スキヤポデス

すきやぽです

スキヤポデスとはインドにいたという異形の民族。

概要

1世紀のプリニウスの『博物誌』に、紀元前5世紀の冒険家でもあった医師「クテシアス」が言及したと記述される、インドに住むという一本足の民族。

スキアポデスやモノコリとも呼ばれている。

足は一本しかないが機敏に跳ね回ることができ、暑くなると背中から寝そべり、大きな足を日傘のように使い日差しから身を守るといわれる。

名前の意味はギリシャ語でそのまんまの「影足」という意味である。

「スキヤポデス」というと、この作品が特に有名である。

赤ちゃんのような服を着た小人で、デカい足にコンプレックスを抱いているので指摘されると怒る。「三十文キック」を得意とし「にばーい」と分裂して連続攻撃する技も持つ。

帽子に黄色い装飾があるので、MSX版の『魔導物語』ではアルル・ナジャにひまわりだと勘違いされている。

PC-98版の全裸でリアルな姿は原典に近い。

ぷよクエにはゾンビやのみと同じく登場しない。一本足ということで自主規制されたのであろうか。

なお1989年制作のTVアニメ『悪魔くん』の一本足の精霊サシペレレは、伝承とは異なる二本足にアレンジされ登場している。

この記事のメインイラストも含めて、pixivの投稿はほとんどがこのキャラクターである。

インド神話風の世界が舞台の押井守監修のRPG。荒野に出現する一つ目一本足の鬼いっぽんどっこは、一見妖怪一本ダタラがモチーフだが、上記の『魔導物語』と同じくボルヘスの『幻獣辞典』や澁澤龍彥の著書の影響が見られるため、辺境の異民族としてのイメージが反映されている。

なお、こちらは「二十文キック」で攻撃してくる。