もしかして→イースター島のモアイ
概要
南太平洋のラパ・ヌイに多くある巨大人面像の遺跡。面長で彫りが深い独特の風貌を持つ。像であることを強調して「モアイ像」とも言う。
実はこの彫りの深さは、本来後から目玉を入れるためにある。
頭だけの像と胴体まである像の両方のイメージがあるが、これは製作途中で打ち棄てられ頭しか作られていなかったり胴体まで地面に埋まっているモアイが多いため。
かつての島内の紛争ですべてのモアイは倒され、そのままで放置されているものも多く、1000体ほどある中できちんと立てられているモアイは現在40体程度しかない。それらも、ほとんどは現代人によって(クレーンを使って)立て直されたものである。
大きさは様々だが、なかでも巨大なものは全長20メートル以上ある。ガンダムよりデカい。
しかも一部のモアイ象は、石の帽子をかぶっている。わざわざ本体とは別パーツで作って、頭にのせているのだ。繰り返すが、クレーンもなしに当時の人々はこれを作ったのである。
なお、この現在も残るイースター島の文明の名残であるモアイ像だが、イースター島に起きた悲劇の歴史によって途絶えてしまい何の為の建造目的だったのかは不明となってしまった。祭祀目的とも墓石であるともされているが解明には至っていない。いずれにせよモアイ像は謎を秘めたまま何も語る事なく今日もイースター島に立つのである。
その奇観は多くの観光客を集めるとともに、ネタともなってきた。
例えば『グラディウス』シリーズのイオンリングを吐くアレなど。
コナミ作品におけるモアイ
先述したようにモアイといえばグラディウス、グラディウスといえばモアイのように非常にモアイはグラディウスシリーズと密接な関係にあるが、他のコナミ作品にも登場しており、特に『コナミワイワイワールド』や『モアイくん』ではプレイヤーキャラクターにまでなっている。
グラディウスシリーズでは大小様々な個体があるが、大型のモアイはボスキャラクターとしてグラディウスIIで初登場した。しかし、グラディウスⅤでは今まで皆勤賞モノであったモアイが登場していない。また、携帯電話アプリのグラディウスNEOではただの背景だったり、ボスの座についていたりする。
バリエーションも多く、飛んだり跳ねたりは勿論の事、トーテムポールの様に連なっていたり、倒しても倒しても復活する物もある。『パロディウス』シリーズでは戦艦化する始末。
『実況おしゃべりパロディウス』に至ってはときメモキャラを模したモアイが登場し、実況でも「気持ち悪ぅ~」と言われる程。
モンスター列伝 オレカバトル
「ワタシハ、カミニシテヘイキ…。タタカイヲ、オワラセルモノ…。」
第5章追加キャラクター。☆2と☆4として参戦。
☆2の時はモアイ像そのまんまの姿。
体力は異常に高いが、攻撃力と素早さは凄まじく低く、こうげき!でもギリギリ2桁いく程度。(こうげきだと、ダメージはほぼ1桁)
しかし、そこはコラボモンスター。
なんと最大の武器は「調停者の声」という、敵味方関係なく石化させる技。
さらにEXも、味方をも巻き込むイオンリング「浄化の光輪」
☆4となると、もはやモアイ顔の巨人というべき姿へと変貌する。しかもボスとなり、「古代兵器」の名を冠する始末。
この姿になれば、攻撃力もそれなりになるが、ランクアップ技でその攻撃力が下がってしまう危険性も出てしまう。
さらに専用攻撃として、自分以外で残り体力がいちばん高いモンスターを、敵味方関係なく狙い撃ちする「監督者の槍」が加わる。
EXは相変わらずの「浄化の光輪」。
そしてモンスター図鑑によると、モデルほぼそのままの☆2時点では「誰が何のために作ったのかも不明」だった。
そして☆4の説明では、作った者は相変わらず不明だが、目的だけは語り継がれている。
なんとそれは、「慢心した人類の浄化のため」らしい。
敵味方関係なく滅ぼそうとするのはそのためか…。まさに、「神にして兵器」である…。
やはりモアイは、この作品でも他のモンスターと一線を期す奇抜さがにじみ出ている。
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