概要
この年代になると、伸びしろがなくなり始め未知の才能に目覚めるなんて事がほぼなくなる代わりに、これまで積み重ねてきた経験と実績が魅力となり、結婚や出産といった人生の重大イベントや組織のリーダーなど「責任ある立場の大人」になる事も増える。
それでもまだまだ若い年齢であり、男性でも青年と呼ばれる事があるが、30代後半に入ると若く見られる事はあまりなくなり始め、いわば「若者以上中年未満」といった感じの微妙な年代になる。
社会人としてはまだまだ若手だが、良くも悪くも20代までの積み重ねが効いてくる実力主義な年代であるため、結婚・出産を済ませて落ち着いてしまう人、仕事や恋愛で成功し自信をつける人、長年フリーターを続け「詰んで」しまう人、非モテをこじらせる人、これまで不遇だったが転職や結婚を成功させ苦労が報われる人…と、まさしく「人生の分岐点」となる時期である。
それまでイケイケドンドンだった人にとっては人生の下り坂を意味するが、逆に暗黒期だった人にとってはむしろ「人生の幕開け」だったりする。
実際に芸能人なんかでも30代で才能が開花した人や、20代までよりも30代からの方が魅力が上がる人は結構多い。
このような事情から、「30代で人生が決まる」「30代が人生を変えるラストチャンス」という声もある(無論、以降の年代でも成功を掴む遅咲きの人はいるので絶対ではないが)。
ちなみに、DNAの解析結果などにより、人間本来の寿命は38歳くらいであったと推定されている。
実際、近世くらいまでは30代で亡くなる人が普通にいたし、現代でも体の衰えを感じ始めるのが30代からという点も踏まえると説得力がある推定だろう。
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