機体データ
概要
GAT-01A1 ダガーをベースに、GAT-X103 バスターの機体データを組み込んで開発されたGATシリーズの砲撃機
当初、砲撃戦運用の量産機の開発は、ダガーに装備させる砲撃用のストライカーパックの開発が進められていた。その際にバスターと同等の装備を持つ「バスターストライカー」の検討がされるものの、さらに高度な性能を求めた際にダガーの機能とストライカーパックの組み合わせだけでは、砲撃機として求められた要求値を満たせない事が判明する。結果、ダガーをベース機としつつバスターの各装備を固定装備化する設計に変更、その経緯で本機が開発される。実際に、胸部周りはダガーに無かったセンサー類が増設されている。
また、GAT-X131 カラミティ用の火器(シュラーク等)の搭載も検討されていたが、量産機としては火力過剰と判断され廃案となった。
生産された機体はC.E71年8月8日に開始された地球連合軍の「八・八作戦」の一環であるオーストラリアの「エアーズロック降下作戦」に初めて投入された。中でも、レナ・イメリア中尉(後に大尉)機の軽快な機動とミサイル乱射による弾幕を有効利用した戦法は、正に彼女の異名である「乱れ桜」に相応しいものであった。
戦後は対艦攻撃・砲撃戦のストライカーパック「ドッペルホルン連装無反動砲」が開発されたためか、本機の追加生産はされていない。ランチャーストライカーすら少数生産される程度に留まっている中、本体も専用設計なのがネックになっている。
武装
220mm径3連装ミサイルポッド×2
両肩のミサイルポッド。バスターの半分である3連装方式に変更されている。
350mmガンランチャー
バックパックの右アームに接続されるレールガン方式の散弾砲。
複数の弾頭が用意されている。
94mm高エネルギー収束火線ライフル
バックパックの左アームに接続される大型ビームライフル。
大口径・高出力を誇り、当時の戦艦の主砲をも上回る高火力を持つ。また、バスターと同様に二門を組み合わせて連結する事でサブジェネレーターを直結させ、より高威力の攻撃を可能とする。
- 連結時
対装甲散弾砲
ガンランチャーを前面に向け、収束火線ライフルを後に連結した広域制圧モード。
散弾ながら一発一発が艦艇の装甲を容易く貫通する威力を持ち、複数の目標に対して有効打となる。
超高インパルス長射程狙撃ライフル
収束火線ライフルを前に、ガンランチャーを後に連結した高威力・精密狙撃モード。
超遠距離のMSのボディや戦艦の中心を難なく貫徹する。
オプション装備
ES01 ビームサーベル
ストライクダガー等で共通する量産機用ビームサーベル。前腕部のハードポイントにオプション式のビームサーベルラックを装着しつつ、そのラックに各1基ずつ装備されている。ビームの色はストライクダガーと同じく黄色。
バスターには無かった近接格闘用装備で、同機の弱点であった「格闘能力の低さ」をカバーするために採用されている。
対ビームシールド
耐ビームコーティングを施したシールド。ジンの重斬刀を受け止める事も可能。前腕部のハードポイントに装備する都合か、ビームサーベルとの選択式となっている。カラーリングは不明。
関連タグ
ストライクダガー ロングダガー デュエルダガー ダガー 105スローターダガー
設計は異なるが「バスターストライカー」を採用した機体。