概要
『ONE PIECE』のアニメオリジナルキャラクター。ゾウ編とホールケーキアイランド編の間の話である『海軍超新星編』にて登場。ビッグ・マムを仕留めるためにマムの本拠地に近いG-F支部に赴任してきた若手の海兵。ルフィからのあだ名は「グラタン」。
プロフィール
人物
赤と黒の2Pカラーのソフトモヒカンと左頰の傷が特徴。海軍コートは何故か裾の部分がボロボロになっている。辛い物が苦手。元海軍大将“青キジ”を慕う若き熱血海兵であり、幼い容貌などをからかわれたり、恩人である青キジを侮辱されるとすぐに激昂する等、感情の起伏が激しい上にやや協調性が欠けているせいで(一部を除く)周囲からは悪い意味で一目置かれている。しかし、かつて同じ部隊にいたアント・デ・ボナム、シモイ・ザッパには気を許しており、態度も軟化する。また、上司のプロディに向かって作中最強格である四皇を「俺が倒しに行ってやるよ。」と発言するなど世間知らずかつ無鉄砲な面も目立つ。
戦闘能力
悪魔の実を食していることは判明しているものの、動物系である以外は名称も詳細も不明。
能力を解放すると左腕がゴリラを思わせる赤毛の獣の巨腕に変化するがどうやら制御できていないらしく、幼少の頃に能力が暴走して島1つを壊滅させてしまった事も(青キジと出会ったのもその時)。
そのため現在は鎧のような拘束具を左腕に装着しているが、能力が暴走して周囲に無用な被害を出しかねないというリスクから待機命令が出されることもザラだった様子。普段は腰にぶら下げた短剣2本を得物として扱う。
悪魔の実の能力は使えずとも、その実力は僅か17歳という海軍のキャラでは最年少の年齢で大佐にまで昇りつめており、アニメ終盤では今まで制御出来なかった左腕も一応は拘束具無しに制御出来るレベルに至っているなど伸び代も充分だが、短気かつ喧嘩っ早い性格のため損をしている。
変身できるのが体の一部分(左腕のみ)という点や、制御しきれず暴走した描写など通常の動物系とは明らかに異なる性質を持つことから、ファンの間ではSMILEの能力者ではないかとの見方もあるようだ。
経歴
幼い頃、能力の制御が出来ずに暴走してしまった結果、島1つを破壊。自身の暴走を止めた青キジによって海軍に引き取られ、部下としてボナム、ザッハと共に過ごす。青キジが軍を脱退した後はガープの下に引き取られるも、ビッグ・マム討伐のためG-F支部への異動を打診。しかし、G-F支部に異動した際に支部の海兵と揉め事を起こし、軍艦1隻を破壊した。
ルフィが基地内に潜入した際はボナム達と共に追い詰めるが、格上のルフィにあしらわれた挙句、拘束具を外して1対1の勝負を挑むも、ギア3を使われ敗北した。
余談
2019年8月9日に公開された劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』において、海軍が海賊万博の会場であるデルタ島を急襲した際、ワンカットのみではあるが、登場している。
関連タグ
ネロ(デビルメイクライ)…人ならざる力を宿した片腕や感情の起伏が激しい性格等が共通している。