概要
キャラクターは漢字表記でのタグ登録も多いため、併用しての検索もおすすめ。なお、漢字表記のキャラクターは日本語での音読みに準じている。
(空中庭園や地上の人々についても加筆をお待ちしています。)
空中庭園
グレイレイヴン
空中庭園に属する精鋭執行部隊。ルシア・紅蓮の実戦投入を目的として編成された。ストーリー開始時点ではルシアを隊長に、リーフ、リー、指揮官(プレイヤー)がメンバー。
「グレイレイヴン」隊長。軍用構造体としては第1期にあたり、多くの戦闘を経験している。自身を割り切った態度で俯瞰しており、任務遂行のためには自己犠牲をも厭わない。指揮官や隊員には丁寧な物腰で接しており、仲間思いで生真面目。皮肉や冗談が通じず、やんわりとフォローされることもある。精神年齢は17歳程度だが、過去の記憶は曖昧で、グレイレイヴンに着任した当時は漠然とした不安感を抱えていた。個性的な見た目のカエルちゃんグッズが好き。厨房に立たせてはいけないタイプ。
彎刀を振るい連撃で畳み掛ける近接戦闘を得意とする。攻撃型。
リーフ / 丽芙 / BPN-08(cv. 茅野愛衣→伊藤美来)
最新型の補助構造体で、ホワイトスワンから転属してきた。本来は分析や修復などの後方支援担当。小隊の戦力不足もあって前線に立っているものの、経験値では他のメンバーに後れを取っている。優しくおとなしい性格だが、芯が強い一面も持っている。医学研究センター長の一人娘で、実母を亡くし、継母とその連れ子たちから冷遇され続けた過去を持つ。衛生兵として従軍、前線で瀕死の重傷を負い、目覚ましい軍功を見込まれ命を繋ぐ形で構造体となった。グレイレイヴン唯一の受勲者。現在は実家とも縁を切っており、小隊を自身の居場所と感じている。
1対のフロート銃を携行し、遠距離からの攻撃が可能なほか、回復スキルで小隊の継戦能力を向上させている。補助型。
元より技術分野の出身で、プログラミングや機械の扱いが得意。小隊では装備のグレードアップや技術開発を担当している。常に仏頂面で態度は事務的ながら、決して無神経ではない。クールで皮肉屋に見えるが隊の内外を問わず苦労人気質。弟が抱えた疾患の治療や、地上では得られない生活の保障と引き換えに構造体となり、空中庭園で暮らす弟を迎えに行く約束を胸に秘めている。ヴィラに言わせればグレイレイヴンでだいぶ丸くなったらしい。「リー」は地上での裏稼業で使っていた名前で、本名はモリアン。心配される程度には方向音痴。
双銃を得物としており、自前の演算能力で必中の銃撃を浴びせる。攻撃型。
グレイレイヴンに割り当てられた人間の兵士。士官学校の首席卒業生らしく、司令部への配属も噂されていた逸材。着任時のマッチングテストの際に、当時は隊員がルシア一人だったグレイレイヴンを選んだ。上官にあたるハセン議長には指揮官としての能力と共に人間的な資質を買われており、謎めいた経緯で“再編”されたレイヴン隊の道程を見守られている。
作戦行動にはアンチパニシング血清が不可欠。銃火器を携行しており、近接格闘の心得もある。自室に隠しているお菓子は、健康管理に腐心するリーフによって没収されている。
ストライクホーク
個々の隊員が単独行動に長けた偵察小隊で、他の執行部隊の斥候役を務める事もある。安定した専用の通信チャンネルを有しており、情報の共有に秀でる。015号都市奪還作戦の裏で独自に昇格者の情報を追っていたり、九龍夜航船の寄港先を突き止めてレイヴン隊と協調するなど縁が深い。
ストライクホークの隊員。ポジティブで人懐っこい性格だが、少し抜けている為トラブルを招くことも。単独行動が得意とのことだが、大抵はうっかりはぐれて孤立しているだけだったりする。感情豊かで、修復の利く構造体の身でありながら仲間の「死」を嫌っており、かつての侵蝕体掃討作戦において、目の前で友人の構造体を失った経験がその心に影を落としている。
