「愉快な遠足の始まりだ！」
概要
CV:佐藤せつじ
ゲーム『アーマード・コアVI』に登場するACパイロットのひとり。
ベイラム・インダストリーのAC部隊「レッドガン」の総長を務めるエースパイロットで、『歩く地獄』の二つ名が付けられるほどの実力で敵味方両陣営から恐れられている。
レッドガン総長となる前はファーロン武装船団の指揮官をしていたとの事。後のG2ナイルは彼を逮捕する術がなく、1杯の酒で話をつけ、招聘した。
ベイラムに就いた後もファーロンと袂を分かった訳では無く、自らに賞金をかけ死後に死亡時懸賞金の半分が古巣の同僚に届くよう契約している。
木星戦争では鬼神の如き勇猛さを発揮し、戦後因縁をつけてきた後のG4ヴォルタとG5イグアスに顔面が変形するほどの鉄拳制裁を与え「青少年の健全育成」としてレッドガンに引き入れている。
性格はまさしく「ハートマン軍曹」。
エンブレムはレッドガン共通の意匠に尻尾先端が剣になったライガーが描かれている。
乗機「ライガーテイル」
彼が駆るのは４脚型AC「ライガーテイル」(LIGER TAIL)。
ベイラムグループが製造した換装パーツ「VERRIL」を頭部と脚部に、コアと腕部に「MELANDER」を使用し、腕部にガトリングガンと炸薬弾投射機「太陽守」を、肩部に連装グレネードキャノンと2連分裂ミサイルを搭載した砲撃戦特化仕様。
アセンブル
| 頭 | HD-033M VERRILL | ベイラム製重量頭。高負荷高性能を地で行くハイエンドモデル。 |
|---|---|---|
| コア | BD-011 MELANDER | ベイラム製中量コア。シンプルで手堅い性能にまとまっている。 |
| 腕 | AR-011 MELANDER | ベイラム製中量腕。安価でありながらEN防御以外は目立った欠点の無い優秀なアーム、高い反動制御が売り。 |
| 脚 | LG-033M VERRILL | ベイラム製重4脚。レッドガン部隊は重火器の積載と機動性の両立を求め恫喝に近い形で押し切られた設計経緯がある。 |
| ブースター | BST-G2/P04 | ファーロン・ダイナミクス製。ÀB噴射時間の長さが特に優秀欠点も少ないブースター。 |
| FCS | FCS-G2/P05 | ファーロン・ダイナミクス製。全FCS中最も高い中距離適性を持ちながら、近距離・ミサイルの適性も備える汎用性の高いFCS。 |
| ジェネレータ | DF-GN-08 SAN-TAI | 大豊製。EN容量重視の重量級ジェネレータ、高負荷、基本性能重視のモデル。 |
| コア拡張 | パルスプロテクション | 空間設置型のパルス防壁を発生させ、耐久限界もしくは一定時間経過まで敵弾を遮蔽する。 |
| 右腕武器 | DF-GA-08 HU-BEN | 大豊製のガトリングガン。制圧力、豊富な弾数による継戦能力が売りの人気武器。 |
|---|---|---|
| 左腕武器 | DF-ET-09 TAI-YANG-SHOU | 大豊製の炸薬弾投射機。左腕を振って爆雷を扇形にバラまく近接武器。 |
| 右肩武器 | BML-G2/P17SPL-16 | ファーロン・ダイナミクス製の2連8分裂ミサイル。着弾手前で分裂し 対象を包囲するように追尾する。 |
| 左肩武器 | SONGBIRDS | メリニット製の小型連装グレネードキャノン。軽めの重量と低価格でありながら、強烈な破壊力を備えたグレネードキャノン。 |
ストーリーでの活躍
- 「多重ダム襲撃」
アーキバス主導での「壁越え」作戦の前、ルビコン解放戦線の拠点ガリア多重ダム襲撃作戦への参加を621へ依頼。役立たず2名、G4ヴォルタ、G5イグアスと協同する主人公C4-621を「役立たずに付けられた安いおまけ」とし空きが出たコールサイン、G13を貸与。以降621を「G13」と呼ぶ。
- 「アイスワーム撃破」
アイスワーム討伐ミッションでは作戦の総指揮を取り、作戦中621へレッドガンの流儀を教えたりV.Ⅳラスティを「メンバーに空きがあれば勧誘しているところだ！」と評価するなど彼らしい指揮を執る。
