ブラッド・ヴィッカーズ
ぶらっどゔぃっかーず
概要
日本語CV:高木渉
『バイオハザード』(声のみ)、『バイオハザード2』『バイオハザード3』『バイオハザードRE:3』に登場。S.T.A.R.S.アルファチームの隊員。ポジションはRS(リア・セキュリティ)。35歳。
化学防護要員を担当し、ヘリコプターの操縦も出来る。黄色のベストが特徴。
主人公チームの一員だが、特殊部隊隊員らしくない臆病な性格で、プレッシャーに弱い。
作中の動向
『1』のブラッド
『1』の洋館事件では、ヘリのパイロットを担当するが、仲間のジョセフがケルベロスに殺されたのを目の当たりにし、恐怖のあまり他の隊員達を置いて飛び立って逃げてしまう。しかし、自責の念から洋館周辺を飛び回り続け、無線で必死に隊員達に呼び掛けていた。
また、シリーズ初の最強武器運び役でもあり、スーパータイラント戦終盤ではロケットランチャー(バリーが密かに積んでいたもの)を投下する。その後、生き残った隊員達(クリスやジルなど)を救出して無事に生き残る。
『2』のブラッド
隠しボスゾンビとして登場(外見はブラッド衣装を着用するモブ男ゾンビ。ブラッドゾンビが出ると、同じエリアに本来出現する雑魚のゾンビがいなくなる)、彼を倒すと衣装ロッカーのカギを入手できる(クレアの場合ならさらにコルトSAAを入手できるようになる)。出現条件は「二周目表シナリオにてアイテムを一切入手しないでR.P.D.正門前に到着する」なので、出現確認できた後でアイテムや無限武器回収すれば簡単に倒せる。なお、ブラッドの存在はエンディングの後に示される。注意点として、ブラッドゾンビの死体をエリア切り替えで消してしまうと、ロッカーの鍵も一緒に消失してしまう。アイテム欄は空けておこう。
デュアルショック版やN64版では弾数無限化コマンドが存在するためさらに簡単。S.T.A.R.S.メンバーだけあって体力は普通のゾンビよりはるかに多いものの、相手をダウンさせることができれば後は足をつかませて頭を潰せばよい。
リメイク版である『RE:2』ではS.T.A.R.S.入隊案内のポスターとしてのみ出演、生前・ゾンビ化ブラッドは登場しない。その理由は『RE:3』にて判明される。
『3』のブラッド
他のS.T.A.R.S.メンバーと違って直接事件に関わっていなかった事もあり、アンブレラに楯突くことを恐れて彼らから距離を置くようになる。前半では、ブラッドはネメシスが自分達S.T.A.R.S.メンバーを追跡していると悟り、ゾンビが溢れかえるラクーンシティ内を逃げ回り、最期はR.P.D.正面玄関前にてジルに助けを求めるも直前で出くわしたネメシスにより顔面を触手で串刺しにされて死亡した。『2』でゾンビ化したのは、この際にネメシスの触手から高濃度のT-ウイルスが体内に侵入してしまったため。
『RE:3』のブラッド
出番は多くないが、その性格は大幅に変更され、そしてマービンのゾンビ化の理由にも関わる。
こちらのブラッドは多少臆病ではあるものの正義感はしっかりと持ち、最後までジルのアンブレラ調査および自宅脱出に協力していた(失職の可能性を恐れて表立った行動はできていなかったが、そのことに対する謝罪と激励・警告を兼ねたジル宛ての手紙を、アンブレラの刺客の目を欺くために宅配ピザに忍ばせていた)。ゾンビ化の理由はネメシスではなくゾンビに応戦する時の負傷に変更、自分の命がもう長くないと悟ったブラッドはジルを先に逃がすために一人でゾンビ集団に立ち向かう。
ゾンビ化ブラッドは後のカルロスパートにて登場。彼を撃とうとしたマービンから「許してくれ…!」と言われた際、それを真似するかのように「許してくれ…」と言葉を放ち、それを聞いて撃つ事を躊躇したマービンに対してこの言葉を最後に完全に理性を無くし、噛み付いて感染させた。マービンが署内に逃げ込んだ後は、そこへやって来たカルロスに襲い掛かるが、彼によって射殺された。射殺後、カルロスが例のポスターを見た際、「ごめんな、ポスターボーイ」と零した。
ネメシスに自宅を襲撃されて逃げ切った後のジルと会った際、既にブラッドはネメシスの存在を知っている様子だったため、彼もネメシスに襲われ、自力で逃げ切った事になる。そう考えれば彼がネメシスを振り切った後、急いでジルに警告の電話を掛けた可能性が高い。