分厚い鋼板のような大剣から繰り出される斬撃で敵を蹴散らす。装甲型。
ストライクホークの隊長。空中庭園でスミス政務官の後継者・ランストンとして機械的とも言えるエリート教育を施され、あらゆる有用な断片を接ぎ合わせた完璧な個となることを期待される青年。自身の構造体化と前線での歴戦を経て、構造体・クロムとしての在り方を優先している。作戦には周到な準備で臨み、隊員に対してやや過保護。前髪を下ろすと陰気に見えてしまうことを気にしているらしい。
あらゆる武器を使いこなすが、特に大鎌を愛用するのは緊急時に隊員を引っかけやすいため。装甲型。
バンジ / 万事 / BPE-47(cv. 石田彰)
ストライクホークの隊員。医学の知見と構造体メンテナンスの経験から、現場でも優れた医療対応の手腕を見せる。深い洞察力と達観した視座を持ち、大抵の物事を効率よく済ませてしまうため、どこであれ休憩できそうな場所を見つけては手が空く度に惰眠を貪っている。睡眠の質には一家言あり、襟元には自筆で「勿扰(邪魔するな)」と添えている。
空中庭園の掲げる地球奪還という大義に燃えているわけではないものの、目の前で奮戦する仲間のためにこそ力を尽くせる性分。
ハンドガンとライフルによる精確な射撃と近接格闘を織り交ぜた戦闘術を使う。補助型。
カム / 卡穆 / EXN-03(cv. 福山潤)
カムイの意識海に潜んでいた苛烈で厭世的な別人格。紆余曲折を経てカムイから分離し、専用の機体をあてがわれた。「授格者」として機密計画の観察対象となっている。所属はホーク隊だが、実質的にはレイヴン隊指揮官の下で、特別派遣執行者としてパニシング重篤汚染区域での任務に従事している。
味覚に強い興味を持っており、構造体に備わる喫食機能を存分に活用しているらしい。
粛清部隊
空中庭園の作戦上、脅威となる施設や、逃亡した構造体の追補・掃討を主任務とする。行動不能となった機体の回収なども請け負っている。
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脱走したり、侵蝕された構造体に対処する「粛清部隊」に所属している。雪原の教会で育った修道女で、養父と共に避難民を受け入れていたが、侵蝕体の侵攻から逃れるべく人々を率いて南下、ワタナベの所属部隊に保護される。その敬虔さゆえに、武器を手に取り戦う道を選んだことを背負うべき罪と思いさだめており、常に抑制的。規律と結束を重視しており、空中庭園から離反したワタナベに対しては辛辣。任務にあたる際には入念な調査を行った上で最終的な決断を下すのだが、「温情」を不要と考える粛清部隊の本部からは冷遇されてしまうこともあるようだ。カレニーナとは友人のような関係を築いている。出向のような形で交流を持ったグレイレイヴンの緩い空気には戸惑い気味。
中距離戦闘を領分とする弓使い。攻撃型。
カレニーナ / 卡列尼娜 / BPD-72(cv. 戸松遥)
工兵部隊の隊員。コスモス技師組合出身で、粛清部隊の外援に従事している。高火力の武器に精通しており、主な仕事は建造物の解体というか破壊。単純かつ短気だが、人の話は一応聞いており、面倒見も悪くない。暮らしていた街では名の知れた喧嘩王だったが、個性的な祖父と暮らすようになってからは暴力沙汰とも距離を置いていた。祖父の遺言を胸に侵蝕体の襲撃へと立ち向かい、重傷を負いながらも祖父の開発した技術によって思わぬ形で一命を取り留めることになる。
