概要
常に目隠しをした盲目の剣士。フルネームは「ケンシ・タカハシ」
名前の由来はそのまま『剣士』からとっている。
日本刀を手に戦う他、超能力を持っており、それらを併用した独自の剣術を体得している。
実は元々目が見えていたのだが、シャン・ツンとやり合った際、潰されてしまったらしい。
登場作品
モータルコンバットデッドリーアライアンス
本作より初登場。
超能力はアーマックの命を救い、洗脳を解いたお礼として授けられた。
モータルコンバットディセプション
モータルコンバットアルマゲドン
オープニングでクァン・チーと大立ち回りをしているが、1歩及ばず腹を剣で貫かれてしまった。
その後アーマックにすんでのところで助けられるも、変身していたシャン・ツンにトドメを刺されてしまう。
エンディングではブレイズの力を得て視力を回復させるが、その他五感が研ぎ澄まされすぎたため隠遁生活を送るというものになっている。
モータルコンバット9
ストーリーに関係しないが、DLCで参戦。
歴史を遡った影響か、アーマックとは協力関係ではなくなっており、超能力も遺伝という設定に変更された。
モータルコンバットX
本人参戦の他、彼の一人息子である『タケダ・タカハシ』が参戦。
一族の家宝でもある愛刀『セントー(戦闘)』を手に、地球側の戦士として戦う。
モータルコンバット11
息子のタケダ同様、本編未登場でプレイヤーキャラとしての参戦も無し。タケダの方は極秘任務に従事中とキャシーが言っていた為、彼もどこかで任務に従事しているのだろう。と思われたが……(後述)
モータルコンバット1
久々に登場。勿論プレイアブルでストーリーモードにも絡んでくる。
歴史再編によって日本最古の士族「タイラ」が没落の後に変化した極道組織の幹部(恐らく若頭)となっており、一族の悲願を果たす為に家宝「セントー」を取り返す為、ジョニー・ケイジの邸宅「カサ・デル・ケイジ」に侵入するも失敗。紆余曲折あってケイジと共にリュウ・カンからアースレルムの戦士として選抜される。
その後、とある任務に従事中、タルカットで変貌したミレーナに両目を潰されてしまう。
FATALITY
- 超能力で相手の目玉を抉り取り、捻り潰す。(MKDA)
- 超能力で相手を持上げ、捻り潰す。(MKD)
- 槍投げの要領で日本刀を相手の胸にぶっ刺し、引っこ抜く。(MKD)
- モニターに何回か相手を超能力で叩きつけ、遠距離から日本刀で逆袈裟斬りを喰らわせ両断する。(MK9)
- 日本刀を相手の背後に投げて地面に刺し、超能力で相手を持ち上げ、そのまま日本刀の方へ放り投げてぶつける。(MK9)
- 日本刀を空中でプロペラの様に回し、超能力で持ち上げた相手をそのまま引き込み、相手を頭部から順に輪切りにする。(MKX)
- 超能力で相手の肋骨を引っこ抜き、神経でマリオネット人形のように持ち上げ、日本刀で斬って地面に落とす。(MKX)
- サイコキネシスで相手を宙吊りにして無理やり上を向かせ、開いた口からドリルのように回転するセントーを捩じ込む。その後、先祖の幻影が引きずり抜いたセントーを相手の背後でキャッチしてそのまま唐竹割りにする。(MK1)
こぼれ話
モータルコンバットシリーズは『4』以降はビジュアルが実写から3Dに移行したが、現地(アメリカ)では『4』以降に登場したキャラクター達は何気にアンチが多くついていたりする。
(主な理由は必殺技等が過去キャラの二番煎じだったり等。)
しかし、ケンシは3Dになってからのシリーズに登場したキャラクター達の中ではそれほどアンチは多くないらしく、寧ろ人気面においては高い方であると言える。
『ディセプション/アンチェインド』のオマケモードである『パズルコンバット』(後にDS版『UMK3』にも収録)では、使用可能なキャラクター達の殆んどが実写時代からのキャラクター達である中、ボー・ライ・チョーと共に参戦している。
(因みにこのモードの読み込み画面の中にはアシュラやホタルが登場する物もある為、当初はこの二人もプレイヤーキャラとして出す案があった模様。)
『9』では遂にリストラされたかと思えば、DLCキャラクターとして無事に続役。
更に『X』では彼の一人息子が新キャラクターとして参戦。
この様な点から、彼は3Dに移行してからのシリーズに登場したキャラクター達の中では一番人気が高く、優遇されていると言っても過言ではないかも知れない。
関連タグ
ネタバレ注意!
MK11におけるケンシ
MK11にプレイヤーキャラとしても、ストーリーモードのイベント限定の登場もしなかったケンシだが、実は登場している。
MK11にはストーリーモードと対戦モードの他に、隠しアイテム解放の為の「探索モード」である「Krypt」が存在している。このKryptの舞台である「シャン・ツンの島(Shang Tsung's Krypt)」に登場するのである。……死後かなり経過したであろうミイラ化した死体として。
なぜこうなったかは不明だが、Kryptモードが本編と関わりがある事を考えるに(Kryptのプレイヤーキャラである盗掘者が、DLCであるAfter Mathでとある場所にて無惨な死体として登場するなど)、何らかの目的を持ってシャン・ツンの島に潜入し、そこで何者か(恐らくシャン・ツン本人か、協力者の一味)によって愛刀セントーを奪われてそれで背後から串刺しにされた挙句、オブジェにされるという悲惨な末路を辿ったものと推測される。
因みに彼の遺品である目隠しはKrypt探索のキーアイテムであり、装備するとKrypt内部の魂を可視化出来る。