概要
全日本空輸が1993年から1995年まで運行した特別塗装機である。大きな青いクジラを中心とした海の生物が機体一杯に描かれているのが特徴。全日本空輸が搭乗者数5億人を突破したことを記念して行った、小中学生を対象とした機体のデザインの一般公募に、当時小学6年生だった大垣友紀惠さんの作品が最優秀作となって採用された。
一覧
以下の2機が存在した。
- 「マリンジャンボ」:ボーイング747-400D(登録記号:JA8963)。運航期間は1993年9月12日〜1995年5月31日。当初からこの塗装で落成した機体で、一般機と同様の塗装に変更された後も、機内入口に「マリンジャンボ」としての功績を記念するプレートが取り付けられていた。2011年8月3日に登録抹消され、退役。
- 「マリンジャンボJr.」:ボーイング767-300(登録記号:JA8579)。運航期間は1993年12月13日〜1995年5月22日。こちらは一般機を塗装変更したもので、ボーイング747の離着陸が困難な小規模の地方空港への訪問を主目的とした運航が組まれていた。一般塗装に戻された後も、やはり「マリンジャンボJr.」としての功績を記念するプレートが取り付けられていた。また、同機は2006年2月16日の神戸空港開港時に開港記念のロゴマークを入れられ、同空港のANA就航初便に起用された。2018年12月11日に登録抹消され、退役。
イラスト
動画
関連タグ
FLYING HONU(フライングホヌ)…全日空が運航しているエアバスA380の特別塗装機。海の生き物をテーマにした大型旅客機の特別塗装であるという共通点がある。
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