ビアンカの髪を結い上げるなど繊細な感性も持ち合わせているが、戦闘中の悪態には規制音が入ることもある。ルシアに惨敗したことがあるため一方的にライバル視しており、彼女の名前を聞いただけで発狂する。
携行する大砲の砲身で敵を殴り、砲撃で敵を吹き飛ばす豪快な戦闘スタイル。攻撃型。
ケルベロス
粛清部隊の中でも特殊な小隊であり、ニコラ司令官直属の執行部隊。 黒野出身者のみで構成されており、隊員の能力は高い一方、目的のためには手段を選ばないその姿勢から「狂犬小隊」の異名をとる。
ケルベロス隊の傲岸不遜で冷笑的な隊長。狡猾で冷酷な「黒野」特殊作戦班の成員でもあり、士官学校で培った戦術予測の手腕は専ら、目的のために他部隊の作戦を引っ掻き回すことに使われる。新兵時代の経歴から「死神」と徒名されており、外部スタッフとして黒野に関わっていたリーからは「命知らずの狂犬」と毛嫌いされている。痛みのやり取りによって自己と世界を明瞭に認識できる最前線を好み、どこか達観した態度の裏にある機微を窺い知ることは難しい。
得物は連結可能な二刀。鍛え上げた戦闘技術で攻撃型と見紛う猛攻を繰り出す。補助型。
ケルベロスの隊員。ダイダロス社の21番目の実験個体として、人生の大半を研究所で過ごしていたが、黒野が展開した任務中に回収され、ヴィラの隊員として配属された。
卓越した戦闘力を秘めているが、自身や機体の特殊性から、極限状態になると凶暴化して暴走するなどの危険な側面も併せ持つ。
「ちびっこ」と呼ばれる戦闘用スレーブユニットと協力して戦う。装甲型。
考古小隊
人類文化の保存のため、黄金時代の遺産の探査と回収を担う。
ニューエイジャーの若きオペラ作家。グレート・エスケープを題材に創作したオペラの上演を機に、自身の作劇に付き纏う空虚さを埋めようと構造体化を志願、第1考古小隊に配属された。
宇宙ステーションの調査任務でパニシングの異重合体に遭遇し、採取した異重合コアのサンプルを守るべく自身の機体に埋め込んだために壮絶な追撃を受け、機体は半壊。全滅した仲間たちに報いようと、部隊を見捨てた空中庭園に向けて信号を発し続け、再調査の際に発見されるも、侵入したガブリエルによって地上へ連れ去られてしまう。
「赤潮」に投げ込まれながらも朦朧とした意識を手放さず、コアの作用で異合生物の核に成り果てるが、空中庭園による赤潮への攻撃を自身に集中させることで決着をつけた。
空中庭園出身の「ニューエイジャー」で、世界政府芸術協会にも籍を置く考古小隊の一員。早くから絵画の才能を発揮しており、空中庭園では画家としての顔も持っている。創作への探究が高じて構造体となった親友に感化される形で、空中庭園の外に広がる残酷な世界に向き合ってこそ芸術に真実が宿ると信じ、文化的遺産の収集任務に邁進している。
絵筆を大鎌に持ち換えれば、戦場が彼女のキャンバスとなる。装甲型。
その他
神出鬼没で謎の多い構造体。明るく元気いっぱいな性格だが、彼女の正体を知る者はひと握りしかいない。退屈を嫌い、趣味は人間観察といたずら、日記を付けているのは幼い頃からの習慣。きわめて情緒的な価値観で動いており、機器を感覚的に扱っている節がある。自身の強化機体を設計するなど妙に多芸で、隙あらば小隊の装備に謎の強化パーツを取り付けてリーの手を焼かせているらしい。ケルベロスとやり合って撃退したという記録が残っているなど底が知れない。攻撃を受けて服が傷つくと指揮官に文句を言う。
145㎝の小柄な体躯でチェーンソーを振り回すパワーファイター。装甲型。
セリカ
空中庭園からグレイレイヴンをサポートするオペレーター。人をからかって面白がるところのあるお茶目なお姉さん。作戦や研究開発などの各部門から届く膨大な情報を報告用にまとめ上げる手腕を持つ、司令部の要の一人。エイプリルフールには妄想の中で大暴れしている。
