機体データ
型式番号 | GAT-SO2R |
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動力源 | 核エンジン |
所属 | 地球連合軍(非正規部隊) |
概要
GAT-01A1 ダガーをベースに、GAT-X207 ブリッツの機体データを組み込んで開発されたGATシリーズの特殊戦用機。主に敵施設の工作任務や要人の暗殺又は誘拐といった非正規戦などに投入されている。
ニュートロンジャマーキャンセラー搭載型核エンジンを採用した事で、核分裂を抑制するニュートロンジャマーの影響を受けずに活動可能になり、核エンジンによるエネルギー供給でミラージュコロイドステルスも長時間の展開が可能になっている。
ちなみに、Nジャマーキャンセラーの軍事利用もミラージュコロイドステルスもユニウス条約に違反しているため、事実上ユニウス条約の二重違反を犯している機体として開発されている。
その経緯もあり、どっからどう見ても地球連合軍のMSだが連合軍の公式記録に載ることは一生無い、と言う立ち位置になっている。
ダガーを素体としている上に名称もダガーと呼ばれてはいるが、顔はほぼブリッツのままであり、少なくとも見た目は完全にガンダムである。
また、ほぼ忍者みたいな動きをするため、誰が呼んだか『忍者ダガー』と呼ばれている。公式でも「ニンジャワークス」、「シノビマフィア」なる呼称が存在する。
武装
バルカンなどの内蔵武装は無く、ほぼ全て実体武装である。
DFH-S2026 攻盾システム「シルトゲヴェール」
右腕に装備された複合武装。
アンチビームシールドの裏面にビームライフルを搭載している。ブリッツのトリケロスを参考に改良されているが、ビームサーベルとランサーダートは排除された。
名称はドイツ語の「盾」(シルト)と「銃」(ゲヴェール)に由来。
70mm高エネルギーブラスター
NダガーNの主武装であるビームライフル。
ピアサーロック「ハーケンファウスト」
左腕に装備された有線式ロケットアンカー。
スラスター付きであるため、ある程度自在に動かせる。
ブリッツのグレイプニールを参考に改良されているが、先端が熊手の形状になっているため、射出せずに格闘武器として使用する事が出来る。代わりにグレイプニールでの敵機の捕獲と言った用途は不可能になっている。
GES-D07G+ 対装甲刀
左腰に装備された刀剣。刀身は大小2振り存在する。
見た目は忍刀のような意匠だが、ストライクのアーマーシュナイダーの改良モデル。
Mk315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾
右腰のキャニスター内に格納される短剣型の投擲弾。投擲後はロケット推進によって目標に到達し装甲を貫徹、内部で炸裂しダメージを与える。その姿、クナイを投げつける忍者の如し。
また、近接格闘戦ではアーマーシュナイダーの様な短剣としても使う事ができる。
EQS1358 アンカーランチャー
ストライクEやノワールストライカーに採用された物と同型の多目的アンカー。機体の各部に搭載している。
使用されるワイヤーはMSクラスの重量を持つ質量体であっても懸架可能な強度があり、これを用いて本体のスラスターを吹かさずにアンカーを引っ掻ける事で、熱感知をされずの移動が出来る。本機のミラージュコロイドステルス展開時の移動手段として多用されている。
余談
- ゲヴェールとゲベール
このゲヴェール(Gewehr)はテレビ本編ではシュベルトゲベールの名名前に使われる「ゲベール(Gewehr)」の事で、「銃」という意味の単語である。表記が異なる理由は不明。
関連タグ
機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY MSV