概要
秋田県中北部に位置する市。2005年(平成17年)3月に鷹巣町・森吉町・阿仁町・合川町が合併して成立。
米代川が西流する。北部の鷹巣盆地では稲作が盛ん。
1998年(平成10年)7月に開港した大館能代空港がある。
面積1,152.76km²、人口30,702人(2020年《令和2年》)。
市の文化財として「綴子大太鼓」は国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財とされている。
他に「伊勢堂岱遺跡」は「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する遺跡として2021年(令和3年)7月に世界文化遺産登録された。
中西部の合川地区の小阿仁川流域には、小高い丘や田圃に灯りを灯し、祖先の霊を供養する「万灯火」と呼ばれる全国的にも類例が少ない伝統行事が存在する。
中部森吉の米内沢地区は、江戸時代の阿仁川水運による物流の拠点として栄えた他、県立自然公園域内の森吉山周辺には、クマゲラの棲むブナの原生林や多数の瀑布が散在する自然があふれる。
マタギで有名な里阿仁地区は1978年(昭和53年)に銅山が閉山するまでは、銅山の町として発展した。
閉山までの約670年間には、阿仁地区のみならず日本の産業及び伝統文化を支えてきた。
旧阿仁鉱山に残る『外国人官舎』は国の重要文化財として指定され、『根子番楽』は国の重要無形文化財として登録されている。
隣接自治体は秋田市、大館市、能代市、鹿角市、仙北市、山本郡藤里町、北秋田郡上小阿仁村など。
交通
空港
大館能代空港
鉄道
JR東日本
奥羽本線 太字は特急停車駅
秋田内陸縦貫鉄道 太字は急行停車駅
鷹巣駅 西鷹巣駅 縄文小ヶ田駅 大野台駅 合川駅 上杉駅 米内沢駅 桂瀬駅 阿仁前田温泉駅 前田南駅 小渕駅 阿仁合駅 荒瀬駅 萱草駅 笑内駅 岩野目駅 比立内駅 奥阿仁駅 阿仁マタギ駅
道路
高速道路
蟹沢IC(21) 伊勢堂岱IC(22) 大館能代空港IC(23) 鷹巣IC(24)