ハセン議長
地球奪還戦線最高指導者。指揮官の上官。特殊小隊・グレイレイヴンとの信頼関係の構築を指揮官に望んでいる。左目を眼帯で覆った壮年の紳士で、議長呼びには慣れていない。利用できる物事には柔軟かつ迅速に対応し、多少のリスクには目を瞑るスタンス。「眼帯オヤジ」(byカムイ)だの「ド正論吐きの堅物」(byヴィラ)だのと、構造体からは好き放題に呼ばれている。
アシモフ
空中庭園科学理事会の最高級技術官。技術部門の主管を務める若き天才。つっけんどんで親しみやすさには欠けるが、彼にとっての優先事項に理解を示して助言を仰げば、恐ろしく話の早い人物。
ニコラ司令官
ケルベロスの上官。地球奪還という目的を同じくしながらも、配下のケルベロス小隊を使って独自の行動をとる。武装偵察隊に所属していた経歴を持つ。黒野とは浅からぬ関係を持ち、自らの使命のために一抹の良心も押し殺している。
地上
オブリビオン
地上に残った人類の組織のひとつ。独自に侵蝕体との戦いを繰り広げており、前線を見捨てて安全圏へと逃げ延びた空中庭園を敵視している。非戦闘員のコミュニティも抱えており、結束は非常に強い。
地上に残った人類の組織「オブリビオン」のリーダー。執行部隊として所属していた空中庭園と袂を分かち、地上の戦友たちと共にオブリビオンを結成、拠点に人間時代の所属部隊・オアシス小隊の名を付けた。かつては地上防衛軍に籍を置き、前線への配属直後に民間人の救難作戦に従事、ビアンカが引き連れていた避難民を保護した。戦友の遺志から小隊の指揮を引き継ぎ、勇敢だったその背中に恥じぬよう、以後も最前線に立ち続けている。
ある施設での任務中に意識を囚われてしまった仲間を救うべく、偶然行き合ったグレイレイヴンを嵌めてリーフを拉致。彼女の分析能力を頼りに仲間を救出した後は、恩義に報いるべくグレイレイヴンに限って協力の姿勢を示すようになる。ビアンカとナナミが同じくらい苦手。猫派。
大振りなナイフの二刀術による圧倒的な手数で戦場を制圧する。愛用するククリナイフは、防衛軍での訓練兵時代に所縁のあるもの。攻撃型。
アディレ商業連盟
大陸を走る"永久列車"アジール号を領土とする王政の国家。対等な取引と利益の追求を信条とする気風があり、外部勢力には地上経済の大部分を掌握する「黒い列車」として知られる。移動し続けることでパニシングから一定の距離を取ってはいる。
ソフィア / 苏菲亚 / ADL-22(cv. 小清水亜美)
アジール号出身の孤児で、アディレ商業連盟の使節。盗みで食い繋いでいたために「ハイエナ」と呼ばれ、列車内の逃走経路を熟知していたことから整備部隊に採用される。名前と居場所を与えてくれた家族同然の隊員たちを政争に巻き込まれる形で失い、復讐心を利用されて君主・ジャミラを襲撃するが、部隊長の遺言を知って女王直属の配下となることを受け入れた。列車内で揺られながら生きてきたため、揺れない場所にいると酔ってしまう。
アディレの技術で構造体化を施されており、自己回復の手段に長けている。補助型。
九龍出身の少年。劇場で働いていたが、戦乱をきっかけに夜航船へと乗り込み、管理システムである「枷」によって記憶を失った。小金持ちを狙った口八丁で稼ぎつつ飄々と生きてきたものの、ある人物の計略に嵌められた末、身柄を商品としてアディレに買い取られる。夜航船の外に広がるパニシングに蹂躙された世界に衝撃を受けながらも、王政派の護衛として新天地に向き合っている。損得勘定と同じくらい義理人情も大切にするタイプ。
Ta-193コポリマーへの適性が非常に高く、装甲型構造体として格闘戦を行う。構造体化によって身長(157㎝)が伸びなくなったことはかなり気にしているらしい。
