概要
特撮番組『仮面ライダーギーツ』に登場するポーンジャマトの派生種にして、五十鈴大智のジャマト研究の一つの到達点。
諸々を経て改心した大智が寄生ジャマト以後、品種改良を重ねて誕生させた個体であり、頭にヒマワリを生やしたどこぞの星に生息する歩く植物たちのような外見をしている。
このキモさと可愛さが絶妙なバランスで同居した外見を見たツムリは「キモかわいい」と評した。
このジャマトの最大の特徴は人類に好意的な行動を取る事であり、人々を脅威から守る使命感まで持ち合わせている。劇中では創世の力に伴い、変身解除されたジエンドライダーらを見てとても喜んでいた。
また、「ひまわり」なのは見た目だけではないようで、通常の植物と同様光合成によって養分を得ているとのこと。なお花が咲くまではあまり動かない模様。
劇中では、大智の指示の下ゲームマスター達の足止め要員として活躍した。その後は大智や彼が新たに生み出した人類に友好的なジャマト達と共に暮らしている。
余談
- テレビ朝日公式サイトでは、当初は「ヘリアンサス・アナスジャマト」が正式名称とされていたが、後に「ポーンジャマト(ヒマワリ)」に改められた。
- 「ヘリアンサス・アナス」はヒマワリの学名Helianthus annuusのカタカナ転写(カタカナ表記)に由来すると思われる。
- 公式サイトでは「なんと改心した大智もひまわりピクミ…ひまわりジャマトを引き連れてウィンを助けに来てくれました。」と書かれている。
- しかも、同時期に本家の方でもひまわりピクミンが実装されており、まさかのタイミングで【ひまわり+歩く植物】というモチーフが被るという事態が発生した。
- ちなみに、元ネタの方も『二足歩行の植物』という特徴の他に『他者に寄生する』『倒した動物を肥料に増える』という本来のジャマトらしいブラックさを兼ね備えている。
- ひまわりジャマト達の服装が水色のスモックだったこともあり、「ジャマト達が園児に見えた」という声が相次ぎ、ネット上では大智を「ひまわり組の先生、もしくは保育園の園長」、ひまわりジャマト達を「ひまわり組の園児」とするネタが大量発生した。
- 実際、最終話では「ジャマトと人間の共生」を目指して大智が新たに植物園を作り、彼らだけでなく他のポーンジャマトにもスモックを着せていたことから「保育園」もモチーフの1つに入っていたことは間違いないと言える。
- このジャマトの登場で、人間とジャマトの共存に活路が見出される形で最終回を迎えた。令和ライダーでは初の明確な怪人種族保持エンドである。
- 未来世界には存在しなかったであろう平和的なジャマトが作り出されたことを受け、視聴者からは「もし将来ジャマトの主要種がひまわりになったなら『4人のエースと黒狐』で語られた未来世界の崩壊は訪れないのでは?」「大智が未来を変えた」等と言われることもある。