曖昧さ回避
- 火に関連する悪魔。
- ファンタジー小説『魔法使いハウルと火の悪魔』。
- カルシファー:『魔法使いハウルと火の悪魔』および、ジブリ作品『ハウルの動く城』に登場する火の悪魔。
『チェンソーマン』第146話の内容を含みます。
未読の方は閲覧する際、ご注意ください。
バルエム「正義の悪魔と契約した者は己の望む姿へとなれる… 契約者達にはそう説明したよ 悪魔の名前以外は嘘じゃない。」
「キガちゃんの持ってる駒は便利でな とんでもない悪魔と信者達を契約させまくったよ」
「俺がみんなに契約させた悪魔は…」
「火だ」
概要(※以下同様にネタバレ※)
チェンソーマンに登場する悪魔の一体で、第2部開始当初から正義の悪魔と思われていた悪魔の正体。
詳しい見た目は不明だが、能力が発動する時に火が発生していることから、本体は火のような姿をしていると思われる。
能力
火の悪魔の持つ能力は大きく分けて2つ。
一つは契約者を望む姿へ変える能力。まさに形の定まらない火炎のようにどんな姿にもなれる。
これにより同じ契約者でも、委員長やユウコのように、契約者の変貌時の姿が大きく異なる。
ただし、この時はまだ力が不十分だったようで、契約者は総じて醜い怪物のような姿に変貌していた。
そしてもう一つの能力。
この悪魔は契約者が多ければ多いほど力を増す。
小さな火が燃え広がり火災へと拡大するように、この悪魔も契約者が増えていくたびにその力を増していく。強化されると、単純に契約者が強くなるだけでなく、前述の変化能力の精度も強化され、より望んだ姿になりやすくなる。
しかし、大体の契約者はこの力を制御しきれずに、他の契約者達と共倒れになっていく。
活躍
第146話にてバルエムの口からその存在が語られる。
チェンソーマン教会の信者全員に契約しており、順調に行けば35万人超の人間が火の悪魔と契約するという。
既に契約していたチェンソーマン教会の信者は、チェンソーマンのように腕と頭にチェンソーが生え、その力を制御しきれずに他の契約者を殺し共倒れとなっていった。
しかし、バルエム達はなぜこのようなことをするのか。彼はこう語る。
「あと半年もすりゃ恐怖の大魔王が降りてくる」
「そいつを殺して人類を救うのが 俺とキガちゃんの目的だ」
チェンソーマン教会を作った目的、火の悪魔を契約させた目的、それは…
チェンソーマンに変貌した信者の殺し合いによりチェンソーマンと戦争を恐れさせ、強化されたデンジとヨルに恐怖の大魔王を殺させるためだった。
考察
その余りにも広範に及ぶ能力と被害規模の大きさ、そして単純な火のイメージからかけ離れた能力を契約者に与えていることから、『火』から連想される概念全般を司る根源的恐怖の悪魔
の一体だと思われる。(そもそも火を恐れるのは動物としての本能なので、火が根源的恐怖の対象だったとしても違和感はない。)
火から連想される恐怖現象で真っ先に思いつくのは、やはり炎上だろう。契約者の数が増えれば増えるほど力が増す、という現象は正しく炎上そのものである。
関連タグ
ファイアパンチ:作中での描写から、主人公アグニを連想した人物が多数。そして、読者の間で本当に関係がある可能性も出てきている。