北極航路連合
極地の交易港によって結成された経済連合体。その特殊な地理環境によってパニシングの濃度は長らく低〜中度に維持されており、シベリアの森林を拠点とする人馬型の亜人型構造体の組織「守林人」によって侵蝕体の脅威から守られている。
しかし、過去のとある出来事から、守林人のメンバー達は「罪人」の汚名を着せられてしまっている。
ロゼッタ / 罗塞塔 / IH-31C(cv. 沢城みゆき)
守林人のリーダーを務めていた構造体。
未確認構造体αから「好敵手」と認められる程の実力を持つ。
北極航路連合に所属していた時期は人馬型の機体を使用していたが、現在は特別隊員として空中庭園に迎えられ、人型の装甲型機体で戦闘に参加している。
単独行動を好むが、他者と接することを嫌っているわけではなく、むしろ誰よりも孤独を恐れ、仲間との絆を大切にしている。
九龍連合体
黄金時代に東アジア沿岸都市で設立された「九龍商会」が前身となり誕生した組織。その要塞である九龍環城には空中庭園を管理するスーパーAI「ゲシュタルト」の同源AI「華胥」が存在する。
パニシング発生後は完全に閉鎖、独立した組織として地上に留まったため、構造体技術も免疫時代のレベルに留まっている。パニシングへの反撃のために動く他の勢力とは異なり、自分たちの存在とその記録を可能なかぎり「遺す」ことを志向している。
九龍最後の首領。王位継承者として帝王学を授けられ、透徹した使命感を持つ一方で、人間が持つ機微には疎いところがある。
人類をパニシングから救済するため、人類をデータ化してバーチャル空間に保存する「万世銘」計画を実行しようと企み、空中庭園や昇格者と対立する。空中庭園からは彼女もまた昇格者として定義されていたのだが…?
蒲牢 / ホロウ / KCS-54(cv. 長縄まりあ)
九龍夜航船の都市機能を管理する「九龍衆」のひとり。主に九龍夜航船の治安維持や防衛関係の業務を担当している。並外れた怪力の持ち主であり、カンフーや雑技団の舞踊を思わせる徒手空拳と、身の丈程もある超重量の旋龍刃で悪党を成敗する。
登場時は強者の佇まいでレイヴン隊と接触したが、実装される頃にはマスコット化が進んでおり、愛嬌とあざとさを併せ持つ優等生アイドルのような独特の立ち位置を得ている。
機械教会
パニシング発生後、「セージ・マキナ」が各地に描き残したグラフィティアートによって“覚醒”した機械体たちが構成する、人類には認識されていない組織。主要メンバーはタロットをモチーフとしたコードネームを持ち、組織を主導する機械体「アルカナ」が目指すセージ・マキナを伴った宇宙への船出のために、宇宙船建造用の資源を集めている。
元来は科学理事会による機械意識実験を記録・分析する目的で開発された啓発式人工知能管理機械A型(Heuristically Artificial Intelligence Caretaking Machine-Alpha)。騒乱に際してバイオニックのメイドロボットにデータを移され、自身の創造主が最後に願った「実験体MPL-00の捜索・保護」を使命として行動している。普段の性格は実験体との対話に用いていた疑似人格134号がベースとなっている。教会でのコードネームは「隠者」。
シブナ
「死神」。ハカマの後に教会へ加わった、精悍な獣人型の機械体で、建設や偵察任務を担う。物腰は丁寧だが、狂信的な節のある教会メンバーの態度には辟易しており、一歩引いたスタンスのハカマと行動する方が気楽な様子。
カグウィル
