触自体はニコと会う前からあった模様で、実際ロードマップにも手前側に配置されている。

なんと風子に敗北し「人は殺さない」「妖(=UMA)を倒すごとにひと勝負」という約束をしていたらしい。「不運」の能力には気づいていない事もあり、彼女が開発した新たな能力によって再び退けられる。

最強を目指し、強さは個の極致とする思想は前ループと大きく変わりはないものの、再びの敗北により「誰がを想う心」を強さと説く風子の最強を否定すべく、彼女に教えられた弟子を育てるという要求を呑み撤退した。


10年代組編集

(以降年齢からの推定)

リップ&ラトラより接続。きぐるみ含め前ループと変わらない姿。

年頃を考えると10年代組と考えられる。

円卓の光景ではタチアナやフィルたち年の近い面々と並んでいる。


  • ⅩⅣの席/タチアナ

ビリー&テラーより接続。「不可触」に目覚める前のため服を着ている以外は前ループと同じ。

年頃を考えると恐らく2010年代組後期。


  • Ⅻの席/トップ

タチアナから接続。まだ陸上をやっていた頃の姿。

年齢を考えると恐らく2010年代組後期。


フィルから接続。アイドルをしていた頃の姿。

年代不明編集

くるるから接続。前ループと変わらない姿。



小さくて分かりづらいがなんとロードマップに組み込まれている事が判明した。

他の否定者から接続されておらず、彼をどうやって仲間にするつもりなのかは不明。

席次も不明。

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