概要
神殺しを目的として活動するユニオンは来るべき日のために様々な準備を整えてきた。その一環としてユニオンの第八席、ニコが開発した兵器こそ超弩級組織最終兵器対神破動砲である。
波動砲ではなく破動砲である。
構造
見た目は巨大な大砲であり、砲身はガラスのように透明である。
フレーム部分は一心によって不壊にされており、たとえ許容限界を超える出力で稼働しても壊れることなく撃ち続けることができる。
砲身の後部には数十人が収容できる管制室があり、そこで発射の操作や制御などを行う。
本体には電気を伝えるための管が無数につながっており、前部分には熱を逃すための放熱器、そして From Nico to Mico With Love (ニコからミコへ愛を込めて)という一文が彫られている。
性能
開発者はニコ=フォーゲイル。かつて電流を完全に理解したニコらしく、発射するのは砲弾ではなく電気である。超弩級組織最終兵器対神破動砲の名の通り絶大な威力を誇り、地平線の向こうから発射したにもかかわらずサンを仰け反らせるほどだが、それでも極めて強固な肉体をもつサンにキズを付けることは叶わなかった。絶大な威力に比例するように運用コストも桁違いであり、一発撃つために地球上の電力を掻き集めなければならない。またフレームは一心の能力で不壊となっており、本来であれば自壊するような威力であっても運用することが可能となっている。ただし不壊になっているのはフレームだけであり、内部機関はその限りではない。また機械であるために熱が溜まれば壊れずともシステムに異常が生じ、オーバーヒートを起こしてしまうことがある。
活躍
元々の使用権はユニオンのボスであるジュイスにあったが、より効果的に運用できるようクリードへ譲渡され不減の発動条件を満たした。
一発目
バックスが不出でサンを封印するまでの時間稼ぎのために使用された。不減の否定者であるクリードが発射することによって膨大なエネルギーが必要になる破動砲を長時間撃ち続けることができたが、内部機関のオーバーヒートは防げず約10秒で停止した。ちなみに本来であればサンはあらゆる方法で攻撃を受け流してしまうが、不運を付与されたアンディがサンとの射線上に立つことで必中にしたため命中させることに成功した。
二発目
一発目から2分後、二発目が発射される。今度はフィルが古代遺物で内部を冷却することでオーバーヒートを回避、サンを約3分30秒も足止めした。しかし古代遺物のリスクのためかフィルが倒れ、冷却の術を失った破動砲はミコの必死の制御の甲斐もなく再びオーバーヒートを起こし停止した。
余談
ついに降臨した神の脅威、2人の子どもの犠牲、11分の時間稼ぎという難題、たとえ時間稼ぎに成功したとしても次のループへ行く2人以外の死は避けられない現実、そんな絶望的な状況の中で突然現れた超弩級組織最終兵器対神破動砲(スーパードレッドノートユニオンリーサルウェポンスペリオルバスター)というあまりにもあんまりなネーミングに対し読者は困惑し、笑いを誘った。そしてX(旧Twitter)のおまけ漫画でこの兵器の名付け親はジュイスだと判明した。まさかのネーミングセンス……
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