概要
1962年、盛岡駅~秋田駅間を花輪線・奥羽本線経由で運行する準急列車として運行開始。その後、増発や延伸も行われたたり急行列車に格上げされたりしたが、盛岡駅発着の便が「はちまんたい」に改称されて一旦消滅した。
1970年10月に上野駅~弘前駅・鳴子駅・宮古駅間の気動車急行「みちのく」が急行「そうま」「さんりく」「よねしろ」に三分割された時に愛称が復活、「はちまんたい」も「よねしろ」に統合。最盛期には宮古駅発着となった便もあったが、1982年11月に盛岡駅~大館駅・弘前駅間の運行となったが、1985年3月、快速「八幡平」に格下げされ、一旦消滅。
1986年11月、再度「よねしろ」の愛称が復活。運行区間は秋田駅~大館駅~陸中花輪駅(現・鹿角花輪駅)に変更された。秋田駅~大館駅間で急行運転を行い、大館駅~陸中花輪駅間は普通列車(各駅停車)として運行。
定期券でも乗車することができたため、通勤優等列車の役割も果たしていた。JR化後に使用車両である気動車・キハ58系の座席をリクライニングシートに交換するなど車両のリニューアルも行われたが、1993年12月に701系電車による快速「しらかみ」(後の「しらゆき」)が運行を開始すると、速さや停車駅数で逆転現象が発生した。
2002年12月ダイヤ改正で廃止。その後は運行系統そのままで愛称なしの快速列車に格下げされたが、その快速列車も2008年3月、奥羽本線と花輪線に運行系統が分割され消滅した。