余談
- いかにも鬼軍曹といった言動のミシガンであるが部隊メンバーの死に繋がる油断を厳しい言葉で諫める、落ち込んでいる者を冗談を交えて励ますなど、言葉の裏の意図まで汲めれば、ある意味では理想の上司である。
また、あるミッションでの描写では率いている部下全員の名前を記憶しているようである。そのためか兵士達からの人望は極めて厚い。
アイスワーム討伐戦で必要となる兵装、スタンニードルランチャーを装備せずに出撃するとミシガンから怒られる。ある意味必聴。
G13！アーキバスが大金を注ぎ込んだ贅沢な専用兵装を…
貴様！持ってきていないのか！持ち物の確認は遠足の基本だ！馬鹿者！
- 本作発売後、twitter（現X）にて、何故か彼のASMR（と称した大音量𠮟責）が話題になりだし、演じた佐藤せつじ氏が直々にやって見せている。
- さらに佐藤氏は本作に先駆け同年2月中旬に発売され、『薩摩ホグワーツ』なるネットミームで間違った方向に人気を博した『ホグワーツ・レガシー』で組み分け帽子の声も担当していたが、何を血迷ったか両者を組み合わせ、薩摩藩行きを宣言するミシガンというカオス過ぎる中の人ネタも披露している。
- なおやらかした自覚はあるのか、翌日早くもネットニュースに取り上げられた際は、「もう記事にしないで💦笑」と手早さに苦笑している。
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以下『ACVI』の重大なネタバレ注意
突入しろ、役立たずども！
チャプター４、ミッション「レッドガン部隊迎撃」で50機のベイラム主力MT部隊を従え敵として立ちはだかる。
このミッションはアーキバスグループの依頼で、コーラル争奪戦で消耗したベイラムにトドメを刺すためのミッションであり、621が受諾しなかった場合V.Ⅳラスティが代行するミッションとなる。
ミシガン自身が強敵というだけでなく大量のMTも同時に相手取る必要がある為極めて難易度の高いミッションとなる。
当初はたった一機で自分たち50機近いMT部隊を相手にしようとする621に「舐めているのか？」と憤慨する隊員を「舐めているのは貴様だ！そいつは壁越え、ワーム殺し、そしてなによりG13を受け取ってまだ生きている幸運野郎だ！」と罵倒、更には「お前達ではどうにも出来ないだろうから消耗だけを狙え」「いつでも脱出できる様に脱出装置のレバーを握っておけ」という最大限の警戒を促す。
またG5イグアスを倒した件についてイグアスをバカにする発言が聞こえるやいなや「イグアスはお前の百倍強い、ソイツはその二十倍強かっただけだ！」と未だ舐め切っている部下のケツを張ったたく。
またそれら部下に声をかける際はきちんと名前を呼ぶ、通信の声だけでどの部下か瞬時に判断するなど、少なくとも数十人いるはずの部下一人一人の名前や特徴をしっかり覚えていることも示唆されている。
そして第三波にも及ぶMT部隊を全て蹴散らされている事に恐怖する隊員を叱咤しつつ整備の終わったライガーテイルにてMT部隊第四波投入と同時にミシガンも出撃、彼との決戦となる。
よく聞け 役立たずども
愉快な遠足の時間は終わった
直近に自殺の予定がある者だけ付いてこい！
4脚特有のホバリング状態から高火力兵装で地面を薙ぎ払い、またパルスプロテクションを展開し、その中をホバリングしながら攻撃を放つという攻防一体の戦術も取る難敵のため、重装機で正面から殴り合うかプロテクションの懐に飛び込みやすい高速機で挑みたい。
激戦の末ミシガンは戦死、ベイラム・インダストリーはコーラル争奪戦から脱落する事となる。
なおもう片方のミッションを選択した場合、ラスティとの戦いで戦死したことが伝えられる。
聞こえているか、役立たずども！
ミシガンは転んで死んだ
伝記にはそう書いておけ！
「ミシガンは事故で死んだ、敵討ちなど考えるな」という、厳しくも彼らしい部下への思いが溢れる辞世の句であった。（或いはレッドガンの末席に並びながらもレッドガンを壊滅させたG13に対する「任務中での事だから気にするな」という意味も含まれていたのかもしれない）