初代「戦車」。厳めしい口調の黒衣の機械体。セージの情報を求めるハカマと交戦し、彼女を教会へ連れ帰る。単独行動中にホーク隊との戦闘により命を落とし、その名は教会の軍隊を指す呼称として残された。
ゼロ
「恋人」。行方知れずのセージの行動シミュレーションを担当しており、フランクな言動の端々から独りよがりにも思える過剰な信奉が滲む。
輝ける行進者
二代目「戦車」。対人用の戦闘機械という出自を持つため、同胞とさえ戦い続ける人類への諦観や、機械を忌避し破壊してきた者たちへの憤りを抱いている。誇りある武人として、自身が認める者には一定の敬意を払う側面も持つ。
ネヴィル
「魔術師」。技術開発担当者として教会の「方舟計画」に携わる。自ら改造・調整を手がけた輝ける行進者を「カガちゃん」と呼んで肩入れしている。
アルカナ
セージの代理人として機械教会を取り仕切る女性型の機械体。「国王」とは別に、機械体たちを「子供たち」と呼ぶことから「ママ」の尊称を持つ。一見すると穏やかだが、人類滅亡後の世界を見据えており、機械体の未来のために空中庭園の襲撃すら画策する潜在的な危険因子。ハカマの感情分析でもその真意を読み取る事は叶わない。
昇格者
パニシングに侵されながらも「選別」を経て自我と理性を保ち、昇格ネットワークから供給される力を振るう、代行者にして執行官。下位の侵蝕体を指揮する能力を持ち、パニシングそのものが志向する人類の抹殺を戦略的に実行する、人類にとっての危険因子。
ルナ一派
ルナの選別を受け、彼女に付き従う集団。グレイレイヴンとは因縁が深く、幾度も激突することとなる。
α(アルファ)/ 深红之渊 / UNKNOWN
白髪の女性型構造体。極めて高い単体攻撃能力を誇り、居合を織り交ぜた剣技で他を圧倒する。ルシアの視覚情報にのみ謎のノイズを残し、その風体や武装はルシアに酷似している。
ロラン / 罗兰 / BPB-26(cv. 遊佐浩二)
青年の姿をしたフランクな態度の昇格者。刹那的、享楽的に振る舞う一方では、昇格ネットワークや昇格者の在り様について思索するなど、理知的な側面も併せ持つ。ルナの側近としては古株であり、底知れない態度の裏には忠誠よりも深い思惑を秘めている。ギャグ時空では何かととばっちりを受けがち。
ガブリエル
機械体の巨躯をコートで覆った昇格者。昇格ネットワークに絶対の恭順を示し、理屈っぽい性格をロランには皮肉られている。いずれ到来する新時代においてパニシングと共生可能な強い個体に興味を持っており、時に敵対勢力すら勧誘する。
ラミア
腰から下が蛇のような女性型。自称「人魚」。陰気で消極的だが、与えられた分の仕事はして見せるタイプ。パニシングを媒介して他の構造体に干渉し無力化する搦め手を使う。密かに外部勢力と通じており、保身優先で強かに立ち回っている。
少女の体躯に不釣り合いな強大な力を持つ昇格者。自身を守り育ててくれたルシアのために黒野へ赴き、身代わりで改造手術を受けるも、最終段階でパニシングに侵蝕されてしまった。銃撃を受けて廃棄されながらも、侵蝕への適応によって生き永らえ、昇格ネットワークの代行者として覚醒する。
その他の昇格者勢力
フォン・ネガット
黒いコートに身を包み、マスクで口元を隠した男性の姿をした昇格者。ルナと同じく、昇格者の中でもより強大な力と権限を持つ「代行者」の一人。品格すら感じさせるほどに紳士的だが、人類を地球に災厄をもたらす害悪と考え、人類を葬り去るためパニシングによる大選別を画策する。
慈悲者
神秘的な雰囲気を纏った女性の姿をした昇格者。
敵味方や善悪を問わず平等に、適した者に再機会を与える「代行者」とされているが、詳細は不明。
また、「慈悲者」という名前自体が人々が彼女の印象から付けたものであり、彼女の正体や目的、行動原理は謎に包まれている。