『彼が死の間際まで燃やし続けた怒りは、紛れもなく本物……』
「ならばその無念の涙……この『拷問ソムリエ』が拾い上げる!」
『手加減は無しだ。久々に真の鬼となろう……』
「人を食い物にする外道が…… お前は相応しい所へ送ってやる」
「豚のように騒ぐな、鬱陶しい」
「矢野健太郎と今井美也子……この名に憶えはあるか?」
外道「し、知らねぇ! 知らねぇよ!」
「貴様が食い物にした女と、貴様を追っていた男だよ! 知らない訳がねぇだろうが!」
「男の方を殺したのは貴様だな?」→外道「お…俺じゃない。俺は半グレに奴を始末してくれって頼んだだけだ。」
「ソレを殺人教唆と言うんだ、馬鹿め!!」
外道「俺は需要にこたえただけだ!皆が望むものをつくったんだよ!」→「なんだとコノ野郎……!! 流川……バット借せ」→流川「どうぞ」→外道「え?え?」→「フン!」→「ボグエエエエ!」
「そんな嬉しそうな声を出すな…… すぐに分かるさ」
「なに、大したことじゃあない。その輪に高濃度のフッ酸を塗っておいたのさ」
「おい、ラストチャンスだ。視聴者に聞いてみようじゃないか…… お前が死ぬ映像を見たいかどうか、サイトのSNSで呟け」
外道「馬鹿か! 死ぬ映像なんて見たい筈がない!」
「流川、返答はどうだ?」→流川「コメント欄は……『見たい』で溢れています」
外道「嘘でしょ……」
「残念だったなぁ。お前が言うように……皆が望むモノを届けないと」
「その苦しみはお前がこの世で味わう最後のモノだ。じっくりと楽しめ」
対象
アダルトサイトに投稿された動画を理由に「今井美也子」を恐喝、強姦して自殺に追い込んだ上その婚約者「矢野健太郎」を半グレに殺させたアダルトサイトの管理人(作中では「脅迫者」か「この野郎」と呼ばれている)に執行。
概要
首を締めることで窒息死を狙う絞殺用の拷問器具。
金属や木製の頑丈な椅子に罪人を固定し、その背もたれから対象である罪人の首に金属の薄い板をかけた後に、背もたれの後ろのネジを巻き上げることで、その板が首を締め上げる仕組みになっている。
経過
前述だけでも窒息死までに長く苦痛を感じることになるのだが、動画内では首を締める箇所に極めて毒性の強い高濃度のフッ酸を塗布していたため、対象の罪人は首を締められたことによる苦痛に加えてフッ酸の腐食作用による激痛に苦しむことになった。さらに拷問実行前の尋問で罪人がふざけた返答をしたため、伊集院はほとんどの髪の毛を毛根ごと素手で毟り取った上に、「外道に歯はいらない」という理由で付加刑として罪人の顔面をバットで殴り、全ての歯をへし折っている。また、罪人は伊集院からの脅しで、自身が死ぬところを見たいか自身のSNSで質問することになったが、罪があまりに悪質だったため「見たい」のコメントで溢れる結果となった。伊集院はそれに応えるよう一気に罪人の首を締め上げたため、罪人はその後首が千切れる寸前に絶命した。ちなみに、その一部始終を撮影した動画はSNS上で一般に公開されたが、この件について伊集院は逮捕どころか警察の取り調べを受けることすらなかった。
あとがき
スペインではガロットで罪人の首を絞めた後、火責め親指潰しなどの拷問を加えることがあった。
余談
尚、この動画では依頼人が伊集院と面会する前に殺害されており、依頼人が殺害されたのは初めてのケースである。しかし、後述の炭火責めの回とは異なり依頼人を殺害した半グレは拷問の対象にはならなかった。また、被害者女性との性行為の様をネット上に流出させたある意味今回のエピソードの元凶とも言える被害者女性の元交際相手の男について触れられることはなかった。
関連タグ
ジェームズ・ボンド:ワールド・イズ・ノット・イナフで敵役ボンドガールにやられた。
ネット関係の回
ガロット椅子→野うさぎ責め
成り行き的に仕事になった回
ガロット椅子→審問椅子