たすてけ勇者一行がくぁwせdrftgyふじこlp
たすてけゆうしゃいっこうが
(完璧に隠蔽して引きこもってる筈なのになんで勇者一行がくるんだぁぁぁぁ!!)
(嫌だァァァ!!)
(死にたくないぃぃぃ!!)
『葬送のフリーレン』の世界の魔族にTS転生してしまった主人公。
陰キャ童貞社畜であった前世の人格と知識がそのまま引き継がれてしまっているがゆえに魔族でありながら人を食らうことも他者と争うこともできず、森の中で長い時を1人引きこもって生活していたが、あろうことか魔王討伐を終えて王都へと帰還中であったヒンメル一行と遭遇してしまう。
相手が相手ゆえに逃げることもできず、おまけに魔族であるがゆえに命乞いも不可能という絶望的な状況の中、彼女が取った行動は……
概要
SS・小説投稿サイト「ハーメルン」にて連載されている『葬送のフリーレン』を原作とした二次創作小説。
作者は丹羽にわか氏。
項目名のとおり「たすてけ」が正しい表記であり誤字ではない。
↓本作リンク先↓
https://syosetu.org/novel/331198/
ジャンル自体は二次創作SSの定番である「原作知識を有するTS転生オリ主もの」。
ただし、この手のSSによくある「原作介入もの」ではなく、むしろ主人公は原作に介入しないようにフリーレンをはじめとした原作の登場人物たちから積極的に逃げまくり、原作不干渉に徹しようと奮闘する物語である。
……まあ、当然そんなことは神もとい作者が許してくれないのだが。
原作における魔族の設定ゆえにフリーレンたちと仲間になったり共闘することはできないどころか、戦闘能力も戦う意志もないので「フリーレンたちに遭遇=死」という「魔族式オワタ式」とでも言うべき生存難易度マニアクスっぷり。
それでもアニメで得た原作知識(つまり原作漫画は未見)をフル活用して自らの生存を第一に足搔き続ける主人公と、そんな主人公の魔族としては異質すぎる行動に対する勘違いから良くも悪くも振り回される原作登場人物たち(人間・魔族問わず)の温度差のギャップが本作の魅力。
作者曰く、原作「黄金郷編」のエピソードまでは執筆する予定だが、それ以降は未定とのこと。
主要登場人物
ナーリン
本作の主人公。
陰キャ社畜の日本人男性の前世を持つ魔族の女。
名前はドイツ語で「愚か者」や「道化師」を意味する「Narr」の女性形「Närrin」に由来する。
魔族として長い時を生きているが、前世の人格と知識をそのまま引き継いでしまっているため、魔族でありながら人間を食らうことや人間と争うことを自らの禁忌としている変わり者。
加えて個人主義の傾向が強い魔族社会の影響もあってコミュ障であり、自らの真意を相手に対しても伝えるのが(それこそ同じ魔族に対してでも)ヘタクソ。
また、上記の理由から人に対して撃ったことがないので攻撃魔法もロクに使えないため戦闘能力はほぼ皆無である。
それでも長い時を生きているので魔力だけは莫大な量を保有しているため、それを利用した魔族ロールプレイによるハッタリ(要は舌先三寸)で迫りくる命の危機から逃げまくる。
偶然からヒンメル一行と遭遇し、その際にフリーレンとも少なからず関わりをもってしまったことがきっかけで「狡智の大魔」の異名を持つ大魔族として人類から恐れられる存在になってしまう。
外見は他の主だった魔族同様人の姿をしているが、肌の色は青く、黒白目に赤い瞳といういかにも人外な外見をしている。
身長はフリーレンと同じくらいらしい。