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よねしろの編集履歴

2023-11-14 09:27:56 バージョン

よねしろ

よねしろ

よねしろは日本国有鉄道(国鉄)・JR東日本が運行していた列車に用いられていた愛称である。

愛称の由来は秋田駅鹿角市岩手県八幡平市に跨がる中岳から秋田県大館市北秋田市を経て能代市へ向かって流れる米代川。ちなみに米代川は河口付近では「能代川」とも呼ばれ、大日本帝国海軍軽巡洋艦の「能代」は米代川の別名である能代川から名付けられている。

国鉄時代からJR時代に掛けて花輪線を走る優等列車に用いられた。


概要

一期目

1962年2月、盛岡駅秋田駅間を花輪線・奥羽本線経由で運行する準急列車として運行開始。

1963年10月、1往復増発し2往復となる。

1965年10月、1往復が仙台駅発着となる。

1966年4月、急行に昇格。同年10月、「よねしろ」の仙台駅発着便が上野駅弘前駅鳴子駅宮古駅間の気動車急行「第1(上りは第2)みちのく」の弘前編成となり廃止。

1968年10月、盛岡駅発着の便が「はちまんたい」に改称されて一旦消滅。

二期目

1970年10月、急行「みちのく」が急行「そうま」「さんりく」「よねしろ」に三分割された時に愛称が復活。運行区間は仙台駅~花巻駅~秋田駅間となる。

1972年10月、盛岡駅発着の「はちまんたい」と急行「さんりく」の宮古駅~花巻駅~秋田駅間(釜石線山田線・花輪線経由)を「よねしろ」に統合、運行区間を宮古駅・盛岡駅~秋田駅間となる。

1982年11月、盛岡駅~大館駅弘前駅間の運行となる。

1985年3月、快速「八幡平」に格下げされ、再び消滅。

三期目

1986年11月、「よねしろ」の愛称が再度復活。運行区間は秋田駅~大館駅~陸中花輪駅(現・鹿角花輪駅)に変更された。急行区間は秋田駅~大館駅間のみであり大館駅~陸中花輪駅間は各駅停車として運行した。一方、快速「八幡平」は大館駅発着便を廃止し弘前駅発着便のみとなる。

2002年12月、東北新幹線八戸駅延伸開業によるダイヤ改正で無名の快速列車へ格下げされ三度目の廃止となる。

無名快速格下げ後

2008年3月、旧「よねしろ」の快速列車が大館駅を境に奥羽本線と花輪線に運行系統が分割、奥羽本線系統は701系電車化され、花輪線系統は盛岡駅~大館駅間に1往復設定されキハ110系化された。

2022年9月25日、「北東北三県大型観光キャンペーン」の一環で快速「レトロよねしろ」を運転。運転区間は秋田駅~鷹ノ巣駅間(当初は秋田駅~大館駅の予定だったが鷹ノ巣駅~大館駅間が大雨で被災したために変更された)。JR東日本のイベント用旧型客車であるスハ43系などを使用しDE10のプッシュプルで運行された。


余談

  • 三期目の「よねしろ」は定期券でも乗車することができたため、通勤優等列車の役割も果たしていた。JR化後に使用車両である気動車・キハ58系の座席をリクライニングシートに交換するなど車両のリニューアルも行われたが、1993年12月に701系電車による快速「しらかみ」(後の「しらゆき」)が運行を開始すると、速さや停車駅数で逆転現象が発生した。
  • 車両については最後までキハ58系のままでキハ110系が投入されることはなかった。
  • 2015年3月に花輪線に最後まで残っていた快速「八幡平」の下りが盛岡駅→大館駅間、上りが大館駅→鹿角花輪駅間の普通列車に変更され廃止されことで花輪線から定期速達列車が消滅した。
  • その後も鹿角市で「花輪ばやし」が行われる8月19日・20日のみ秋田駅~鹿角花輪駅間の臨時快速「花輪ばやし号」が運転されていた。しかし、現在は大館駅止まりとなった快速「花輪ばやし号」に臨時各駅停車の「花輪ばやしリレー号」が接続する形に変更されている。


関連タグ

国鉄 JR東日本 急行列車 列車愛称 奥羽本線 花輪線 みちのく(列車名)

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