概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』に登場する《対未確認現象統制組織》へ所属する女性構成員。
シェン=シアンが組織において唯一直属の部下に置く中国人の少女。
UMAによって両親が殺され、唯一の肉親である弟もすでに亡くなっている。孤児となっていたところをシェンに引き取り育つ。
プロフィール
📅出典:2023年8月~9月 アンデラ記念月間【否定者たちの誕生日発表】&アイコン配布 - 公式Ⅹ(前代・Twitter)
容姿
位置の低いお団子ヘアのえんじ色の髪が特徴な糸目の女性。
服装は証(エンブレム)がないことと一部意匠にハート型があること以外はシェン同様の中華風スーツである。
人物
シェンのやらかしたトラブルの後始末やズボラな私生活をカバーを一身に担う。シェンに対して非常に献身的で、これは過去にある大恩からとのことだが、組織は詳細を把握していない。
能力
なし
組織内の円卓以外の構成員の多くと同様、超常的な能力を持たない一般人。戦闘能力はシェンのトレーニング相手が務まるほど高く、潜在能力と鍛え方はシェンが称賛するほどだが、証を持たないために課題(クエスト)において戦力として出動することは出来ない。本人はそれを不服に思っており、内心では否定者となって課題(クエスト)でシェンの役に立つことを望んでいる。
また、否定者(ひていしゃ:世界の理を否定する業の器になった者)ではないために課題の報酬による改変の影響をモロに受けるので、改変の状況の判断材料として確認を取られることもあった。
pixivでは
『ムイ』だけならば他作品に登場するキャラも指す。
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関連タグ
※以下、7巻以降の重大なネタバレを含みます。閲覧注意。
「私はあなたに 感謝します」
「あなたのおかげで シェン様の重荷を 一つ背負えた」
「私がお前を 否定する」
他対象 強制発動型
前任者:シェン=シアン
ファン=クーロンとの交戦中、彼の古代遺物「随心鉄桿」による一撃から彼女をかばうべく、シェンは身を挺してムイを守り致命傷を負ってしまう。
腹を巨大な随心鉄桿で貫かれ、瀕死のシェンだがファンの持っている古代遺物、死亡遊戯(自身が殺害した相手をキョンシーとして蘇らせ使役することができる)であれば再びシェンを蘇らせることができる。
シェンは自身の殺害をムイに依頼し、ムイは改めて忠誠を誓いながらシェンを剣で貫き、命を奪う。
こうしてシェンは命を落とし、死亡遊戯によってキョンシーと化して蘇ることに成功した。
が、シェンは一度死んでいる以上格闘能力はそのままだが否定能力を失っている。
否定能力は所持者が死ぬと別の者に移る。不真実の次なる対象は、ムイ自身であった。
※以下、19巻以降の重大なネタバレを含みます。閲覧注意。
ループ後の世界のムイは病気の弟と共に店を経営していた。
ある日、空腹で死にそうになっていたシェンに食事を与え、お礼代わりに武術(真八極)を教えて貰っていた。
そんなムイは最強の武闘家を決める武術大会、天擂祭に出場していた。弟を救うために優勝賞品の丸薬を得るためである。
ファンが認めるほとの実力を持つ彼女は数多の武闘家たちに勝ち続けた。
決勝戦でシェンと戦うことになり、全力で彼の期待に応える。
「ムイちゃん!! ずっと一緒に強くなろう!! ジジイとババアになっても!! きっと…最高に楽しいよ!! 」
「望むところ!! 」
しかしここでシェンの不真実が発現してしまう。ムイは彼の攻撃をそのまま受けてしまい、宙に飛ばされてしまった。風子たちに助けて貰い、なんとか生存。
その後、シェンとファンの試合が行われ、シェンは気絶。丸薬の半分を彼に使い、もう半分は弟の治療に使った。
「ありがとうございました。本当に。でも無茶はダメです。約束したじゃないですか。ジジイとババアになるまで、元気でいてもらわないと」
その後、シェンとムイは組織に加入。神殺しの戦いに身を投じる……。
228話以降の重大なネタバレを含みます。閲覧注意。
101回目のラグナロクでの戦いの中、ムイはシェンと共にタイムと交戦。敵の能力によってふたりは老化させられてしまう。
タイム「なぜ攻撃という概念が生まれ、何故暴力が武となったか」
シェン「決まってるよ!! そんなの」
ムイ「理由などただ一つ」
「「たとえ共に老い死のうとも、守りたい人がいるからです!! 」」
そして協力技、拾陸廻山靠(じゅうろくかいざんこう)でタイムに大ダメージを与えた。
しかしタイムはPHASE3に移行。彼らから吸い取ったエネルギーを使って若返った姿になってしまう。
そんな時にファンが乱入。シェンは彼にタイムの相手をさせ、自分たちはジュリアたちに加勢しようとするが……、
「だめです、シェン様……」
「恐らく……、今のファン様は……私に不老を……」
自己対象 強制発動型
前任者:ファン=クーロン
シェンはムイの姿を見て驚愕する。
髪の毛こそ白くなってはいたが、顔のシワが無くなっていた……。
恐らくファンはランゲージ戦で一度死んだのを機に、自らの否定能力をムイに押しつけたと思われる。
彼女の身にふりかかった悲劇。それは愛する者と同じ時を過ごせなくなることだった……。